一般医学系

ケトン体に関する新知見/皮膚科領域におけるケトン体生活の有用性(ケトン食と健康講演会?)  

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ケトン体生活のすすめ/アトピー皮膚炎治療における“脱”ステロイド療法を含めて

■講師 宗田哲男 先生(市原市・宗田マタニティクリニック 院長)
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■講師 藤沢重樹 先生(医療法人社団アップル会 藤澤皮膚科 理事長)
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【セミナー概要】
近年、ケトン食が、重症てんかんの治療に保険適応になり、MCTオイル入りのケトン食が、高齢者の認知能力の向上に役立つことや抗がん効果を持つことが次々と明らかになってきています。ケトン体を正しく理解できないために、糖質過多の生活が多くの病気の根源であるのに、何もできないのが今の医療の現状です。ケトン体を理解して、それを利用する手段を探求していくと、今までには考えられなかった地平が見えてきます。主食の改革や、バターコーヒー、MCTオイルなど健康長寿のための、新たな切り口を紹介しましょう。
半世紀以上前からアトピーの専門家はアレルギーをアトピー性皮膚炎(AD)の主犯と据えて研究を重ねてきましたが、未だ効果的な予防戦略は見いだされていません。ステロイド外用剤使用が主体の標準治療も一時的な緩和をもたらすだけで治癒ではないのです。有病率でみるとわかりやすい。大半が乳児期に発症するADの有病率は今も昔も約30%と変わりません。問題なのは、昔は幼少児期には治っていたものが、近年は成人になっても治癒しない症例が激増していることです。ステロイドの濫用が原因の一つであると指摘されています。そのため多くの患者は標準治療を忌避します。他の標準治療ではみられない異常な高い忌避率です。最近では脱ステロイド治療が標準治療より優れているという研究結果が報告されています。これまでの治療とは異なる視点からみた対策すなわち脱保湿、脱ステロイド、入浴制限で皮膚バリア機能を改善し、ケトン体生活で炎症反応そのものを制御してADを克服する治療法について解説します。
10:00-12:0012:30-14:30昼食は準備します
 
『ケトン体の新知見』宗田哲男
ケトン体は悪いもの――そう思っている医師はもう患者を治せないでしょう。
たくさんの内科、産科、小児科の医師が「ケトン体が高値の妊婦から生まれた子は、知能が低くなる」ということを信じているかと思いますが、この方々は元の論文を読んでいないのです。胎児は、このRizzoT.らの論文で言う高値の妊婦の20−30倍高いケトン体の中で生きています。
 

『皮膚にも良好な健康効果が得られるケトン体生活』藤澤重樹
・アトピーは自然治癒するその意味
・外部からの供給で変調をきたすステロイドを自身で産生するには
・皮膚や腸内に共生している常在菌の役割を考える
・いかにケトン体生活が皮膚の健康によいか
 

 
昼食はLawsonの、糖質制限食の弁当をご準備する予定です。
この弁当は、「ロカボ」(ゆるやかな糖質制限食)を提唱されている北里研究所病院の山田悟先生のご指導により企画されたものです。
 

セミナー要綱

セミナーNO. 450
開催日 2018年3月18日 10:00〜15:00
講師 ■宗田哲男 先生(市原市・宗田マタニティクリニック 院長)
■藤沢重樹 先生(医療法人社団アップル会 藤澤皮膚科 理事長)
診療科目 一般医学系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■3月18日(日)に開催しました第450回医療技術セミナー「ケトン体・ケトン食シリーズ4『ケトン体の新知見』と『皮膚科領域におけるケトン体生活の有用性−アトピー性皮膚炎治療における”脱”ステロイド療法を含めて』」は盛会裏に終了しました。
このセミナーは、もともとは昨年緒10月に企画されたものでしたが、事情により延期されて、今回の開催に至ったものです。
また、これまでの医学の常識では「ケトン体」というものは、人体のなかでは危険なもので、有害なものであるという常識も、見直され始めている・・・という実感があるところでの開催です。
講師には、『ケトン体の新知見』は市原市の宗田マタニティクリニック院長宗田哲男先生、『皮膚科領域に於かる”脱”ステロイド療法』は。練馬区で開業されております藤沢皮膚科院長藤沢重樹先生をお招きしました。
午前の、宗田先生の講義の組立は、下記の通りでした。
1:ヒトは何を食べて生きてきたか
2:栄養学への疑問
3:妊娠糖尿病と糖尿病
4:ケトン体とは
5:ケトン体の効果
6:ケトン体の奇跡!
医師になられる前は地質学を勉強された宗田先生ですが、長い地球と人類の歩みの上で、農耕生活はほんのチョッピリでしかなく、狩猟生活が長く、肉や魚中心の食生活を送り、ケトン体に満たされた体質で生きてきた・・・。それは胎児がケトン体に満たされていることからも理解される、妊娠糖尿病については考え方も対処法も間違っている・・・と、説かれました。またこれまでの栄養学に対しても数々の疑問を呈され、見直されつつあることも説かれました。さらに、ケトン体健康法に関する数々の健康法と、新しい商品についても紹介されました。
次に、午後の藤沢先生の講義の組立ですが、以下の通りでした。
1:そもそもアトピー性皮膚炎とは最近のコンセンサスは
2:アトピー性皮膚炎治療戦略
?風呂断ち=バリア機能温存
?日光浴=ビタミンD増加表皮細胞のステロイド産生増加
?糖質制限=ケトン体生活
?腸内細菌叢+食物繊維=Tレグ細胞(+)
?運動
?良質な睡眠
?開き直り
?脱保湿×脱ステロイド =最強自然治癒力
組立を見ますと内容が一目瞭然ですが、要するに、アトピー性皮膚炎はステロイド療法ではきちんと治らない。元の自然の生活に戻って色々なことに気を付けて生活すれば、時間はかかるけど、アトピー性皮膚炎も治るのだ、と説かれました。
現在は、ステロイドを使った治療が主流なのでしょうが、ようやく「”脱”ステロイド」の主張も取り上げることができました。
これまでの医学の常識を覆す諸説に、受講者は次々と質問されておりました。今回の受講者は医師の方が多かったのですが、新しいモノも学説も、こうして鍛えられ、根付くものだと考えております。

■講師 宗田哲男 先生(市原市・宗田マタニティクリニック 院長)
<略歴>
1947年生まれ。1965年北海道大学理学部地質学鉱物学科入学。卒業後は国際航業に入社。
その後医師を志し、1973年帝京大学医学部入学。
卒業後は、小豆沢病院、立川相互病院勤務を経て、千葉県市原市に宗田マタニティクリニックを開院。
(著書)
「ケトン体が人類を救う」「ケトン体入門」光文社、「糖質制限がすごいーケトン体生活のススメ」ぴあ、「頭は1日でよくなる―ケトン食のススメ」主婦の友社、
「ケトン体こそ人類史上最強の薬である」かんