実地医家のための 多関節疾患と骨代謝
関節リウマチ、骨粗鬆症とその周辺疾患の診断と治療
■講師 中村幸男 先生(信州大学医学部整形外科 准教授)
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【セミナー概要】
開催のねらいとお誘いの言葉
変形性関節症をはじめ、関節リウマチ、骨粗鬆症など、多くの関節疾患の原因は不明です。多くの関節疾患の根本的な治療方法は手術しかありません。そのため、各関節疾患の病態を解明することは急務です。
1つ1つの関節疾患に対して正確な診断を行い、適切な基礎療法(患者教育)、薬物療法、手術療法、そしてリハビリテーションを行う事が重要です。
今回の医療技術セミナーでは、先生方とご一緒に、骨粗鬆症、変形性関節症、関節リウマチ、リウマチ類似疾患を含め、関節疾患全般に対して、その病態に迫り、学会シンポジウムの御紹介、リウマチ医学賞受賞講演の御紹介を含め、様々な観点から考えてみたいと思います。
皆さま、奮ってご参加ください。
10:00−12:00
1.骨粗鬆症について
‐骨粗鬆症学会シンポジウムの御紹介‐
・骨質の最新の知見
・治療薬アップデート
・食事因子について
・亜鉛と骨代謝
・ノバルティス・リウマチ医学賞受賞講演
2.変形性関節症について
・発症の要因、機序
・病態
・手術
・その他
12:30−14:30
3.関節リウマチについて
・発症の要因、機序
・病態
・薬物治療
・運動療法
・手術
・その他
4.関節リウマチ周辺疾患
・リウマチ性多発筋痛症
・続発性骨粗鬆症
・その他
セミナー要綱
セミナーNO. | 668 |
開催日 | 2021年9月23日 10:00〜14:30 |
講師 | ■中村幸男 先生(信州大学医学部整形外科 准教授) |
診療科目 | 整形外科系 |
DVD価格 | 5,500円(会員価格/税込) |
終了したセミナーの報告と開催の模様
■9月23日(日)に開催しました第668回医療技術回セミナー『多関節疾患と骨代謝−関節リウマチ、骨粗鬆症、その周辺疾患の診断と治療』は盛会裏に終了しました。
講師には、信州大学医学部附属病院整形外科准教授中村幸男先生をお招きしました。
今回も、新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が続く中、ZOOMによるWEBセミナーとなりました。中村先生の講義は、第1回目の『骨粗鬆症の診断と治療』(2020年9月;#629)、2回目の『関節リウマチとその関連疾患』(2021年3月;#649)と続き、今回が3回目に当たります。今回は、午前中には、整形外科学会、骨代謝学会、等で発表された最新の知見の紹介と、自らが受賞された骨粗鬆症学会の学会賞・奨励賞講演のご紹介も加えられました。
今回の講義の組立ですが、以下の通りでした。
1.骨粗鬆症について‐骨粗鬆症学会シンポジウムの御紹介‐
・骨質の最新の知見
・治療薬アップデート
・食事因子について
・亜鉛と骨代謝
・ノバルティス・リウマチ医学賞受賞講演
2.変形性関節症について
・発症の要因、機序
・病態
・手術
・その他
3.関節リウマチについて
・発症の要因、機序
・病態
・薬物治療
・運動療法
・手術
・その他
4.関節リウマチ周辺疾患
・リウマチ性多発筋痛症
・続発性骨粗鬆
要点を紹介すると、「ペントシジンとカルボキシメチルリジンは独立して既存椎体骨折に関係する」「骨代謝と骨粗鬆症治療薬update-ビスホスホネート製剤・イバンドロネート」「テリパラチド」「アバロパラチド」「デノスマブ」「ロモソズマブ」「食事因子」「亜鉛の重要さ」等々の最新の話題が続きました。
質疑も、たくさんの質問が集中し、中村先生は嬉しそうにかつ丁寧にお答えになっておられました。
■講師 中村幸男 先生(信州大学医学部整形外科 准教授)