感染症科系

すべての臨床医に役立つ コロナワクチンの光と影

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mRNAワクチンは人類に何をもたらしたのか?

■講師 村上康文 先生(東京理科大学 名誉教授)
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【セミナー概要】
2020 年来接種され続けてきたコロナワクチンのほとんどは DNA ワクチンまたは RNA ワクチンで、コロナウィルスの遺伝子をワクチンとして使っています。遺伝子ワクチンはまだ研究途上の実験段階で、遺伝子ワクチンが大規模で人間に接種されるのも史上初です。
コロナ「ワクチン」の名称は意訳で、もし正しく名称をつけるとすると「トランスジェニックスパイク遺伝子」でしょう。「実験的な遺伝子治療とも考えられます。スパイク遺伝子を発現させている、という所までは分かっていますがそれだけです。そもそもこれをワクチンと呼んでしまって良いのかすら分かりません。
現状認可され、世界で使われているワクチンはすべてウイルスの(毒性のある)スパイクタンパクの全長を使ったワクチンです。同一の抗原で繰り返し免疫化を行った場合、5 回目から死亡する例が激増し、7~8 回繰り返すと半分近くが死亡するという動物での研究結果もあるわけで、これを、5 回とか 6 回とか 7 回、人体に接種することにはリスクが伴う可能性があることを、ワクチン開発者は認識すべきでしょう。COVID-19の致死率は、SARSやMERSと比べると格段に低く、治療プロトコールが進歩したことにより致死率はさらに低下してきています。我が国では高齢者の接種や基礎疾患を持つ人への接種はほぼ完了しています。50 代以下の基礎疾患を持つ方への接種も完了していますが、COVID-19 のハイリスクグループへの接種は完了した現在、今後の 5、6 回といった、日本ではまだまだ現実的でない追加接種については・・・慎重に進めていくことが必要であると考えます。

午前の部(10:00~12:00)
1)この間接種されてきたコロナワクチンとは?
2)「ワクチン」と呼んでしまって良いのか?
3)ワクチンを人体に接種し続けるには大きなリスクがある
4)ワクチンを接種し続けてきた光(成果)と影(課題)
  mRNA ワクチンは人類に何をもたらしたのか?
5)今後の使用に関する問題点と課題

セミナー要綱

セミナーNO. 757
開催日 2023年10月8日 10:00〜12:00
講師 ■村上康文 先生(東京理科大学 名誉教授)
診療科目 免疫医学、抗体研究、感染症科
DVD価格 3,300円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■10月8日午前に開催しました第757回医療技術セミナー『すべての臨床医に役立つ コロナワクチンの光と影-mRNAワクチンは人類に何をもたらしたのか?』は盛会裡に終了しました。
講師には、東京理科大学名誉教授である村上康文先生をお招きしました。村上先生は、1987年から理化学研究所つくばライフサイエンス研究センター研究員を務められ、1999年から東京理科大学基礎工学部生物工学科教授、その後名誉教授(2021)。そして2002年から(株)バイオマトリックス研究所CSOとしてインフルエンザウイルス検出キット用の抗体開発に従事され(日本シェア80%、世界シェア 60%)、2012年からは(株)オーダーメードメディカルリサーチにてガン抗体の研究に従事され、2020年からはDDサプライ(株)CTOとして新型コロナウイルスの抗体開発に従事されてこられた方です。 

当日の講義の組立ては以下の通りでした。
1)新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の由来と性質  
2)日本の状況 2020年に実施した抗体検査から得られた知見   
3)国民の70%以上が交差免疫を保持(後に理研が証明) 
4)変異が多いRNA型ウイルスのパンデミックにワクチン接種は有効な手段であったのか?
5)抗原原罪の罠     
6)mRNAワクチンがもたらしたもの
7)史上最大規模の大薬害    
8)懲りずにレプリコンワクチン
9)現行のXBB対応型ワクチンの問題

講義は、「タイトルとしていただいた、新型コロナワクチンに「光」(成果)があったのか疑問を持っている。新型コロナウイルス対策は何もしなくて良かったのだ。つい先日発表された2023年ノーベル生理・医学賞の『mRNAワクチンの開発を可能にした塩基修飾に関する発見』だが、ノーベル賞の授与は通常は10年後とかの研究成果の科学的な評価が定着した後に授与されるのに、今回は焦って行われたところがあり、数年後には恐らく、訂正・取消されるであろう・・・」とのセンセーショナルな出だしで始まりました。

