消化器科系

実地医家が日常診療で使える漢方処方(1回目/4回シリーズ)

s00481
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水分代謝改善薬/消化器領域の漢方治療

■講師 田中耕一郎 先生(東邦大学医療センター大森病院東洋医学科 准教授)
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■講師 長瀬眞彦 先生(吉祥寺中医クリニック 院長、日本東方医学会会長、日本胎盤臨床医学会理事長、)
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【セミナー概要】
<開催のねらいとお誘いの言葉>
 
今回の医療技術セミナーでは漢方薬の特徴を最大限に生かすために必要な基本的な漢方理論と実際の診療上のコツを、ご紹介させていただければと考えております。
 
初回は「水分代謝異常についての五苓散の定番使用と応用」についてと、「消化器疾患の病態生理と漢方薬の複数の選択肢」について、臨床上お話させていただきます。
浮腫と脱水は、現代医学では相反する病態のように思えます。しかし、東洋医学では、血管内脱水として一元化して五苓散を双方に用います。五苓散はそもそもどういう漢方薬で何に対して応用可能なのか、まだ漢方は初めてという方にもわかりやすい内容です。
消化器疾患は、選択肢も多いですが、器質的疾患が否定的であっても症状が残存する場合があります。そのような場合には漢方薬もよい適応です。定番処方にプラスアルファの処方もご紹介させていただく予定です。
 
皆さま、是非とも奮ってご参加ください。ご参加をお待ちしております。
 
10:00〜12:00
?水分代謝改善薬五苓散 田中耕一郎
 
13:00〜15:00
?消化器領域の漢方治療 長瀬眞彦

セミナー要綱

セミナーNO. 481
開催日 2018年4月1日 10:00〜15:00
講師 ■田中耕一郎 先生(東邦大学医療センター大森病院東洋医学科 准教授)
■長瀬眞彦 先生(吉祥寺中医クリニック 院長、日本東方医学会会長、日本胎盤臨床医学会理事長、)
診療科目 消化器科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■4月1日(日)に開催しました第481回医療技術セミナー『実地医家が日常診療で使える漢方処方1−水分代謝改善薬/消化器領域の漢方処方(1回/全4回)』は盛会裏に終了しました。
講師には東邦大学医学部東洋医学科准教授田中耕一郎先生と東邦大学に籍を置いて研究を続けながら吉祥寺中医クリニックで院長をされている長瀬眞彦先生をお招きしました。”漢方”領域のセミナーはスキルアップでは約3年ぶりの開催ですが、これから来年1月にかけて、全4回で、今回のお二人に加えて、奈良和彦先生、千葉浩輝先生の4名で、漢方処方シリーズを企画していただきました。東邦大学の東洋医学科は、三浦於菟教授が主宰されておりますが、現在病気療養中である・・・とのことです。
講義の組立ですが、田中耕一郎先生の午前の講義は、タイトル『五苓散水分代謝改善薬』ということで、下記の内容でした。
1.五苓散とはもともとどういう漢方薬か
2.五苓散を理解するポイント
3.五苓散の生薬構成
4.五苓散の従来からの使用法
5.五苓散の現代の応用例
6.五苓散に似た漢方薬とその応用例は
長瀬眞彦先生の午後の講義は、タイトル『消化器領域の漢方処方』ということで、下記の内容でした。
1.はじめに
2.診療の実際:上部消化管の症状、消化不良
・東洋医学の基本的な概念
・生薬から方剤を見る
処方:六君子湯、半夏瀉心湯、半夏厚朴湯、安中散、
人参湯、平胃散、啓脾湯、補中益気湯
3.診療の実際:便秘
処方:大建中湯、麻仁子丸、大黄甘草湯、潤腸湯、桃核承気湯
田中先生は、『傷寒論』から説き起こされ、「気・血・水」「舌の診かた」を解説され、「水分代謝」ということで”むくみ(浮腫)””下痢””嘔吐”を論じられ、慢性頭痛、胃腸症状、脳梗塞、慢性硬膜下血腫、脳腫瘍における脳浮腫等について、五苓散の他に、猪苓湯、真武湯、茯苓、沢瀉について症例をいくつも挙げられながら解説されました。長瀬先生のお話は、「組立て」からご推察いただけるかと思います。
ネット受講者もいつもより多く、会場からもネットからも質問が絶え間なく寄せられました。

■講師 田中耕一郎 先生(東邦大学医療センター大森病院東洋医学科 准教授)
<略歴>
93年北海道大学教育学部教育学科卒業
02年富山医科薬科大学医学部卒業
02年自治医科大学附属病院にて研修
03年UnitedStatesMedicalLicensingExaminationStep1合格
06年東邦大学医療センター大森病院東洋医学科入局
09年中華人民共和国昆明医学院留学
14年東邦大学医学部東洋医学研究室講師
17年東邦大学医学部東洋医学研究室准教授
 
<資格>
博士(医学)、
日本東洋医学会専門医・指導医、
日本内科学会認定医・専門医、
日本病院総合診療医学会認定病院総合診療医、
日本医師会認定産業医

■講師 長瀬眞彦 先生(吉祥寺中医クリニック 院長、日本東方医学会会長、日本胎盤臨床医学会理事長、)
<略歴>
1994年順天堂大学医学部卒業JR東京総合病院内科研修
1996年順天堂大学医学部附属順天堂医院放射線科入局
1999年長白会タニクリニック
副院長
2001年鉄砲洲診療所副院長
2006年吉祥寺中医クリニック
院長
2010年日本胎盤臨床医学会
理事長
2019年日本東方医学会会長
<役職>
日本東方医学会中医専門医、日本東洋医学会漢方専門医・指導医
 
<著書>
「漢方処方保険で使える全種類まるごと解説」中外医学社「更年期障害、疼痛、美容などにプラセンタ療法」ハート出版他

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