循環器科系

パンデミック心不全に対する薬物療法の秘訣

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最新 心不全の診断と治療

■講師 滝村英幸 先生(総合東京病院循環器内科 医長)
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【セミナー概要】
高齢者の心不全患者さんがここ数年急激に増加しています。よって日常臨床において心不全を診療する機会が今後さらに増えていくことが予想されます。
心不全は再入院を繰り返す症候群であり、高齢社会においていかに心不全増悪入院を抑制するかが重要です。COVID-19により心不全急性増悪時に非侵襲的陽圧人工呼吸(NPPV)の使用が制限されるようになったため、急性肺水腫に対しては気管挿管による人工呼吸を行わなければならない時代に戻ってしまいました。高齢者に対する気管挿管は嚥下機能の低下を起こし、ADLの低下を来してしまいます。さらに心不全増悪を予防することの重要性が増しています。心不全に対する薬物療法は本邦でも新しい薬剤が導入されています。利尿薬の考え方も近年大きく変わりました。予後改善効果のある新たな薬剤の登場によりこれからは心不全薬物治療が変わっていくと考えております。
今回の医療技術セミナーでは、「withコロナ」時代における心不全管理のコツと新たな薬物療法を含めて、具体的な内容を学べるような機会にしたいと考えております。日常臨床にすぐに活用できる内容を提供できたらと思いますので、皆さまのご参加をお待ちしております。午前の部10:00〜12:00「心不全の病態と診断」
心不全の病態:身体所見や検査所見からどう考えるか
心不全患者を外来で診ていく上でのポイント
COVID-19と心不全
 

午後の部12:30〜14:30「心不全に対する薬物療法」
心不全治療薬概要
新たな治療薬
症例提示による具体的な薬剤のコントロール

セミナー要綱

セミナーNO. 624
開催日 2020年8月16日 10:00〜15:00
講師 ■滝村英幸 先生(総合東京病院循環器内科 医長)
診療科目 循環器科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■第624回医療技術セミナー『パンデミック心不全に対するwithcorona時代の薬物療法』は盛会裏に終了しました。
講師には、総合東京病院心臓血管センター医長滝村英幸先生をお迎えしました。これまでの実績を上げさせていただきますと、『再入院させない心不全治療』(’17年1月;#404)、『タブレット型エコー機で心不全の外来管理』(’17年10月;#453)、『心不全外来管理のコツ』(’18年1月;#469)、『循環器疾患の画像診断』(’18年9月;#505)、『簡易エコー機で外来心不全を管理する』(’19年5月;#550)と続いておりまして、今回は6回目のご出演です。
講義の組立ですが、以下の通りでした。
午前の部は、小タイトル「心不全の病態と診断」として以下の通り
・COVID-19と心不全
・心不全の病態:身体所見や検査所見からどう考えるか
・心不全患者を外来で診ていく上でのポイント
・心不全治療薬概要(前半)
午後の部では、小タイトル「心不全に対する薬物療法とその秘訣」ということで、下記の組立と内容でした。
・心不全治療薬概要(後半)
・新たな治療薬
・症例呈示による具体的な薬剤のコントロール
 
講義の冒頭では、コロナの感染により病院や病床がどういう厳しい悲惨な状況であるかが画像等で紹介され、「COVID-19により心不全急性増悪時に非侵襲的陽圧人工呼吸(NPPV)の使用が制限されるようになったため、急性肺水腫に対しては気管挿管による人工呼吸を行わなければならない時代に戻ってしまいました」(広報チラシ)と語られ、現状の診療レベルの制限について紹介されることから始められました。
新型コロナウイルスCOVID-19の感染拡大は、第二波の様相ですが、大都市圏だけでなく全国各地で広がりつつありますが、コロナに感染した方々の病態や回復後についても、少しずつ病相が分かってきておりますが、コロナは心筋、心膜にも障害を与え、小児では川崎病化、成人でも心不全や心筋梗塞、狭心症等の後遺症を残しており、もともと高齢化で心不全が増えてきているところに輪をかけて、コロナでも心不全が増えてきており、影響は深刻である・・・との訴えでありました。
午後の講義では、薬物療法の詳細だけでなく、新たな治療薬についても薬剤名を挙げて紹介していただき、受講者からの質問もあり、その詳細、メリット・デメリットだけでなく副作用、使用上の制限条件等についても解説していただけました。
 
ネットからも質問が相次ぎ盛り上がりました。

■講師 滝村英幸 先生(総合東京病院循環器内科 医長)
【専門】
心不全、心血管超音波、インターベンション
 
<略暦>
06年聖マリアンナ医科大学卒業
06年聖マリアンナ医科大学病院初期臨床研修医
08年済生会横浜市東部病院循環器内科後期研修医
11年済生会横浜市東部病院循環器内科医員
15年済生会神奈川県病院循環器内科医長兼任
16年済生会横浜市東部病院循環器内科医長
16年12月総合東京病院循環器内科医長
現在に至る

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販売価格  ¥5,500(税込)

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