整形外科系

実地医家のための 骨粗鬆症診療 up-to-date 2023

s00759
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薬剤選択と有害事象への対応を含めて

■講師 塚原 聡 先生(湘南第一病院 副院長/整形外科 部長)
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【セミナー概要】
健康増進法に基づいた厚労省の基本方針、2024年から推進される健康日本21(第三次)には「骨粗鬆症検診受診率の向上」が明記され、国内ではますます骨粗鬆症の意識が高まっています。そして一般診療では、併存疾患が多い高齢患者を診ることは珍しくなく、骨粗鬆症や骨折既往もその例外ではありません。
2023年春に企画した「高齢者の筋骨格系アプローチ」(#719;2023年3月19日)講座では、骨粗鬆症関連のご質問を複数お受けしました。このような背景から、今回は 「患者さんや歯科医に骨粗鬆症について質問されるけれど、困ることがある」「骨粗鬆症治療はしているけど、最近のトレンドも知っておきたい」「薬は処方しているけれども次の一手がわからない」という方に向けて、骨粗鬆症マネジメントに特化して本講座を企画しました。みなさまのご参加をお待ちしています。

午前の部(10:00~12:00) 午後の部(12:30~14:30)
「2022 年開始の二次性骨粗鬆症予防加算と実際」
「骨粗鬆症リエゾンサービスと効果」
「骨粗鬆症の逐次療法〜次に選択する薬剤〜」
「ポジションペーパー2023 から読み解く薬剤関連顎骨壊死の考え方」
「骨粗鬆症治療の有害事象とその対応」
「骨粗鬆症と生活習慣病」
「ステロイド性骨粗鬆症ガイドライン」

セミナー要綱

セミナーNO. 759
開催日 2023年11月26日 10:00〜15:00
講師 ■塚原 聡 先生(湘南第一病院 副院長/整形外科 部長)
診療科目 整形外科、リウマチ・膠原病
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■11月26日(日)に開催しました第759回医療技術セミナー『実地医家のための 骨粗鬆症up-to-date 2023-薬剤選択と有害事象への対応を含めて』は盛会裡に終了しました。
講師には、湘南第一病院 副院長で整形外科部長であります塚原聡先生をお迎えしました。前回の3月12日の『高齢者の筋骨格系へのアプローチ – 脊椎骨折、偽痛風、リウマチ性多発筋痛症を含めて』(#719)に続いて、2回目のご出演です。
また、同テーマでの直近のセミナーについていくつかご紹介しますと、当時 信州大学整形外科の中村幸男先生のセミナー5件、『骨粗鬆症と関節リウマチの最新の話題と最新の薬物療法』(#701;2022年9月)、『骨粗鬆症と顎骨壊死、慢性疼痛』(#675;2021年1月)、『骨粗鬆症の診断と治療-疫学、骨代謝、骨折の観点から』(#629;2020年9月)、『多関節疾患と骨代謝』(#668;2021年9月)、『関節リウマチとその周辺疾患の診断と治療』(#649;2022年1月)、東千葉医療センター中島隆行先生の『多発外傷、骨盤・股関節周辺骨折の診断と治療-股関節周囲外傷の治療戦略』(#551;2019年5月)、武蔵藤沢セントラルクリニック和田誠基先生『骨粗鬆症の薬物治療-ビスホスホネート治療の考え方と使いこなし方』(#127;2011年11月)等があります。
当日の講義の組立てですが、以下の通りでした

午前の部
1.診療報酬と健康増進法からみる骨粗鬆症   
2.骨折リエゾンサービスと効果
3.骨粗鬆症の逐次療法〜最初と次に選択する薬剤〜(途中までで、後半は午後にも) 

午後の部
1.骨粗鬆症の逐次療法〜最初と次に選択する薬剤〜
2.生活習慣病、他疾患と骨粗鬆症
3.骨粗鬆症治療の有害事象とその対応
4.ポジションペーパー2023から読み解く薬剤関連顎骨壊死の考え方
5.ステロイド性骨粗鬆症ガイドライン 

講師の塚原先生は、冒頭で、「骨粗鬆症」の患者は、日本では1,280万名。年間 いまも97万人の患者が発生中であるとのことですが、高齢社会の進行により、大腿骨骨折発症率、二次性骨折率も深刻で、検診率も伸びておらず、治療薬処方率も伸びていない深刻な状況となっていると警告されました。また、前回の3月開催のセミナーでの質問に対する継続検討とされてきた内容について、ずっと考えてきた・・・ということで、講義にお使いのスライドも項目ごとに「clinical question」が各所に設定され、分かりやすい内容構成となっておりました。
質疑では以下の質疑が行われましたが、ここでは一部の質問のみを記し、興味ある方、回答を希望され
る方はDVDないし動画をお買い求めいただきまして、ご確認下さい。
Q1.内科の開業医ですが、骨粗鬆症にも対応しております。DIP58%の患者さんですが、FLAXで対応するには限界があると思われますが、どういう治療をすれば宜しいでしょうか? Q2.骨折直後の痛みの治療についてですが、エルシトニンとイベニティを使った治療で宜しいでしょうか? Q3.エムロンディの使い方ですが、ビスホスホネートにプラスして使って宜しいでしょうか? Q4.正常に近い骨を再生させる薬剤はあるのでしょうか? 骨折の術後のリハビリ、あるいは骨折予防のリハビリは有効でしょうか?    Q5.骨粗鬆症治療上の有害事象といえる急性期反応、例えば、発熱等は頻繁に起きるものでしょうか?最初の時点で説明しておいた方が宜しいのでしょうか? Q6.カルシウム製剤は処方した方が良いのでしょうか?それとも注射で? Q7.活性型ビタミンDのエルデカルト-ルは使っておられますか? Q8.関節リウマチの治療で、ビスマスホネート(BP)は使わないのですか?注射薬の方が良いのですか?  Q9.天然型ビタミン製剤ってあるんですか?(→活性型の間違い) Q10.疲労骨折等の脆弱性骨折の対応でステロイド剤は使われるのですか?どう使われるのですか? Q11.喘息の高齢者患者ですが、骨粗鬆症対策で活性型ビタミン製剤を日常から処方した方が宜しいでしょうか?

■講師 塚原 聡 先生(湘南第一病院 副院長/整形外科 部長)
<略歴 >
99年 3月 北里大学医部卒業
99年 5月 弘前大学医部付属病 院 整形外科医員
06年 3月 弘前 大学院 医学 研究科 博士課程修了
06年 4月 東京女子医科大学 附 属膠原病リウマチ痛風センター助手(のち助教)
08年 8月 同 准講 師
09年 9月 湘南第一病院 整形外 科部長
13年 3月 同 副院長(現在に至 )

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