消化器科系

実地医家のための 肛門部の疾患の診断と治療3

s00655
s00655

国民病と呼ばれる痔疾の保存・薬物療法と手術療法を含めて

■講師 岡本欣也 先生(東京山手メディカルセンター大腸肛門病センター部長)
>講師詳細はこちら 
 

【セミナー概要】
日本人の3人に1人は肛門疾患を患っていると言われています。そのため治療の専門が違っても相談を受けたドクターも多いのではないでしょうか。ところが学生時代や研修医時代を振り返ってみても、授業や実臨床で詳しく習うことはなかったと思います。かく言う私も消化器外科医となった駆け出しの頃、先輩に聞いても適切なアドバイスをもらえなかった事を記憶しています。
今回の医療技術セミナーでは、診断の要となる診察の方法から代表的な肛門疾患の概要、最新の内科的治療、外科的治療について概説いたします。
内科領域の先生方には、的確な診断に導くための問診・視診、適切な薬剤を選択した薬物療法、保存療法の限界と専門医への紹介のタイミングについて、外科領域の先生方にはより詳細な診断をするための肛門鏡の効果的な使用方法、補助診断としてのMRI、肛門エコーの知識、外来でできる外科治療のコツ、最先端の手術療法や手技のポイントを写真やビデオを用いて解説します。
多くの方にご参加いただき、肛門疾患への理解を深め、今後の診療にお役立ていただければ幸と存じます。
皆様、奮ってご参加下さい。
10:00-12:00
1.肛門の解剖・生理
2.肛門診察のコツ
?問診?視診?指診?肛門鏡診?肛門疾患の画像検査
3.肛門疾患の概要
a)痔核?病態・分類?臨床的特徴
 
12:00-12:30昼食・休憩
 
12:30-14:30
3.肛門疾患の概要
a)痔核?保存療法、手術療法
b)裂肛?病態・分類?臨床的特徴
?保存療法、手術療法
c)痔瘻?病態・分類?肛門周囲膿瘍の概要
?診断?治療-手術療法
d)その他?ホワイトヘッド肛門?毛巣瘻?膿皮症など

セミナー要綱

セミナーNO. 655
開催日 2021年4月25日 10:00〜14:30
講師 ■岡本欣也 先生(東京山手メディカルセンター大腸肛門病センター部長)
診療科目 消化器科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■4月25日(日)に開催された第655回医療技術セミナー『実地医家のための肛門部の疾患の診断と治療−”国民病”と呼ばれる痔疾の保存・薬物療法と手術療法』は、盛会裏に終了しました。
講師には、独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)東京山手メディカルセンター大腸肛門病センター部長の岡本欣也先生をお招きしました。岡本先生は、今回で3回目のご出演で、過去には2016年6月に『肛門と大腸疾患の診かたと最新の治療法とその実際』(#370)に次いでのセミナーです。
なお、岡本先生のご所属の旧名称ですが、私が知りえた頃は「社会保険中央総合病院」という名称でしたが、その後、社会保険、厚生年金、船員保険の3つの系統の病院が統合されてJCHOが設立されたようです。
 
講義の組立ですが、午前の講義は以下の通りでした。岡本先生には、盛りだくさんの内容のスライドデータをご準備いただきました。
1.肛門の解剖・生理
2.肛門診察のコツ
?問診?視診?指診?肛門鏡診?肛門疾患の画像検査
3.肛門疾患の概要と治療
a)痔核?病態・分類?臨床的特徴?保存療法、手術療法
また、午後の講義は以下の通りでした。
3.肛門疾患の概要と治療(続き)
b)裂肛?病態・分類?臨床的特徴
?保存療法、手術療法
c)痔瘻?病態・分類?肛門周囲膿瘍の概要
?診断?治療-手術療法
d)その他?ホワイトヘッド肛門?毛巣瘻?膿皮症など
 
一年以上に及ぶ新型コロナウイルスの感染拡大が進み、かつ最近は感染力と症状悪化力を増したイギリス型の変異株による感染拡大が危惧され、緊急事態宣言がこの日から発出された中でのセミナーの開催でしたが、この領域とテーマでは久しぶりの開催だったからか、地方からの会場受講者も少なからずお迎えし、かつネット受講者も多く参加され、質疑は大いに盛り上がりました。

■講師 岡本欣也 先生(東京山手メディカルセンター大腸肛門病センター部長)
<略歴>
90年金沢大学医学部卒業
小牧市民病院外科(〜95年)
91年名古屋大学附属病院第二外科
96年社会保険中央総合病院大腸肛門病センター
14年4月JCOH東京山手メディカルセンター
に改称

ビジターは購入できません。

医師会員、コ・メディカル会員

販売価格  ¥5,500(税込)

商品選択

数量  

SOLD OUT