リウマチ・膠原病の診断と検査
関節炎の鑑別診断と、膠原病の診察と検査
■講師 岸本暢将 先生(杏林大学附属病院膠原病科 准教授)
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【セミナー概要】
100人に1人といわれる関節リウマチ。プライマリ・ケアで遭遇する疾患です。まず、はじめに関節痛の鑑別として、変形性関節症などの非炎症性関節炎なのか、関節リウマチなどの炎症性関節炎なのかで治療は大きく異なります。他の膠原病でも多関節炎を起こすのでどのような鑑別疾患があり、それら疾患の特徴についてもご紹介し、多関節炎患者の診断までのポイントを解説します。
さらに検査では「抗核抗体陽性」だから、「リウマトイド因子陽性」だから膠原病科コンサルト!と訳もわからずいろいろな検査を提出していませんか後半では、日常診療での膠原病を疑う診察所見、どのような時に検査を提出し、どのように解釈をするか解説いたします。
皆さま、奮ってご参加ください。
1.関節炎の鑑別診断(高齢患者さんでのケアも含めて)
2.膠原病の診察と検査
セミナー要綱
セミナーNO. | 652 |
開催日 | 2022年9月23日 10:00〜14:30 |
講師 | ■岸本暢将 先生(杏林大学附属病院膠原病科 准教授) |
診療科目 | 整形外科系 |
DVD価格 | 5,500円(会員価格/税込) |
終了したセミナーの報告と開催の模様
■9月23日(祝・金)に開催しました第652回医療技術セミナー『リウマチ・膠原病の診断−関節炎の鑑別診断(高齢者患者ケア含む)/膠原病の診察と検査』は盛会裏に終了しました。
講師には、杏林大学医学部腎臓・リウマチ膠原病内科 准教授 岸本暢将先生をお招きしました。記録を見ますと17回目のご登場です。
このセミナーはコロナの感染拡大の影響をモロに受けた形で、約1年半近くの延期を経てようやく実際の開催にこぎ着けることが出来た次第です。心待ちにされておられる受講者が多いので、主宰子もまた正直ホッとしております。ただし、コロナの影響で、岸本先生の大学病院のスタッフの欠勤が多く、シフトがきついので、終了した午後には勤務に就くように・・・とのお達しで、セミナーは9時から12時までの変則での開催になりました。
セミナーの組立てですが下記の通りでした。
午前の部 関節炎の鑑別診断
1.関節リウマチ
2.リウマチ性多発筋痛症
3.梅毒
4.乾癬性関節炎
5.強直性脊椎炎
6.肥厚性肺性骨関節症
7.シェーグレン症候群
8.遊走性関節炎
9.見逃してはいけない疾患
午後の部 膠原病の診察と検査
免疫異常(自己免疫)、炎症、臓器異変、その他
1.膠原病の診断に必要な検査
2.ANCA
3.血管炎
質疑ですが、岸本先生の人気は出演機会が減っても衰えることなく、会場からもネット受講者からも沢山届きましたガ、何とか時間内に終了することが出来ました。
皆さま、ご協力イタダキマシテ、ありがとうございました。
■講師 岸本暢将 先生(杏林大学附属病院膠原病科 准教授)
<略歴>
98年北里大学医学部卒業/沖縄県立中部病院研修医
00年在沖縄米国海軍病院インターン
01年ハワイ大学内科レジデント
04年ニューヨーク大学/HospitalforJoint
Diseasesリウマチ膠原病科フェロー
06年亀田総合病院リウマチ膠原病内科プログラムディレクター
同年米国リウマチ学会DistinguishedFellowAward受賞
07年東京大学アレルギー・リウマチ内科、東京医科歯科大学臨床医学教育開発学、北里大学総合診療科非常勤講師兼務
09年聖路加国際病院Immuno-RheumatologyCenter
日本メディカルスキルアップは対面形式のセミナー(会場受講)を重視し、2009年4月より計800回以上医療技術セミナーを開催してまいりました。製薬企業とは無縁の独立系セミナーで、臨床現場、専門領域の第一線で活躍する講師の質と圧倒的な学習時間で医療業界に貢献してまいります。整形外科系の他、さまざまなジャンルのセミナーを開催しております。