消化器科系

無痛大腸内視鏡「水浸法」の実演

s00625
s00625

現在日本で販売されている高研、京都科学、MICOTOの3社のコロンモデルを使ったハンズオンセミナー

■講師 後藤利夫 先生(新宿大腸クリニック 院長)
>講師詳細はこちら 
 

【セミナー概要】
麻酔を使わなくても95%痛くない大腸内視鏡挿入法の「水浸法」を東京・北千住の井口病院で実演します。
 
水浸法は空気の代わりに水を入れるだけなので見れば明日からすぐまねできますが、水浸法に最適化した挿入法である「ワンパターン挿入法」も合わせて見学できます。
 
テキストは「水浸法による無痛大腸内視鏡挿入マニュアル」(中外医学社;4800円)がベースとなりますが、本をまだ読まれていない方や読んだけど今ひとつピンとこない方も、百聞は一見に如かずで。見たらわかります。
 
皆様、是非ご参加下さい。
(※今回は講義はありません。講義テキストもありません。)
午前:コロンモデルによるワンパターン挿入法の実践
スコープの持ち方とアングルのかけ方、ローテーション、2倍進角の法則、最小円理論によるループ解除法、ワンパターン挿入法の指内視鏡による解説とコロンモデルによる実践
 
午後:患者さんによる水浸法の実践
数名の患者さんで水浸法の検査の実践を行います。無麻酔無痛の水浸法を実際の人間もコロンモデルと同様にワンパターンで挿入するのを是非見てください。

セミナー要綱

セミナーNO. 625
開催日 2020年8月23日 10:00〜15:00
講師 ■後藤利夫 先生(新宿大腸クリニック 院長)
診療科目 消化器科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■8月23日(日)に開催しました第625回医療技術セミナー『実地医家のための無痛大腸内視鏡の”水浸法”による挿入法の実演セミナー』は盛会裏に終了しました。
講師には、新宿大腸クリニック院長後藤利夫先生に依頼して、フランチャイズである足立区の井口病院にて開催しました。後藤先生は、「徳洲会に大腸内視鏡の天才がいる・・・」との評判で、この数十年間にわたり”水浸法”の開発と普及のために奮闘されてきたことは、誰もが知っていることです。今回は特に「鳥取県のMICOTOテクノロジーという会社で開発されたコロンモデルを軸にされた」ことが、ポイントかと思います。
当日の講義の組立と進行は、以下の通りでした。
午前の、小タイトルは「コロンモデルによるワンパターン挿入法の実践」ということで、スコープの持ち方とアングルのかけ方、2倍進角の法則によるローテーション、最小円理論によるループ解除法、ワンパターン挿入法の指内視鏡による解説とコロンモデルによる実践。
午後は、「患者さんによる”水浸法”による内視鏡検査の実践で、患者さん3名にお願いしての挿入の”実演”となりました。
 
特に驚かされたのはMICOTO社により開発されたコロンモデルのすばらしさです。これまでコロンモデルを使った挿入シミュレーションは、高研社製の見るからに大腸そのものと思えるモデルを使ったものでしたが、恐らく講師の後藤先生は使ってみられてその素晴らしい機能の数々に実際に触れられてみて、気に入られたのでしょう。
他に京都科学社製のモデルと対照されながら講義が進められると考えておりました私の予想を覆し、MICOTO社のモデルの機能解説と、受講者による代わる代わるの実演が行われました。実演によると、内視鏡がどういう侵入角度で挿入され、どう進み、どこが障害となり、どういう風にして乗り越えたか・・・などすべてがセンサーにより感知され、「痛い!」と声を出し、最後は評点まで出してくれるというスグレモノでした。MICOTO社は、大学病院等の大規模な教育機関を販売対象とされているとのことですが、おそらく普及して大活躍するであろう・・・との予感を持ちました。
また、午後の、患者さんを対象とした挿入実演では、後藤先生は、途中の受講者からの質問や意見を聞きながらゆっくりと進められ、受講者にとっては非常に分かりやすい解説と実演になりました。
 
受講者の方が漏らされた感想に、「医局内で検査のうまい方に教わりに行くと自分で勉強したことをなぜ教えないといけないの」と言われた。その点、後藤先生は、何でも細かく出し惜しみなく教えていただける。お話ししてみて人格的にも素晴らしい方だと分かった、と話しておられました。

■講師 後藤利夫 先生(新宿大腸クリニック 院長)
<略歴>
88年3月東京大学医学部卒業(医師免許取得)
88年4月〜94年3月東京大学付属病院物療内科(消化器研究室)に勤務、研修医、医局員を経て助手
94年4月〜98年3月徳田虎雄に会い、徳洲会
病院(鹿児島、徳之島病院)に勤務する
98年3月〜00年3月西新宿胃腸クリニックを開設し、独立・開業
00年4月〜03年3月自由診療で大腸内視鏡を
行う
03年4月〜09年3月大隅鹿屋病院内視鏡セン
ター長。鹿児島県で多くの講演活動。
09年3月〜現在新宿にコンパクトな実験クリ
ニックである「新宿大腸クリニック」を開設
(稀有な歩みの詳細は、ホームページでご覧下さい)
<紹介>実父の大腸がんを機に大腸がんの早期発見・治療の重要性を痛感し、「大腸がん撲滅」を目標に独自の無麻酔・無痛大腸内視鏡検査法を開発。
全国各地の医療機関で無痛内視鏡検査を実践、後進の指導にあたるかたわら、著作・講演等の啓蒙活動にも熱心である。独自の無痛大腸内視鏡検査は好評で、遠方から足を運ぶ患者も少なくない。また「大腸がん撲滅」のために始めた便秘外来では患者の悩みに親身に対応し、その誠実な人柄に信頼も篤い。
<著書>
『腸をきれいにする特効法101改訂版』(主婦と生活社、14年)、『あなたの知らない乳酸菌力』(小学館、11年)、『その便秘こそ大腸ガンの黄信号』(祥伝社、01年)、『腸イキイキ健康法』(主婦と生活社、02年)、『腸いきいき健康ジュース』(ムック、07年)など著作多数。

ビジターは購入できません。

医師会員、コ・メディカル会員

販売価格  ¥5,500(税込)

商品選択

数量  

SOLD OUT