総合診療系

フィジカルの奥技 partⅢ

s00746
s00746

明日からすぐに使える診察のエッセンスを伝授します!

■講師 小林裕幸 先生(筑波大学附属病院水戸地域 医療教育センター センター長/総合診療科教授/水戸協同病院 副院長)
>講師詳細はこちら 
 

【セミナー概要】
フィジカルの奥技 PartⅢを開催します。
過去 30 年のフィジカルの医学生、研修医の教育経験から明日からすぐに使える診察方法を伝授します。
前半では、頸部の診察(頸静脈拍動・リンパ節・甲状腺)を超音波検査で確認しながら、診察のコツをお伝えします。
また、EKO という録音可能な電子聴診器を用いて、リアルな患者さんの心音や、呼吸音を聴き、聴診のレベルアップを図ります。
後半では、クリニックでよく遭遇する、膝痛、肩痛、腰痛を鑑別するための、診察法をお伝えします。
婦人科診察もシミュレーターを用いて、双手診を学びます。
皆さま、奮ってご参加ください。

午前 10:00~12:00 (説明+実技)
 頸部(リンパ節、甲状腺、頸静脈拍動)の診察
 胸部(EKO 電子聴診器を用いた心音・呼吸音)の診察
午後 12:30~14:30 (説明+実技)
 膝・肩・腰の診察
 婦人科診察

セミナー要綱

セミナーNO. 746
開催日 2023年9月24日 10:00~15:00
講師 ■小林裕幸 先生(筑波大学附属病院水戸地域 医療教育センター センター長/総合診療科教授/水戸協同病院 副院長)
診療科目 総合診療、内分泌代謝、循環器、呼吸器、整形外科
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■9月24日に開催しました第746回医療技術セミナー『フィジカルの奥技 PartⅢ-明日からすぐに使える身体診察のエッセンスを伝授』は盛会裡に終了しました。
講師には、筑波大学医学部附属病院水戸地域医療教育センタ- センター長・水戸病院 副院長/総合診療科 教授/部長であります小林裕幸先生をお迎えしました。タイトルから推測できるように3回目です。これまでの実績は、『日常診療で見逃してしまいそうな疾患について考える-フィジカルの奥技Ⅰ』(#697;2022年5月)、『クリニックで役立つ問診とフィジカルの奥技Ⅱ』(#716;2023年2月)があります。#697回では、頸部診察(リンパ節、頸静脈拍動)、胸部診察(呼吸音)、胸部診察(心音)、腹部診察、婦人科診察、#716回では、前回のおさらいと、胸部診察(EKO電子聴診器を用いた呼吸音)、胸部 (EKO電子聴診器を用いた心音)の診察に力を入れられました。今回は、前の2回と内容を変えていただきたいというこちらの要請に基づき、整形外科領域の“膝”と“肩”の診かたに力を入れられ、被験者を相手に時間をかけてチェックのやり方について教えていただきました。
今回のセミナーと関連の深いものには、沖縄に行ってしまわれた徳田安春先生の下記のセミナーが挙げられます。『フィジカル診断でここまで分かる;その実践的な応用-視診、打診、触診、聴診、臭診を極める』(#015;2009年10月/#098;2014年4月)、『癌を疑うべき症候-アラームサインを見落とすな』(#045;2010年4月)、『医師とコメディカルのための“バイタルサイン”でここまで分かる-診察室ならびび待合室で患者観察』(#153;2012年7月)、他です。
 
当日の講義の組立ては以下の通りでした。
■午前の部
身体診察総論   臨床推論   頚静脈拍動  リンパ節(頚部、脇窩・鼠径・上腕内側上果リンパ節)
甲状腺  息苦しさへのアプローチ  身体診察ポイント  
EKO電子聴診器を用いた心音・肺音の診察  特に、心音聴取って役に立つ(1音 減弱:急性MR(IEのときetc.)、2音 減弱は重症AS増強:IIpの増強で肺高血圧、3音 心不全を示し非常に重要(rapid filling)、4音 ACSか著明な心肥大(atrial kick)、過剰心音がいつ聞こえるか知っておく)-いずれも拡張期
■午後の部
・膝の診察(1視診、2. 膝蓋骨、関節水腫の有無、3. 可動域(Range of motion, ROM)、4. ラックマンテスト、5. 内(外)反ストレステスト、6. 膝蓋骨靭帯、脛骨、関節裂隙触診、7. 前方(後方)引き出しテスト、8. マックマレーテスト McMurray )  
・肩の診察(1.視診、2.触診・圧痛、3.可動域(ROM)、4. 筋力評価、5. 特殊なテストSpecial test)  
(“腰の診かた”は次回に企画させていただきます)
・婦人科診察(シミュレータによる双手診) 直腸診、双手診が肝心
この領域の日常診療ではそうそう体験できない貴重な学習機会となりました。

質疑では以下の質疑が行われましたが、ここでは質問のみを記し、回答を希望される方はDVDないし動画をお買い求めいただきまして、ご確認下さい。
Q1.リンパ節の腫れですが、診るにあたって注意すべき点と、痛みがない場合は、どのくらいの頻度で来院してもらえば宜しいでしょうか? Q2.頚静脈の測定で、胸骨角からの垂直距離を測るのに、胸骨の位置を見つけるコツは? Q3.悪性リンパ腫は、丘疹を診て発見する場合と、皮下のリンパ節の腫大から分かる場合があるかと思いますが? Q4.講義の中で紹介された、心音や肺音の雑音を記録でき、かつスマホに移せて、決定的な情報を記録できるという優れもののEKO電子聴診器はどのようにすれば入手できるのでしょうか?お教え下さい。

■講師 小林裕幸 先生(筑波大学附属病院水戸地域 医療教育センター センター長/総合診療科教授/水戸協同病院 副院長)
<略歴>
90年 防衛医科大学卒業
93年- 96 年 カリフォルニア大学 ロングビーチ記念病院 家庭医療レジデント
96年 米国家庭 医療専門医取得 Resident Teaching Award受賞
98年 防衛医大総合臨床部助手、同講師を経て
09年 筑波大学水 戸地域医療教育センター 水戸協同病院総合診療科(現職)
<著書>
診断仮説別 病歴と身体所見〜「聴くべき病歴」と「診るべき診察」〜
<上級クラス> 月刊レジデント 6 巻 4号 内科 の視点で診る 手術前後の入院患者管理 レジデントノート増刊 Vol.18  カラー版 国際診療のための内科アトラス大事典 翻訳編集 パワーズ運動生理学 体力と競技力 向上のための理論と応用 翻訳編集 <学会活動> 米国家庭医療学会専門医、上級会員 日本内科学会プログラム責任者 日本プライマリケア 連合学会 代議員

ビジターは購入できません。

医師会員、コ・メディカル会員

販売価格  ¥5,500(税込)

商品選択

数量  

SOLD OUT