高齢者の身体診察(新春記念セミナー1)

高齢者の身体診察と尿試験紙法の意外な活用方法
■講師 上田剛士 先生(洛和会丸太町病院 救急・総合内科 部長)
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【セミナー概要】
1.高齢者の身体診察
2.尿試験紙の驚くべき活用法
セミナー要綱
セミナーNO. | 712 |
開催日 | 2023年1月8日 10:00〜14:30 |
講師 | ■上田剛士 先生(洛和会丸太町病院 救急・総合内科 部長) |
診療科目 | 老人科系 |
DVD価格 | 5,500円(会員価格/税込) |
終了したセミナーの報告と開催の模様
■1月8日に開催しました第712回医療技術セミナー『実地医家のための高齢者の身体診察−高齢者の身体診察/尿試験紙の意外な活用方法』は盛会裏に終了しました。
講師には、洛和会丸太町病院救急・総合内科部長であります上田剛士先生をお招きしました。上田先生は現在CareNETでご活躍が顕著で、このお正月中Netを開くとCMが表示され、上田先生のお顔をみることが出来ました。今回で最初の講演から10年、ご出演は6回目で有りまして、現在思い起こしても懐かしく思える1回目の『“めまい”を極める−内科医から診た“めまい”の診断学』(#221;2013年9月23日)を始めとして、以下、?『“浮腫”を極める−内科医から診た“浮腫”の診断学』(#237;2014年1月13日)、?『高齢者診療と心因性疾患患者の診療で身体観察を強力な武器にするためのエビデンス』(#323;2015年7月21日)、?『日常臨床に潜むクスリ(薬)のリスク−臨床医が知っておきたい薬物有害反応の知識』(#420;2017年4月9日)、?『看護師のための患者さんの“身体観察”』(#445;2017年9月9日)、で今回と続いて来たのですが、上田先生は最初から講演活動を希望されており、想定されておられたようにお見受けしておりました。
さて、当日の講義の組立ては,以下の通りでした。
午前の部「今さら聞けない、意外に知らない高齢者の身体診察」
敗血症 尿路感染 恥骨上聴性打診 急性腹症
腹部視診 入院中の発熱 心不全 COPD
脱水 意識障害 歩行障害 脳血管障害 転倒
午後の部「尿試験紙法の意外な活用方法」
髄液検査 涙液 鼻汁 喀痰 経管栄養
胸水 乳汁 腹水 膣分泌液 関節液 爪
お聞きしただけでオオット!と思える程、興味をそそる話題で、取り上げられたどの話題も臨床でよく遭遇する疾患ばかりでしたが、特に午後のお話は正直ビックリするようなアイデアと内容で、多くの受講者各位が熱心に話に耳を傾けておられました。恐らく、そいういことも出来るのか!と上田先生の観察眼に目を見張らされておられることだろうと思いました。
ところで、受講者の中に、ご出席いただいては、いつも、講師のご著書にサインを求めてお帰りになる方がおられます。熱心さに心を打たれるとともに、微笑ましく、心に暖かいものを感じます。
今回のお話しが高評でしたので、今秋9月3日に、『こんなに多いのに意外に知らない胸壁症候群60』で、お話しいただけることになりました。皆さま、ご期待下さい。
■講師 上田剛士 先生(洛和会丸太町病院 救急・総合内科 部長)
【専門】 内科、総合内科、救急、膠原病
<略歴>
02年 名古屋大学医学部卒業
名古屋掖済会病院
04年 名古屋掖済会病院救急専属医
05年 京都医療センター総合内科レジデント
06年 洛和会音羽病院総合診療科
12年 洛和会丸太町病院救急総合診療科 医長
18 年 同 部長
広島大学病院 総合内科・総合診療科 客員准教授
西日本臨床医学研修機構 理事
<著書>
『高齢者診療で身体診察を強力な武器にするためのエビデンス』(シーニュ2013年、2020年)
『Dr.上田の もうダマされない身体診察』(メディカ出版 2019年)
『内科医に役立つ! 誰も教えてくれなかった尿検査のアドバンス活用術』(医学書院 2019年)
『ジェネラリストのための内科診断リファレンス;エビデンスに基づく究極の診断学をめざし
て』(医学書院 2013年)
その他 多数
日本メディカルスキルアップは対面形式のセミナー(会場受講)を重視し、2009年4月より計800回以上医療技術セミナーを開催してまいりました。製薬企業とは無縁の独立系セミナーで、臨床現場、専門領域の第一線で活躍する講師の質と圧倒的な学習時間で医療業界に貢献してまいります。老年・高齢者医療の他、さまざまなジャンルのセミナーを開催しております。