内分泌代謝内科系

実地医家のための 学び直し!コレステロール・中性脂肪と関連疾患

s00745
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あぶらの善悪を考える

■講師 小倉正恒 先生(順天堂大学 医療科学部 臨床検査学科 教授)
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【セミナー概要】
「善玉」や「悪玉」と称されるコレステロールや中性脂肪、脂肪酸。
そもそも「あぶら」に善悪はあるのでしょうか?本医療技術セミナーでは一見ややこしい「リポ蛋白質代謝」を平易に解説しながら、なぜコレステロールや中性脂が増えたり減ったりするのか、それによってどのような疾患が起こり、どのような新薬が開発されているのかを紐解いていきます。2022 年に「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」が改訂され、非空腹時 TG 値や新しい家族性高コレステロール血症の診断基準、糖尿病患者に対する LDL コレステロール管理基準の見直しなどがされました。大規模研究のエビデンスの羅列ではなく、私の脂質異常症診療の行間・考え方について先生方と共有したいと思います。皆様、奮ってご参加ください。

午前の部(10:00~12:00)
1. LDL の代謝と家族性高コレステロール血症(FH)
FH の新しい診断基準とその行間、アキレス腱肥厚の深い話
小児や妊娠可能女性の FH に遭遇したら?
高LDLコレステロール血症患者への食事指導と治療(開発中も含む)
糖尿病患者の脂質管理

午後の部(12:30~14:30)
2.TG の代謝と関連疾患
随時 TG 値や Non-HDL-C 値の考え方
TG 代謝(VLDL とカイロミクロン)がよくわかる
高 TG 血症患者への食事指導と治療(開発中も含む)
3.HDL はもう死んだのか?
高すぎると良くない?HDL コレステロール
最近注目されている HDL 機能
お酒で増加する HDL コレステロールの善悪は?

セミナー要綱

セミナーNO. 745
開催日 2023年9月23日 10:00~15:00
講師 ■小倉正恒 先生(順天堂大学 医療科学部 臨床検査学科 教授)
診療科目 循環器、内分泌代謝
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■9月23日に開催しました第745回医療技術セミナー『実地医家のための 学び直し! コレステロール・中性脂肪と関連疾患-あぶらの善悪を考える』は、盛会裡に終了しました。
講師には、順天堂大学医療科学部臨床検査学科 教授であります小倉正恒先生をお迎えしました。小倉先生は、国立循環器病研究所の後、千葉大学・東千葉メディカルセンターを経由され、昨年の春から順天堂大学の医療科学部の現職に着任されました。ご自分では自分のことを“あぶら屋さん”と仰いました。で、今回は2回目です。前回は、ご所属が国立循環器病センター研究所の病態代謝部脂質代謝研究室長の頃、『脂質異常症-そうだったのか!コレステロール』(#501;2018年8月)にお話しいただいております。
なお、この講演を軸に以下のセミナーを開催して参りました。
『家族性高コレステロール血症(FH)のスクリーニングに用いる“超音波法によるアキレス腱厚測定”の標準的評価法(実技指導付)』(国立循環器病センター/関西超音波サービス 道倉雅仁;#526;2018年12月)、『心臓血管外科医が語る“家族性高コレステロール血症(FH)との戦い』(福島県立医科大学 菅野惠;#442;2017年8月)、『女性の脂質異常症の診断と治療』(武雄市・ニコークリニック 田中裕幸;#422;2017年5月)、脂質栄養が心身の健康に与える影響-オメガ3脂肪酸の生理機能と効能』(お茶の水女子大 小林哲幸;#423;2017年5月)。

当日の講演の組立ては以下の通りでした。
午前の部
1.脂質異常症とは? コレステロールとは?
2.高LDL-C血症患者への食事指導
3.家族性高コレステロール血症について
   角膜輪(Corneal arcus)は心血管病の危険因子
4.その他の原発性脂質異常症
午後の部
5.動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版における主な改訂点   
6.糖尿病患者におけるLDL-C管理目標値の細分化と厳格化   
7.スタチン不耐のお話し  
8.トリグリセライドとは?
9.糖尿病患者における脂質異常症の特徴は?(スタチン治療後の残余リスク) 
10.高TG血症とsmall dense LDLの話
11.慢性腎臓病(CKD)と心血管疾患(CVD)リスク、脂質管理
12.HDLの善悪について  
13.開発中の新薬の話

この間上市された新薬について寄せられた意見は、いずれも高額なので、使い方に困っている・・とのこと。

質疑では以下の質疑が行われましたが、ここでは質問のみを記し、回答を希望される方はDVDないし動画をお買い求めいただきまして、ご確認下さい。
Q1.スタチン剤にはいろいろ使えるものがあると思いますが、先生のお薦めの薬剤はなんでしょうか? Q2.使う薬剤の使い分けはありますか? Q3.高齢者の脂質異常症の薬物治療についての質問ですが、「久山町研究」では治療対象を84歳までとされているようですが、それ以上は治療を続けるモノですか? それとも中止するのでしょうか? 治療を続ける場合はどういう条件の時でしょうか?

■講師 小倉正恒 先生(順天堂大学 医療科学部 臨床検査学科 教授)
<略歴>
98年 3月 防衛医科大学校卒業
09年 9月 防衛医科大学校 医学研究科修了(医学博士)
海上自衛隊勤務を経て
12年 4月 防衛医科大学校リハビリテーション部助教 兼 抗加齢血管内科助教
13年 10月 国立循環器病研究センター研究所 病態代謝部 上級研究員
16年 5月 同 病態代謝部 脂質代謝研究室 室長
21年 5月 千葉大学大学院医学研究院 総合医科学講座特任准教授 
東千葉メディカルセンター代謝・内分泌 内科 副部長
23年 4月 順天堂大学医療科学部 臨床検査学科 教授(現職)
<学会活動>
日本内科学会:認定医、総合内科専門医
日本老年医学会:専門医、指導医
日本循環器学会:専門医、「冠動脈疾患の一次予防に関する診療ガイドライン」改訂班 班員
日本動脈硬化学会:評議員、専門医、指導医、脂質代謝部会委員、 FH 委員会委員、医療保険委員会委員、Journal of Atherosclerosis and Thrombosis, editotial board member

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