総合診療系

プライマリケアの現場で役立つ一発診断2

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一目で見抜く診断の手掛かり

■講師 中川紘明 先生(福島県立医科大学総合内科)
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■講師 宮田靖志 先生(北海道大学附属病院卒後臨床研修センター 副センター長)
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【セミナー概要】
忙しい日常臨床の外来では、多くの医師はいくつかのキーワードとなる病歴・身体所見を拾い上げ、時間をかけずに診断していると言われており、診断にかける時間が短いほど、診断精度が高いことも知られています。
本医療技術セミナーでは、愛知医科大学病院・プライマリ・ケアセンター(通称:AMUPCC)で実際に経験した症例を元に、皆様とキーワードを拾い上げ、一発診断を楽しみたいと思います。また、鑑別診断とその鑑別ポイントについてもお話しし、プライマリ・ケアの外来ですぐに役立つ内容にしたいと思います。
皆さま、奮ってご参加ください。
 

宮田靖志先生によります、『プライマリケアの現場で役立つ一発診断−一目で見抜く診断の手掛かり』の開催は、2013年6月2日(#200)の開催でした。1月19日プライマリ・ケアの現場で役立つ一発診断2
?各論:AMUPCCで学ぶ一発診断の実際?
?各論:AMUPCCで学ぶ一発診断の実際?
*ここでは診断エラーについても触れるかもしれません。

セミナー要綱

セミナーNO. 593
開催日 2020年1月19日 10:00〜15:00
講師 ■中川紘明 先生(福島県立医科大学総合内科)
■宮田靖志 先生(北海道大学附属病院卒後臨床研修センター 副センター長)
診療科目 総合診療系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■1月19日(日)に開催しました第593回医療技術セミナー『実地医家のためのプライマリケアの現場で役立つ一発診断2』は盛会裏に終了しました。
講師には、愛知医科大学附属病院総合診療科/プライマリケアセンターの中川紘明先生をお招きしました。昨年の11月23日に続いて、シリーズ2回目のご登場です。
講義の前提として、『一発診断』というのは、「診断にあたり直感や思い込みでの診断ではなくて、分析的な思考を必ず加えているものだ。医師が患者を前にして診療にあたるときの診断推論の際に検討できる鑑別の数は、4±1個であり、4つ以上鑑別に上げても、正診率は変わらない。1症例につき平均76個の情報収集をしているといわれ、最終診断は「最初の10個」の情報で想起されており、最初の4つが妥当でないときには次の4個が上がってくる・・・、診断にかける時間が短いほど診断精度が高いし、見直すと変更した診断は誤りになりやすい・・・」というのがこの理論の中核です。
という訳で、講義では22の症例を挙げられて、解説がなされました。解説の手順は、症状と年齢と性別を挙げられ、次に診断名と症例のポイントを挙げられ、臨床検査データ、必要な場合はX線写真やCT画像を提示され、問診のポイント、ピットフォール、ワンポイントアドバイス、治療や処方・・・という具合に進められました。
・12歳の男児、就寝中に左下腹の痛みで目が覚め、後嘔気・嘔吐がみられたため救急外来を受診した
・2ヶ月前から小さな虫が体中を這いずり回っていると訴えて受診した68歳女性。パーキンソン病で通院中
・3ヶ月前からの右背部痛を訴えて受診した42歳の女性。
・2年前から左前腕の外側にかゆみが続いているため受診した62歳
女性。
というような症例を題材にされました。今回は、あまり聞かない診断名だけれども、忘れてはいけない重要な疾患の連続でした。
で、中には、患者の訴えの受け止め方(いたずらに否定しても、信用されず、次から来院しなくなる)や、聞き出し方・・・等のテクニックについても、重要な点を指摘されました。
逆に、出席されていた受講者も、歴戦のつわものさんばかりで、よく当てたな・・・とびっくりするほどの質疑応答・討論の連続でした。
次のシリーズ3回目は、6月14日の開催予定です。ご期待ください。

■講師 中川紘明 先生(福島県立医科大学総合内科)
<略歴>
愛知医科大学病院総合診療科・プライマリケアセンター
 
2001年自治医科大学卒業。義務年限終了後も利尻島国保中央病院、市立根室病院などで北海道の地域医療に従事し、2015年9月から愛知科大学附属病院総合診療科・プライマリケアセンターへ。2020年10月から福島県立医科大学の現職へ
 
<資格>
日本内科学会認定内科医
日本プライマリ・ケア連合学会認定医・指導医
 
<著書>
「一発診断100」(文光堂;2011年)
「もっと一発診断100」
(文光堂;2016年)
「さらに一発診断100」
(文光堂;2019年)

■講師 宮田靖志 先生(北海道大学附属病院卒後臨床研修センター 副センター長)
<略歴>
88年自治医科大学卒業
88年愛媛県立病院研修医
90年明濱町国保狩江診療所
93年町立宇和病院内科医院
99年自治医科大学臨床講師
00年 札幌医科大学地域医療助手
04年HarvadMedicalSch.留学
06年札幌医科大学講師(総合医療)
08年札幌医科大学准教授(総合医療)
10年北海道大学附属病院現職
 
<資格>
97年日本内科学会内科専門医
97年日本呼吸器学会専門医
97年日本気管支学会気管支鏡専門医
99年日本老年学会専門医
99年日本消化器内視鏡学会専門医

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