感染症科系

すべての臨床医に役立つ コロナワクチンの効果と副反応,そして超過死亡

s00756
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■講師 小島勢二 先生(名古屋大学 名誉教授)
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【セミナー概要】
わが国のコロナワクチン接種回数は世界でもトップでありながら、感染者数、死亡数とも世界で最多である現実からワクチンの効果に疑問が持たれている。さらに、ワクチン接種が始まった2021年以降は、超過死亡の増加も著しい。コロナのように変化が激しい対象では、せっかくの研究成果も医学雑誌に掲載される頃には旬を逃してしまうことも多い。また、 ワクチンの効果や副反応は、人種や医療制度の違いが反映されるので、日本のデータが重要であるが、日本からのコロナワクチンの効果や副反応に関する論文は数少ない。
今回の医療技術セミナーでは、厚労省からの公開デ ータをもとに、わが国におけるコロナワクチンの効果、副反応、超過死亡について解説する。また、ワクチン後遺症の病態について、免疫学的、ウイルス学的側面から検討した結果についても紹介する。

午後の部(12:30~14:30)
1)コロナワクチンの効果
2)ワクチン後遺症の病態
3)コロナワクチンの中・長期的副反応
4)ワクチン接種後死亡事例
5)超過死亡

セミナー要綱

セミナーNO. 756
開催日 2023年10月8日 12:30〜14:30
講師 ■小島勢二 先生(名古屋大学 名誉教授)
診療科目 小児科、血液腫瘍科、感染症科
DVD価格 3,300円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■10月8日午後に開催しました医療技術セミナー『すべての臨床医に役立つ コロナワクチンの効果と副反応、そして超過死亡-わが国の公開情報からの検証』は盛会裡に終了しました。
講師には、名古屋大学名誉教授であります小島勢二先生をお招きしました。講演冒頭の自己紹介によりますと、小島先生は小児科医で小児血液がんに取り組んでこられ、2016年に退官されたとのこと。コロナワクチンについて疑問を持った切掛は、ワクチンを打つとその後必ず感染の拡大が起こる。ワクチン接種を止めた海外では増えていないのに、熱心にワクチンを6回まで打っている日本だけが増えてる・・・ことだったとのこと。一方で、2023年9月からはデータを公開しなくなったのも、問題が多いと考えているとのこと。

なお、今回のセミナーの企画成立の経過は、一昨年12月19日の午後に、大阪市立大学名誉教授であります井上正康先生に『ワクチンの全貌とコロナ禍終息の処方箋-感染症パンデミックの歴史にも触れて』(#691;120分)、昨年11月20日に、東邦大学大橋医療センター循環器内科の粟屋徹先生に『コロナワクチン後関連疾患のメカニズムから考える予防法とワクチン後心筋炎の診断・治療』(#726)を開催。その後、他の領域で似たような事例はないかと探していた処、常連の受講者から最近『中学生の帯状疱疹』を数件立て続けに診たけど、若年化しているのではないか?とお教えいただき、その結果、高知大学皮膚科学の佐野栄紀先生によるセミナー『コロナワクチン接種関連皮膚症の増加;背後に潜む病態と原因を考える』(#744;240分)を開催しました。ちなみに、今回(#757)の受講者の中にも『若年者の帯状疱疹』の増加にほとんどの方が気が付かれて、診療された経験があるとのことでした。

当日の講義の組立ては以下の通りでした。
1)コロナワクチンの効果  
2)ワクチン後遺症の病態    
3)コロナワクチンの中・長期的副反応
4)ワクチン接種後死亡事例  
5)超過死亡   

ちなみに、イスラエルにてワクチン接種3回目で、その後中止されるようになった学術論文『SCIENCE 14 Jun 2022;Vol 377, Issue 6603』を始めとして、いくつか紹介されました。

講演の中で指摘されたmRNAワクチン接種によって起こる現象の①は「ヒト組織抗原と交差反応するスパイクタンパクの産生」は自己免疫疾患の発症の可能性、②自然免疫力低下はウイルスの再活性化が起こり、帯状疱疹の増加とEBウイルスの再活性化を招くことを指摘された。他に「慢性疲労症候群」、そして、肝臓では自己免疫性肝炎、肝不全、急性肝炎、劇症肝炎。リンパ節ではリンパ節症、リンパ節炎。副腎では副腎機能不全、横紋筋では横紋筋融解症、心臓では心筋炎 が挙げられた。最後に新型コロナと季節性インフルエンザワクチンの死亡報告の比較にも言及され、ワクチン接種が直接関連すると考えられる死因として、アナフィラキシー、心筋炎/心膜炎、血栓性血小板減少症が挙げられ、間接的に関連する可能性がある死因として 心不全、心筋梗塞、心筋炎、不整脈、脳出血、くも膜下出血、脳梗塞、大動脈解離、静脈血栓症、呼吸不全、肺炎、急性呼吸窮迫症候群、肺水腫、消化管出血、多臓器不全、老衰、状態悪化、栄養障害、溺死、自殺たくさん挙げられた。

ところで、講演の中で、ワクチンを打つほどコロナにかかりやすくなることを三重県議会で議員が質問したところ、YouTubeがその動画の質問場面を削除したことが、各新聞で報道されました。「コロワくんサポーターズ」というグループがYouTubeに任命されて削除の任にあたっているようです。
講演の最後に、受講者に対して、今回のセミナーに遠くから参加されようという動機について講師からご質問があるとともに、感想として、これまでコロナワクチン関連の講演を頼まれても、講演時間が20分とかに限られていることが多く十分な話をできないことが多かったのですが、今回は、2時間とこれまでになく長時間、話ができて満足です。お礼を申し上げたいとのことでした。
質疑では以下の質疑が行われましたが、ここでは質問のみを記し、回答を希望される方はDVDないし動画をお買い求めいただきまして、ご確認下さい
Q1.9月20日から始まるワクチンの有効性についてですが、XBB系統に変異した第9波に対しオミクロン株対応2価ワクチンは有効なのでしょうか? また、XBB対応ワクチンはコロナ変異株「エリス」「ピロラ」にも有効ですか? 打った方がよいですか? Q2.ワクチン接種の後遺症の治療の方法をお教え下さい。

■講師 小島勢二 先生(東京理科大学 名誉教授)
<略歴>
1976 年に名古屋大学医学部卒業、静岡県立こども病院、名古屋第1赤十字病院で小児がんや難治性血液疾患の診療に従事。
1999 年に名古屋大学小児科教授に就任、次世代シークエンサーによる網羅的遺伝子診断や遺伝子治療の開発を行う。
日本血液学会、日本小児科学会、日本小児血液・がん学会、日本造血細胞移植学会の理事を歴任。
2016 年に名古屋大学を退官後は名古屋小児がん基金を設立。
発表英文論文の総数:440 編、総引用回数:18,000、h 指数:74。
著書:検証・コロナワクチンー実際の効果、副反応、そして超過死亡—

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