循環器科系

プライマリケア医が抗血栓療法を必要とする理由

s00693
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超高齢社会のリアリティを共有する

■講師 長嶋道貴 先生(湘南第一病院 副院長/循環器内科)
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【セミナー概要】
近年、新たな抗血栓薬が登場し、心・血管系、脳血管障害領域で多くのガイドラインが公表されています。その背景には、長寿を目指ざす医療の成果としての超高齢社会と、一方で健康寿命を求める社会の多様化した医療ニーズがあります。高次医療機関から実地医家まで、抗血小板薬や抗凝固薬を処方する機会が増加していることを実感しませんか変更や中止に悩む日常はありませんか
今回の医療技術セミナーでは、前半に専門医のオピニオンを反映した抗血栓療法に関連するガイドラインを“翻訳”しながら、プライマリケア医が踏襲すべき標準的診療へと皆様を導きます。後半には既存のエビデンスでは解決できない問題が山積する高齢者医療、特に要介護高齢者診療の実態に触れ、抗血栓療法を必要とする疾患に社会課題からもアプローチし、全体を通して専門医とプライマリケア医の共通理解の促進を試みます。
どうぞ診療科を超えてご参加ください。
10:00-12:00
?.プライマリケア医が身につけるべき専門的抗血栓療法
(ガイドラインを参考に)
?冠動脈疾患・末梢動脈疾患
?心房細動
?虚血性脳血管障害
?静脈血栓塞栓症
 
12:30-14:30
?.要介護高齢者に対する抗血栓療法のケーススタディ
抗血栓薬を新規に処方する、専門医より引き継ぐ、変更・中止を検討する、変更・中止を余儀なくされる。自験例を題材に、講師自身が医学的にも社会的にもバランスがとれると考えた方針を提示し、共に学ぶ。
 

セミナー要綱

セミナーNO. 693
開催日 2022年6月19日 10:00〜14:30
講師 ■長嶋道貴 先生(湘南第一病院 副院長/循環器内科)
診療科目 循環器科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■6月19日(日)に開催しました第693回医療技術セミナー『プライマリケア医が抗血栓療法を必要とする理由−超高齢社会のリアリティを共有する』は盛会裏に終了しました。
 講師には湘南第一病院 副院長/循環器内科 部長 長嶋道貴先生をお招きしました。初めてのご出演です。長嶋先生は東京女子医科大学の循環器内科を基点に全国の循環器センター作りに力を尽くされてこられ、女子医大でも救急医療を長く支えてこられた方です。(もともと、お願いしたタイトルは、「抗血小板剤と抗凝固薬の使い分け、要介護高齢者の抗血栓療法」でした。)
 
当日の講義の組み立ては以下の通りでした。
 
プライマリ・ケア医が抗血栓療法を必要とする理由
(人口構成が超高齢社会に入り、”老衰死”が死因で心疾患に迫っている状況がある。80歳を境に循環器病が悪性新生物を上回る状況がある)
?冠動脈疾患・末梢動脈疾患
?心房細動
?虚血性脳血管障害
?静脈血栓塞栓症
 
要介護高齢者に対する抗血栓療法のケーススタディ
?観察研究 1
?ケーススタディ 1〜9
?観察研究 2
 
 長嶋先生は、湘南第一病院は、基幹病院でもなく病床数90床の一次診療所であることを冒頭に告げられ、東京女子医科大学循環器内科時代以来の診療経験を元に、午前は抗血栓薬、抗血小板剤と抗凝固薬の使い分けについて、薬剤の使い方や評価等について詳しくお話しいただきました。午後は要介護高齢者の抗血栓療法の観察研究2例とケーススタディ10例以上についてお話しいただきました。
 
 質疑では、遠隔地から来られた受講者から、ご自分の症例についてのサゼッションを求められたり、特にいろいろ上市されている薬剤の使い方・使い分け等について質問され盛り上がりました。

■講師 長嶋道貴 先生(湘南第一病院 副院長/循環器内科)
<学歴および職歴>
1993年国立山形大学医学部卒業
1993年東京女子医科大学循環器内科入局
1996年仙台循環器病センター出向
1998年済生会栗橋病院循環器科出向
1999年大阪市立総合医療センター循環器内科出向
2002年東京女子医科大学病院心血管カテーテル検査室・CCU室長
2006年東京女子医科大学医学博士号取得
2009年湘南第一病院内科・循環器内科部長
2013年同院副院長(現職)
 
<学会活動および個人活動>
日本内科学会(認定内科医)
日本循環器学会(循環器専門医)
日本プライマリ・ケア連合学会(認定指導医)
日本フットケア・足病医学会(フットケア指導士)
クローバーホスピタル非常勤医師
湘南看護専門学校非常勤講師

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医師会員、コ・メディカル会員

販売価格  ¥5,500(税込)

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