内分泌代謝内科系

リスク・ベネフィットを最大化する糖尿病治療戦略

s00489-02
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■講師 原一雄 先生(自治医科大学附属さいたま医療センター内分泌代謝科)
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【セミナー概要】
最近、糖尿病治療薬を選択するための根拠となる臨床試験の結果が次々に発表され、治療薬の種類によっては糖尿病の重要化予防に役立つ可能性が大きくクローズアップされています。一方、糖尿病治療薬の使い方次第によっては低血糖頻度の増加や体重増加などの好ましくない作用が認められることも事実です。2型糖尿病は重症化するまでつらい症状が全面に現れないため、治療を継続するためには副作用リスクをできる限り抑えて患者満足度を維持することも医療者が考える重要なポイントです。
本医療技術セミナーでは、糖尿病に関する最新の臨床試験の結果もご紹介しながら、安全性を担保し患者満足度を維持しながら糖尿病の重症化を予防するための治療戦略について参加の先生方とご一緒に考えて行きたいと思います。
何卒宜しく御願い申し上げます。午前(10:00〜12:00)
1)糖尿病の病態と成因
2)糖尿病治療の目標
3)食事・運動療法のエビデンス
4)血糖コントロールと合併症
5)薬物治療のリスク・ベネフィット
 
午後(13:00〜15;00)
1)糖尿病の心血管アウトカム試験
2)インクレチン関連薬のエビデンス
3)SGLT-2阻害薬のエビデンス
4)糖尿病の精密医療
5)糖尿病の患者中心の医療
 

セミナー要綱

セミナーNO. 489-02
開催日 2018年5月27日 10:00〜15:00
講師 ■原一雄 先生(自治医科大学附属さいたま医療センター内分泌代謝科)
診療科目 内分泌科代謝系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■5月27日(日)に開催しました第489回医療技術セミナー『リスク・ベネフィットを最大化する糖尿病治療戦略』は盛会裏に終了しました。
講師には、自治医科大学附属さいたま医療センター内分泌代謝内科教授原一雄先生をお招きしました。東京大学第三内科のご出身で初めてのご登場です。原先生は、遺伝子解析を利用した精密に患者中心の先制医療による発症の治療、予防を目指しておられる方です。6月に「GLP-1」と7月に「SGLT2」の話の予定が控えている現状で、視野を大きく持った、少し大きなお話をお願いしました。
講義の組立ですが、午前の講義は以下の通りでした。
1.糖尿病の病態と成因
2.糖尿病治療の目標
3.食事・運動療法のエビデンス
4.血糖コントロールと合併症
5.薬物治療のリスク・ベネフィット
−高齢者の診療では加齢の影響、複合病態に注意−
午後の講義の組立は以下の通りでした。
1.糖尿病の心血管アウトカム試験
2.インクレチン関連薬のエビデンス
3.SGLT2阻害薬のエビデンス
4.糖尿病の精密医療
5.糖尿病の患者中心の医療
午前の講義は、ある意味、”おさらい”から始められ、午後の”薬物開発の現状と評価”に至って佳境に入り講義も質問も大いに盛り上がりました。講義の中で、「2020年はインスリン発見100年」「最近の研究はグルカゴン研究の復活」(糖尿病発症のうえで、インスリンはブレーキ、グルカゴンはアクセルの役割を果たす)、「遺伝子検査」「ロカボ(の推奨)」「ケトン」・・・と話は発展し最先端の薬物治療で大きく盛り上がり、個々の薬物についての評価や使用上の注意についても詳細に語っていただきました。

■講師 原一雄 先生(自治医科大学附属さいたま医療センター内分泌代謝科)
<略歴>
93年東京大学医学部卒業
96年東京大学医学部第三内科医員
01年東京大学医学部特任教員
02年東京大学医学部糖尿病・代謝内科助手
07年東京大学医学部講師
11年東京大学医学部特任准教授
13年マウントサイナイ医科大学Assistant
professor
15年東京医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科准教授
16年自治医科大学附属さいたま医療センター内分泌代謝科教授
 
<資格等>
日本内科学会総合内科専門医・研修指導医
日本糖尿病学会専門医・研修指導医
日本内分泌学会内分泌代謝科専門医・研究指導医・評議員
日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医
日本生活習慣病学会評議員
日本病態栄養学会評議員
東京医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科兼任教授
埼玉県糖尿病協会理事・事務局長
国立健康・栄養研究所客員研究員
日本糖尿病学会対糖尿病戦略5ヵ年計画作成委員会委員

ビジターは購入できません。

医師会員、コ・メディカル会員

販売価格  ¥5,500(税込)

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