脳神経内科系(神経内科)

分かりやすい神経疾患による感覚器障害:神経症状シリーズ9

s00665
s00665

■講師 吉井文均 先生(神奈川県済生会 湘南平塚病院 顧問)
>講師詳細はこちら 
 

【セミナー概要】
Covid-19では嗅覚や味覚の障害が起こることが知られていますが、神経疾患でも感覚器の障害で気づく疾患は少なくありません。
今回の医療技術セミナーでは、様々な感覚器障害に焦点をあて、その背景にある神経障害のメカニズム、感覚器症候の診かた、原因となる神経疾患、検査法、および一般医の方でもできる治療方法について解説したいと思います。感覚器障害は患者さんの苦痛になるばかりでなく、その頻度も高く、またCovid-19のように重大な疾患の初期症状のこともあります。本セミナーでもう一度感覚器障害に関する知識を整理してみましょう。10:00〜12:00
1)嗅覚障害はアルツハイマー病やパーキンソン病の初期症状でもあります。
2)味覚異常は亜鉛の欠乏ばかりでなく、脳卒中、脳腫瘍や薬剤が原因であることも少なくありません。
3)物が見にくい原因は視力低下のみならず、複視や視野障害でも起こります。
 
12:30〜14:30
4)高齢者の難聴、めまいは耳科疾患よりも中枢神経疾患を考えて精査することが肝要です。
5)身体のしびれ(触覚障害)では、その障害の分布を丁寧に診察することで病変部位や原因疾患が分かります。
6)感覚器疾患では、こんなことが最近のトピックスになっています。

セミナー要綱

セミナーNO. 665
開催日 2021年9月12日 10:00〜14:30
講師 ■吉井文均 先生(神奈川県済生会 湘南平塚病院 顧問)
診療科目 神経内科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■9月12日(日)に開催しました第665回医療技術セミナー『実地医家も知っておきたい全身疾患にともなってみられる神経障害8−わかりやすい神経疾患医よる感覚器障害』は盛会裏に終了しました。
講師には、神奈川県済生会湘南平塚病院顧問/東海大学名誉教授であります吉井文均先生です。今回は「神経障害シリーズ」としては8回目です。これまでの7回を振り返ってみると、2017年3月に『知っておきたいパーキンソン病』(#414)、17年6月に『脳卒中、認知症、高齢者てんかんなどの神経診察・所見の取り方1』(430)、17年11月に『脳卒中、認知症、高齢者てんかんなどの神経診察・所見の取り方2』(#456)、18年3月に『脳卒中、認知症、高齢者てんかんなどの神経診察・所見の取り方3』(#479)、18年11月に『日常診療で神経専門医はこう診る−よく遭遇する神経疾患を中心に』(#521)、19年9月に『昼間の神経学、夜間の神経学』(#564)、20年12月に『悪性腫瘍、糖尿病、甲状腺、飲み過ぎ、意識がボーっと』(#602)でした。
今回の講義の組立は以下の通りでした。
1.嗅覚障害
2.味覚障害・異常
3.モノが見にくい
4.高齢者の難聴、めまい
5.顔面のしびれ
6.身体のしびれ
7.その他、感覚器疾患での最近のトピックス
感覚器疾患と遺伝子診断、再生医療、
人工感覚器、アンチエイジング
 
◼嗅覚障害はアルツハイマー病やパーキンソン病の初期症状でも
あります。
◼味覚異常は亜鉛の欠乏ばかりでなく、脳卒中、脳腫瘍や薬剤が
原因のことも少なくありません。
◼物が見にくい原因は視力低下のみならず、複視や視野障害でも
起こります。
◼高齢者の難聴、めまいは耳科疾患よりも中枢神経疾患を考えて
精査することが肝要です。
◼顔面のしびれ
◼身体のしびれ(触覚障害)では、その障害の分布を丁寧に診察することで病変部位や原因疾患が分かります。
◼その他、感覚器疾患での最近のトピックスについて紹介します。
 
以上の諸項目について、COVID−19と合わせて、全ての項目で診断手法、陥りやすい注意点などについても詳しい注意点も指摘されながら、素晴らしい解説でした。

■講師 吉井文均 先生(神奈川県済生会 湘南平塚病院 顧問)
<略歴>
75年慶應義塾大学医学部卒業
85年MountSinaiMedicalCenter(MiamiUSA)に留学
97年東海大学医学部助教授(神経内科学教室)
05年東海大学医学部教授(内科学系神経内科)
11年東海大学医学部付属大磯病院病院長
16年社会福祉法人恩賜財団神奈川県済生会平塚医療福祉センターセンター長
21年4月より現職
東海大学名誉教授

ビジターは購入できません。

医師会員、コ・メディカル会員

販売価格  ¥5,500(税込)

商品選択

数量  

SOLD OUT