整形外科系

実地医家のための高齢者の関節痛から疑う疾患と安全性モニタリング

s00546
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■講師 岸本暢将 先生(杏林大学附属病院膠原病科 准教授)
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【セミナー概要】
高齢化社会を迎え、日常診療において高齢発症のRAは増加している。2010年ACR/EULARにより発表された関節リウマチ(以降RA)の早期診断のための分類基準によりRAは除外診断となった。特に高齢者に起こる関節炎の鑑別疾患として重要なリウマチ性多発筋痛症(polymyalgiarheumatica;PMR)では、小関節の滑膜炎を呈することは珍しくなく、その類似疾患であるRS3PE(remittingseronegativesymmetricalsynovitiswithpittingedema)においては、突然発症の手指関節の関節炎と、著明な手背、足背の陥凹性浮腫を特徴としRAとの鑑別が困難な例もある。同様にピロリン酸カルシウム二水和物(CPPD)結晶沈着症においても病変が膝などの大関節に加え、手首や肘などの小関節に関節炎を起こすとRAとの鑑別が困難な例も遭遇する。
今回のセッションでは、高齢者で注意する関節炎の鑑別疾患につき解説したい。後半では、DMARDsおよび生物学的製剤の使い方、その時に日常診療で注意することやモニタリングについてまとめてみたい。
 
1.高齢者の関節痛から疑う疾患とその鑑別
2.経口DMARDsおよび生物学的製剤の使い方と安全性モニタリ
ング

セミナー要綱

セミナーNO. 546
開催日 2019年4月21日 10:00〜15:00
講師 ■岸本暢将 先生(杏林大学附属病院膠原病科 准教授)
診療科目 整形外科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■4月21日(日)に開催しました第546回医療技術セミナー『実地医家のための高齢者の関節痛から疑う疾患と安全性モニタリング』は盛会裏に終了しました。
講師には、聖路加国際病院Immuno-RheumatologyCenter医長であります岸本暢将先生をお招きしました。スキルアップセミナーへの出演回数は、もう既に10本の指では足りなくなっております。
講義の組み立ては、午前のタイトルが「高齢者の関節痛から疑う疾患とその鑑別」で、高齢者の関節炎の鑑別として、以下の各種疾患が挙げられておりました。
・関節リウマチ(OA)•CPPDcrystaldepositiondisease
・PMRおよびRS3PE•高齢発症RAの特徴
・Paraneoplasticsyndrome
午後の講義のタイトルは「経口DMARDsおよび生物学的製剤の使い方と安全性モニタリング」で、以下の項目が挙げられました。
●治療:bDMARDs/tsDMARDs→合併症患者さんのアプローチ
・肝障害患者さんのDMARDs
・腎機能障害患者さんのDMARDs
・間質性肺炎患者さんのDMARDs
・血液異常について
●安全性対策
・ステロイドと死亡率、骨折リスク
・合併症・併発症の有病率−−うつ病、感染症、帯状疱疹
・TNF阻害薬の安全性
・生物学的製剤
今回も例にもれず、多くの質問が飛び交いました。

■講師 岸本暢将 先生(杏林大学附属病院膠原病科 准教授)
<略歴>
98年北里大学医学部卒業/沖縄県立中部病院研修医
00年在沖縄米国海軍病院インターン
01年ハワイ大学内科レジデント
04年ニューヨーク大学/HospitalforJoint
Diseasesリウマチ膠原病科フェロー
06年亀田総合病院リウマチ膠原病内科プログラムディレクター
同年米国リウマチ学会DistinguishedFellowAward受賞
07年東京大学アレルギー・リウマチ内科、東京医科歯科大学臨床医学教育開発学、北里大学総合診療科非常勤講師兼務
09年聖路加国際病院Immuno-RheumatologyCenter

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