脳神経内科系(神経内科)

実地医家も知っておきたい全身疾患に伴ってみられる神経障害(神経症状シリーズ8)

s00602
s00602

■講師 吉井文均 先生(神奈川県済生会 湘南平塚病院 顧問)
>講師詳細はこちら 
 

【セミナー概要】
悪性腫瘍、糖尿病・甲状腺機能障害などの内分泌・代謝疾患、自己免疫疾患、アルコール依存症などの中毒性疾患では神経障害を合併することが少なくなく、また神経症状がそれらの疾患の初発症状になっていることも多々あります。
今回の医療技術セミナーでは、これらの全身疾患に伴う神経障害の診かた、診察方法のポイントについて講義したいと思います。神経症状の特徴を知って、全身疾患の早期診断に役立ててください。
皆さま、奮ってご参加ください。
1)悪性腫瘍による神経障害は転移ばかりではありません。傍腫瘍性
神経症候群は腫瘍の遠隔効果による神経症状です。
2)糖尿病性神経障害は糖尿病特有の三大合併症の一つです。手足の
しびれ以外にも様々な症状をきたします。
3)甲状腺は機能が高くても低くても、神経系に障害をもたらしま
す。周期性四肢麻痺もその一つです。
4)膠原病は全身の炎症性疾患ですので、神経症状で初発すること
も少なくありません。
5)飲みすぎに要注意。飲酒歴の問診が神経疾患診断の鍵になることもあります。
6)意識がボーとしている。肝性脳症、尿毒症性脳症、肺性脳症も見逃さないようにしましょう。

セミナー要綱

セミナーNO. 602
開催日 2020年12月20日 10:00〜15:00
講師 ■吉井文均 先生(神奈川県済生会 湘南平塚病院 顧問)
診療科目 神経内科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■12月20日(日)に開催しました第602回医療技術セミナー『実地医家も知っておきたい全身疾患にともなってみられる神経障害7−悪性腫瘍、糖尿病、甲状腺、膠原病、飲みすぎ、意識がボーッと』は盛会裏に終了しました。
講師には、神奈川県済生会平塚医療福祉センター長/東海大学名誉教授であります吉井文均先生です。今回は「神経障害シリーズ」としては7回目です。これまでの6回を振り返ってみると、2017年3月に『知っておきたいパーキンソン病』(#414)、17年6月に『脳卒中、認知症、高齢者てんかんなどの神経診察・所見の取り方1』(430)、17年11月に『脳卒中、認知症、高齢者てんかんなどの神経診察・所見の取り方2』(#456)、18年3月に『脳卒中、認知症、高齢者てんかんなどの神経診察・所見の取り方3』(#479)、18年11月に『日常診療で神経専門医はこう診る−よく遭遇する神経疾患を中心に』(#521)、19年9月に『昼間の神経学、夜間の神経学』(#564)、でした。
講義の組立と取り上げていただいた疾患は以下の通りでした。
1.悪性腫瘍にともなう神経障害
悪性腫瘍の脳転移、直接浸潤による局所神経症候、原発性脳腫瘍
中枢神経系原発悪性リンパ腫、下垂体腺腫、聴神経腫瘍、
血液凝固異常による脳血管障害、トルソー症候群、
非感染性心内膜炎、傍腫瘍性神経症候群、辺縁系脳炎、他
2.糖尿病にともなう神経障害
糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性多発神経炎、
糖尿病性自律神経神経障害、糖尿病性単神経炎、他
3.甲状腺障害にともなう神経障害
甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症
4.膠原病にともなう神経障害
全身性エリテマトーテス、関節リウマチ、シェーグレン症候群
ベーチェット病、抗リン脂質抗体症候群、他
5.”飲みすぎ”による神経障害
ウエルニッケ症候群、アルコール性認知症、橋中心髄鞘崩壊
アルコール性小脳萎縮症、末梢神経障害、他
6.意識がボーとしている(内科疾患にともなう脳症:肝性脳症、尿
毒症性脳症、肺性脳症、等による神経障害)
また、午前の講義では、モデルさんをお願いして、診察のやり方を実演していただきました。
 
質疑は、ネット受講者からの質問がたくさん届き、丁寧にお答えいただきました。

■講師 吉井文均 先生(神奈川県済生会 湘南平塚病院 顧問)
<略歴>
75年慶應義塾大学医学部卒業
85年MountSinaiMedicalCenter(MiamiUSA)に留学
97年東海大学医学部助教授(神経内科学教室)
05年東海大学医学部教授(内科学系神経内科)
11年東海大学医学部付属大磯病院病院長
16年社会福祉法人恩賜財団神奈川県済生会平塚医療福祉センターセンター長
21年4月より現職
東海大学名誉教授

ビジターは購入できません。

医師会員、コ・メディカル会員

販売価格  ¥5,500(税込)

商品選択

数量  

SOLD OUT