循環器科系

激変した心不全治療薬を極め、心不全を予防・管理する

s00677
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■講師 滝村英幸 先生(総合東京病院循環器内科 医長)
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【セミナー概要】
心不全パンデミックと言われてきて数年が経ち、我々の診療にも心不全患者さんが増加しています。これまではACE阻害薬、β遮断薬、抗アルドステロン薬を基本とし、利尿薬の調整を行ってきました。10年前にトルバプタンが登場してから、心不全治療の利尿薬が大きく変わりました。そしてやっと近年新たな心不全治療薬が出そろいました。「FantasticFour」と言われているように、ARNI、β遮断薬、抗アルドステロン薬、SGLT-2阻害薬が心不全の基本治療薬となりました。これは心不全治療の歴史のなかでも大きな進化です。またベルイシグアト、イバブラジンも投与可能となりました。薬物療法のみならず、高齢者に対しても大動脈弁狭窄症や僧帽弁逆流に対してカテーテル治療も可能となりました。よって心不全治療はまさに大きく変遷しました。いろいろな薬剤が登場し、どの薬剤をどう使ったら良いか迷うとともに、安定している患者さんにも新たな薬剤をどのように導入したら良いか悩まれていると思います。
今回の医療技術セミナーは心不全最新治療の総まとめとして、それぞれの薬剤を解説し、導入活用方法を解説したいと考えております。日常臨床にすぐに活用できる内容を提供できたらと思いますのでご参加お待ちしております。10:00-11:00心不全の概念
HFpEF、HFrEFってなに
ガイドラインアップデート
外来管理でのポイント
11:00-12:00各薬剤について
ARNI、β遮断薬、抗アルドステロン薬、SGLT-2阻害薬、
ベルイシグアト、イバブラジン、ループ利尿薬、
トルバプタン
12:30-14:30症例ベースに学ぶ薬剤、カテーテル治療、心臓再同期
療法など治療選択の実際

セミナー要綱

セミナーNO. 677
開催日 2022年1月9日 10:00〜14:30
講師 ■滝村英幸 先生(総合東京病院循環器内科 医長)
診療科目 循環器科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■1月9日(日)に開催しました第677回医療技術セミナー『激変した心不全治療薬を極め、心不全を予防・管理する』は、盛会裏に終了しました。
講師には、総合東京病院循環器内科・心臓血管センター医長滝村英幸先生をお招きしました。これで7回目です。前回は、8月8日に同じような々テーマで開催しましたが、その後、新しい薬が2つ上市され出揃い、薬物治療が激変する・・・ということで企画させていただきました。
講義の組立は以下の通りでした。
午前の部
・心不全の概念
HFpEF、HFrEFってなに
ガイドラインアップデート外来管理でのポイント
・各薬剤について
ARNI、β遮断薬、抗アルドステロン薬、SGLT-2阻害薬、
ベルイシグアト、イバブラジン、ループ利尿薬、トルバプタン
午後の部
・症例ベースに学ぶ薬剤、カテーテル治療、心臓再同期療法など治
療選択の実際
 
講義の中で滝村先生が強調された点は、今後は高齢化社会の進行に伴い2030年まで心不全は増え続けるであろう。特に冬期は増える。この間4年間で5万人増えた。病態として、入院や再入院を繰り返すうちにだんだん悪くなっていき、そのうち腎臓が悪くなり、認知症に掛かり、ADLの低下を招くことになる。心不全はCommonDiseaeになって来た。ということは、診療体制として循環器専門医だけが診る・・・という体制ではなく、医師は誰でも診れるようになることを目指す必要がある。そこで色々と上市されて激変した薬剤の種類や特性を理解し、使いこなせるような状況にしなければならない、ということでしょうか。
 
新しい年の最初のセミナーの開催でしたが、ネット受講者も多かったし、質問もたくさん出ました。

■講師 滝村英幸 先生(総合東京病院循環器内科 医長)
【専門】
心不全、心血管超音波、インターベンション
 
<略暦>
06年聖マリアンナ医科大学卒業
06年聖マリアンナ医科大学病院初期臨床研修医
08年済生会横浜市東部病院循環器内科後期研修医
11年済生会横浜市東部病院循環器内科医員
15年済生会神奈川県病院循環器内科医長兼任
16年済生会横浜市東部病院循環器内科医長
16年12月総合東京病院循環器内科医長
現在に至る

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販売価格  ¥5,500(税込)

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