講演内容の要点を理解できた範囲で以下羅列しますと、
・2020年当初の新型コロナウイルスの由来と性質:感染初期、日本人は、新型コロナに対して交差免疫があるので、欧米人と比較して感染が少ないという説の山中伸弥教授の指摘するFactorXは存在した。
・ワクチン を打つと免疫力が下がり かえってコロナに感染しやすくなる。
・感染拡大は欧米の先進国から始まったが、結局 公衆衛生対策が遅れておりワクチン接種も進まず感染が広がると思われていたアフリカ諸国や発展途上国等では深刻な感染拡大は起こらなかった。
・今回ワクチンとして接種されたのはmRNAウイルスの遺伝子を使っており、研究途上の実験段階で大規模に人間に接種されるのは初めてで、まだ何も分かっていない。
・日本におけるワクチン接種は、重症化しやすい高齢者にこそ医療資源を振り向けるべきであった。一方で、若い世代には緩やかに感染拡大させて自然感染による集団免疫を目指すべきであった。
・イスラエルでは、ワクチン接種が3回目まで進んだ段階で危険性が指摘され、2022年から中止された。この最初の動きが広がり、世界的な規模での接種も3回目までで、その後は中止された。
・孤高の接種大国日本ではひたすら接種が続けられ、現在7回目の接種が行われようとしているが、打てば打つほど感染は拡大した。現在のインフルエンザの感染拡大も因果関係があると思われる。
・ワクチン接種者に超過死亡が増えている。
・ワクチン接種の危険性の指摘を無視し続けた日本政府と感染症対策分科会(分科会には免疫学が分かる委員はいなかった)、そして、製薬企業の責任は重い。史上最大規模の薬害と言えよう。

感染が拡大して1年くらい経った頃から、海外の先進国ではマスクをする人は30%くらいの光景をニュースで見たことがありましたが「マスクもしないで・大丈夫かしら・・」という感想を持ったことを覚えております。そういう主張が根拠だったんですね。

質疑では以下の質疑が行われましたが、ここでは質問のみを記し、回答を希望される方はDVDないし動画をお買い求めいただきまして、ご確認下さい。
質問:Q1.非炎症性のIgG4が増えても、非炎症性なので炎症を拡げないのであれば、問題は無いのではないでしょうか? Q2.複数回ワクチン接種後に感染した場合、IgG4抗体の誘導は継続して起こりますか? Q3.これからレプリコンワクチンが出来たら、エクソゾームを介するウイルスの様なもので、人から人へエクソゾームが感染するのなら大変危険ですね?

学問上の考え方・主張の違い、それも国民の命に関わる重要事項の意見は、圧殺されてはいけないと村上先生も、午後の小島先生も講演の中で主張されていたことですが、先のコロナワクチン接種に関する主張が科学的な論文や主張の形でYouTube等にアップし続けてもすぐにBANされる・・・とお話しされておりました。が、実は現実に身近でも起こりました。今回のセミナーの翌朝、オンデマンド配信をするためにスタッフがYouTubeにセミナーの動画をアップしたところ、速攻でBANされたのだそうです。その後、なんとかして午後2時頃には、別の手段でアップできて、配信もできました。

一方、国会内で、「コロナワクチン」について、意見を聞こうとする政党や委員会もようやく現れ始めた,とのことです。『コロナワクチン接種停止』を明確に政策に謳っている政党も既にあるようです。

■講師 村上康文 先生(東京理科大学 名誉教授)
<略歴>
1979年東京大学薬学部薬学科生理化学教室 卒業
1984年ニューヨーク、スローンケタリング記念癌研究センター研究員、東京大学薬学系研究科薬学専攻 博士課程 修了
1987年理化学研究所つくばライフサイエンス研究センター研究員
1999年 東京理科大学基礎工学部 生物工学科教授
2002年バイオマトリクス研究所のCSO として、インフルエンザウイルス検出キット用の抗体を開発。 日本シェア80% 、世界シェア60%)
2012年株式会社オーダーメードメディカルリサーチを設立し、ガン抗体の研究に従事。
2020年DD サプライ株式会社のCTOに就任。新型コロナウイルスの抗体開発を行う。
2021年東京理科大学 名誉教授 授与。

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