消化器科系

食道・頭頚部表在癌の診断・治療の最前線

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■講師 川田研郎 先生(東京医科歯科大学医学部消化管外科)
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■講師 吉永繁高 先生(国立がん研究センター中央病院内視鏡化科 医長)
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【セミナー概要】
近年、胃癌検診に消化器内視鏡が用いられるようになり、
NBIを始めとする画像強調内視鏡の活用により、食道癌の早期発見が容易となってきた。また治療においては任意の大きさで一括切除が可能なESDが普及している。食道癌は粘膜癌の段階から転移が生じるため、これら早期発見すること、さらに適切な治療法を選択するための深達度診断が重要となる。拡大内視鏡や超音波内視鏡を用いた精密診断・安全にESDを行うためのコツなど食道表在癌の最新の診断・治療法について解説します。
また濃厚な飲酒喫煙歴のある食道癌のハイリスク症例を中心とした重点的な内視鏡スクリーニングにより多くの頭頸部表在癌が見つかるようになってきました。耳鼻咽喉科領域の疾患であるものの、早期の咽頭癌に内視鏡医が遭遇する機会も多く、「のども診てほしい」という患者のニーズにも応える必要があります。
今回の医療技術セミナーのテーマは、エキスパートによる「食道・頭頸部癌の診断治療の最前線」です。
ふるってご参加下さい。10:00-12:00吉永重高先生
1.食道癌の診断・治療の最前線
バレット食道癌も含め表在型食道癌を中心に病変の拾い上げや診断・治療に関する最新の話題を多数の画像を交えつつお話します。
 

13:00-15:00川田研郎先生
2.頭頸部表在癌の診断と治療
食道癌と頭頸部癌は重複する事が多く、リスクの高い患者さんへ検査を行うコツと実際に拾い上げた画像を見ながら、実地に役立つ診断のコツについてお話します。
 

セミナー要綱

セミナーNO. 504
開催日 2018年9月9日 10:00〜15:00
講師 ■川田研郎 先生(東京医科歯科大学医学部消化管外科)
■吉永繁高 先生(国立がん研究センター中央病院内視鏡化科 医長)
診療科目 消化器科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■9月9日(日)に開催しました第504回医療技術セミナー『実地医家のための食道・頭頚部表在癌の診断・治療の最前線』は盛会裏に終了しました。
講師は、東京医科歯科大学消化管外科講師の川田研郎先生と、国立がん研究センター中央病院内視鏡科外来医長吉永繁高先生をお招きしました。川田先生は4回目、吉永先生は初めてで、吉永先生は東京医科歯科大学での数年後輩の方です。
講義の組み立てですが、まず午前の吉永先生は、タイトル『食道癌の診断・治療』として、下記の通りでした。
1)食道・食道癌の基礎知識
2)食道扁平上皮癌について
ガイドラインに基づいた治療方針
表在型扁平上皮癌の内視鏡診断
扁平上皮癌に対する内視鏡治療
3)バレット食道癌について
バレット食道・バレット食道癌とは
表在型バレット食道癌の内視鏡診断
表在型バレット食道癌に対する内視鏡治療
午後の川田先生は、タイトル『頭頚部表在癌の診断・治療』として、下記の通りでした。
1)疾患概念
2)頭頸部表在癌の特徴
3)鑑別診断
4)頭頸部表在癌の拾い上げ診断
5)内視鏡治療の適応と経過観察法
6)内視鏡治療の実際
一般にこれらの癌は、他の癌に比べて頻度は少ないけれど、大酒飲み、喫煙者がハイリスクだということですが、見つけにくいこと、初期の段階から転移が生じるため早期発見の重要性が言われ、治療後も予後が悪いこと、等も指摘されてきました。またバレット癌の発見も増えてきていることの報告もありました。講義の中では、NBI(画像協調)、拡大内視鏡、超音波内視鏡を用いた精密診断、安全にESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)を行うためのコツ・・・等のお話が進みました。食道癌と頭頚部癌とはお隣同士の関係の癌で、どちらかがあれば、必ず・・・と言ってよいほど、あと1つの癌も見つかる・・・といえる関係だそうです。
質疑では、それらしき部位を発見後の生検の必要性ややり方等について集中しました。
 

■講師 川田研郎 先生(東京医科歯科大学医学部消化管外科)
 
 

■講師 吉永繁高 先生(国立がん研究センター中央病院内視鏡化科 医長)
 
 

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