呼吸器科系

これから舌下免疫療法を始める実地医家へ

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■講師 松根彰志 先生(日本医科大学武蔵小杉病院耳鼻咽喉科学 教授/武蔵小杉病院耳鼻咽喉科学 部長)
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【セミナー概要】
現在わが国ではダニによるアレルギー性鼻炎、スギ花粉による花粉症に対して舌下錠(液)による抗原特異的免疫療法(以後舌下免疫療法;SLIT)が、保険診療として実施可能である。できるようになったのは2014年からで歴史はまだ浅い。それまでは注射による免疫療法(以後、皮下免疫療法;SCIT)は可能であったが、アナフィラキシー等のリスクが報告され、薬物治療に頼らない自然経過を修飾しうる有効な治療としての評価はあったが現場で敬遠される傾向にあった。しかし、SLITが始まると、その有効性と安全性が期待以上との評価が得られつつある。
本医療技術セミナーでは、アレルギー性鼻炎治療全体におけるSLITの位置付け、原理や問題点を「SLIT概論」としてお話し、6月から開始できるように「HowtodoSLIT」といった「実践編」についても平易にご説明する。
皆さま、奮ってご参加ください。15時15分開始
1.前半舌下免疫療法「概論」
(1)免疫療法の歴史・背景と舌下免疫療法
(2)舌下免疫療法の現状、効果と副作用
(3)舌下免疫と皮下免疫の特徴、比較
(4)舌下免疫療法のメカニズム−なぜ、どのように効くのか−
(5)舌下免疫療法への期待と克服すべき課題
(6)種々の治療法の中での舌下免疫療法の位置づけ
(7)質疑
 
10分休憩
2.後半舌下免疫療法「実践編」
(1)舌下免疫療法の適応。
(2)舌下免疫療法の進め方−導入から維持へー
(3)どの程度継続が必要か中断者への対処法はなど
(4)アナフィラキシーなどの心配は注意点と対処法
(5)質疑
 
18時15分終了

セミナー要綱

セミナーNO. 518
開催日 2019年4月21日 15:15〜18:15
講師 ■松根彰志 先生(日本医科大学武蔵小杉病院耳鼻咽喉科学 教授/武蔵小杉病院耳鼻咽喉科学 部長)
診療科目 呼吸器科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■4月21日(日)夕刻に3時間の企画として開催しました第518回医療技術セミナー『緊急企画実地医家のためのこれから舌下免疫療法を始める!−花粉症・アレルギー性鼻炎の診療に取り組む』は盛会裏に終了しました。
講師には、日本医科大学武蔵小杉病院耳鼻咽喉科教授であります松根彰志先生をお迎えしました。スキルアップセミナーでは3回目です。
講義の組み立てですが、前半のタイトル「舌下免疫療法概論編」として、以下の内容でした。
1免疫療法の歴史・背景と舌下免疫療法
2)舌下免疫療法の現状、効果と副作用
3)舌下免疫と皮下免疫の特徴、比較
4)舌下免疫療法のメカニズム−なぜ、どのように効くのか−5)舌下免疫療法への期待と克服すべき課題
6)種々の治療法の中での舌下免疫療法の位置づけ
後半のタイトルとしては、「舌下免疫療法実践編」として、
1)舌下免疫療法の適応
2)舌下免疫療法の進め方−導入から維持へー
3)どの程度継続が必要か中断者への対処法はなど
4)アナフィラキシーなどの心配は注意点と対処法
花粉、特に本邦ではスギ花粉の飛散が4月上旬で終わり、その後はヒノキ花粉の飛散に移行するのですが、スギ花粉に対する免疫療法が始まって約10年が経過し、かつ昨年はこれまで12歳までの適応であったのが5歳にまでに引き下げられ、さらに保険適用となり、この治療法は一気に広がって感があります。この治療法は、通常6月から治療が開始されて翌年の花粉飛散期に向けて準備されるのですが、改めてこの治療を開始する医師に向けての、緊急企画として、開催しました。

■講師 松根彰志 先生(日本医科大学武蔵小杉病院耳鼻咽喉科学 教授/武蔵小杉病院耳鼻咽喉科学 部長)
<略歴>
1959年大阪市中央区出身
1984年鹿児島大学医学部卒業
1988年鹿児島大学大学院医学研究科博士課程修了
1988年〜90年ピッツバーグ大学(米国ペンシルバニア州)留学
2000年鹿児島大学耳鼻咽喉科助教授
2007年鹿児島大学大学院医歯学総合研究科准教授
2011年日本医科大学武蔵小杉病院耳鼻咽喉科部長(現在に至る)
2015年日本医科大学耳鼻咽喉科学教授(現在に至る)

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