最新の糖尿病治療ガイドライン2019を読み解く−実地医家のための実践的なガイドラインの使用法
ガイドラインに基いた実践的な手法を効果的に学ぶ!
■講師 最上康生 先生(総合医療センター成田病院 診療部長)
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【セミナー概要】
最近、国内外にて糖尿病患者が急増しており、それに伴い新
規糖尿病治療薬の上市やそのエビデンスが蓄積されてきてい
ます。それに対応して多くの学会が診療ガイドラインを発行し
ています。その為一般臨床医のみならず、糖尿病専門医においても百花繚乱もしくは玉石混交の状態を呈しています。
この様な現状においては一般実地臨床医家にとりましては、どのガイドラインを参照し実際どの様に糖尿病診療を行なって行くかは五里霧中となっています。
そこで今回の医療技術セミナーでは、日常診療に大きな影響を与える日本糖尿病学会発行の昨年改訂された糖尿病診療ガイドライン2019を読み解き、一般実地臨床医家の先生方に分かりやすくポイントをお話し、併せて欧米のガイドラインとの比較検討の結果を示します。さらに私の日々の糖尿病診療経験を踏まえて糖尿病治療指針をお話しします。それに則り最新のエビデンス及びガイドラインに基いた食事療法、運動療法、薬物療法を示します。
このセミナーに参加することにより、先生方の糖尿病診療における最新の知識を身につけられるかと存じます。
先生方、奮ってご参加下さい。
午前の部10:00〜12:00
10:00ガイドラインとは
11:00日米欧ガイドラインの比較
12:00〜12:30昼食・休憩
午後の部12:30〜14:30
12:30ガイドラインに基づく食事、運動療法
13:30ガイドラインに基づく薬物療法
まとめ
セミナー要綱
セミナーNO. | 613 |
開催日 | 2020年5月17日 10:00〜15:00 |
講師 | ■最上康生 先生(総合医療センター成田病院 診療部長) |
診療科目 | 内分泌科代謝系 |
DVD価格 | 5,500円(会員価格/税込) |
終了したセミナーの報告と開催の模様
■5月17日(日)に開催されました第613回医療技術セミナー『糖尿病の治療?最新の糖尿病治療ガイドラインを読み解く−実地医家のための実践的なガイドラインの使用法:ガイドラインに基づいた実践的な手法を効果的に学ぶ!!』は盛会裏に終了しました。
講師には、総合医療センター成田病院診療部長最上康生先生をお招きしました。2018年7月に『糖尿病の薬物療法−SGLT2を中心として』(#495回)、2019年2月に『糖尿病の薬物療法−特にインスリンの外来処方、SGLP-1を中心として』(#536回)、2019年10月に『2019年最新の糖尿病治療』(#572)に続いて、今回は4回目で、昨年10月末に、いろんな意見がありすぎてなかなかまとまらず、難産の末に生まれた”ガイドライン”について取り上げていただき、読み解いていただこうというものです。(昨年の10月のセミナーでは発表が間に合わず触れられなかったものでした)。
講義の組立は以下の通りです。午前の講義は、タイトル『糖尿病の総論』で、下記の通りです。
1.ガイドラインとは何か(定義、目的、種類)
2.日米欧ガイドラインの比較
3.ガイドラインに基づく糖尿病診断−治療の目標と指針
4.ガイドラインに基づく食事療法、運動療法、薬物療法
午後の部は、タイトル『糖尿病合併症の治療』ということで、下記の通りです。
細小血管障害、大血管障害、歯周病、肥満、高血圧、脂質異常症、
妊婦、小児、思春期、高齢者の糖尿病、急性代謝失調症、
シックデイ、2型糖尿病の発症予防、癌、骨代謝、膵、膵島移植、
日本における大規模臨床試験
「ガイドライン」といえば、要するに、その領域の研究・治療の具体的な指針であり、まずはその道のゴールデン・スタンダードとして、抑えておくべき治療方針、知識、ノウハウであるかと思います。逆にガイドラインから大きく外れていたりして結果が悪いと訴訟になり責任を追及されかねないことにもなります。
ついては、今回の講義は糖尿病治療の大筋からいろんな合併症の詳細に関する治療方針・方法まで、盛りだくさんに解説していただくことになりました。
質疑では、会場受講者からも、ネット受講者からもたくさん出てきてなかなかの盛り上がりでした。
■講師 最上康生 先生(総合医療センター成田病院 診療部長)
専門分野:内科、糖尿病
<略歴>
87年東邦大学医学部卒業
91年東邦大学大学院卒業(医学博士)
91年済生会神奈川県病院内科
93年東邦大学医学部附属大森病院第二内科
96年東邦大学医学部附属大森病院第二内科助手
97年済生会若草病院内科医長
98年東邦大学医学部附属大森病院第二内科助手
03年総合医療センター成田病院診療部長