内分泌代謝内科系

実地医家こそ使いこなすべきGLP-1受容体作動薬

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注射製剤は面倒ですか

■講師 浜野久美子 先生(独立行政法人労働者健康安全機構関東労災病院糖尿病内分泌内科)
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【セミナー概要】
糖尿病患者数の増加が言われていますが、多くの糖尿病の患者のファーストタッチを担う実地医家の先生方の初期治療によって糖尿病患者さんの文字どおり命運は変わります。自覚症状もなく、健康診断の数値が少し高かった患者さんが、糖尿病治療を放置したあげく、働き盛りに血液透析を受けたり、下肢切断に至ったりする事例は病院勤務医の立場からみていますといっこうにあとを絶ちません。糖尿病の初診時にきちんと教育を受ける体制を提供(教育入院の紹介)し、必要に応じて薬物療法を開始することが必要でしょう。でも少し血糖が高いとすぐに専門施設に委ねていませんか薬物療法の選択において大きな力を発揮するGLP−1受容体作動薬は糖尿病の初期に使ってこそ最大限にそのメリットが発揮されます。しかしながらわが国では諸外国に比べて処方比率は多くありません。その背景には副作用や薬価を気にされることに加え、注射療法への医師、患者両方の心理的バリアーがあると考えられます。
今回の医療技術セミナーでは実地医家の先生にこそもっと使いこなしていただきたいGLP−1受容体作動薬について解説し明日の患者さんにまず使ってみようかという先生がたが増えていただくことを期待します。
超高齢化日本の糖尿病治療について本レクチャーに共感(いいね!)していただければと思います。
10:00〜12:00
前編糖尿病治療における問題点
薬物療法のあらまし
GLP-1受容体作動薬についてーどう違うのか使い分けは
 

12:30〜14:30
後編実践的活用
症例提示
自己注射手技導入テクニック
保険制度など
専門医に紹介すべき糖尿病症例について
まとめ

セミナー要綱

セミナーNO. 492
開催日 2018年6月17日 10:00〜15:00
講師 ■浜野久美子 先生(独立行政法人労働者健康安全機構関東労災病院糖尿病内分泌内科)
診療科目 内分泌科代謝系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■6月17日(日)に開催しました第492回医療技術セミナー『実地医家こそ使いこなすべきGLP-1受容体作動薬−注射製剤は面倒ですか』は盛会裏に終了しました。
講師には関東労災病院糖尿病内分泌内科浜野久美子先生をお招きしました。
「糖尿病治療薬GLP-1」を取り上げるのは、昨年8月20日、この薬剤を日本で一番使っているという総合南東北病院心臓血管外科医の菅野恵先生にお話をしていただいて以来です。浜野先生は、やはりこの薬剤を日本で2番目か3番目に多く使っておられる・・・ということをお話の中で触れられました。
浜野先生のお話の組立は以下の通りでした。
午前のお話は、
1.糖尿病治療における問題点
2.薬物療法のあらまし
3.GLP-1受容体作動薬について−どう違うのか使いわけは
午後の内容は、
1.実践的活用
2.症例提示
3.自己注射手技導入テクニック
4.保険制度
5.専門医に紹介すべき症例について
全体のまとめというものでした。
主宰子が事前に聞いていた課題と評価は、
?GLP-1は使ったことがない
?注射製剤なので、使い方が難しそうだ
?薬価が一番高いと聞いているというものでしたが、浜野先生はこれらの課題をきちんと、かつ上手に、そして実戦的に触れられ解説されました。一番質問や議論が盛り上がったのは、「糖尿病治療は、食事療法や運動療法で改善を図った方がよいのはよくわかっているが、なかなか難しい。結局は薬物療法が一番取りつきやすい・・・」点だったのではないか、と考えます。浜野先生の『先生だったらどうします』と問い返されたら、グッと返答に詰まる場面が続出でした。
糖尿病の薬物療法の次は、7月8日の最上先生によります『SGLT-2』です。ご期待ください。

■講師 浜野久美子 先生(独立行政法人労働者健康安全機構関東労災病院糖尿病内分泌内科)
<略歴>
82年東京大学医学部卒業
米国エール大学内分泌代謝内科で研修、
東大病院第四内科、NTT関東病院を経て
05年湘南鎌倉総合病院糖尿病内分泌内科
11年関東労災病院糖尿病内分泌内科(現職)
(10年4月より東京大学医学系大学院糖尿病代謝内科非常勤講師)
12年4月横浜市立大学医学部医学科非常勤講師
 
<著書>
「糖尿病の足病変」252、2015/1/31医歯薬出版
「アンチエイジング医学の基礎と臨床改訂第二版」(メディカルビュー社)
「糖尿病学基礎と臨床」2009年世界糖尿病デー(西村書店)
「透析看護Q&A」2009年6月配本(医薬ジャーナル社)
「糖尿病ナビゲーター第二版」インスリン療法のエビデンス2010年(メディカルレビュー社)
「糖尿病研修ノート」2010年(診断と治療社)
「心血管リスクを防ぐテーラーメイド糖尿病診療ガイド」2011年(南山堂)
「糖尿病治療のニューパラダイム」糖尿病診療の問題点と展望2014年(医薬ジャーナル社)
「改訂6版糖尿病専門医ガイドブック」日本糖尿病学会編著2014年(診断と治療社)
医学のあゆみ土曜特集2015年(医歯薬出版)糖尿病のすべて 糖尿病のすべて2015年(医歯薬出版)
糖尿病診療ガイドライン2016(南江堂)評価委員
糖尿病治療薬クリニカルクエスチョン1202016年(診断と治療社)

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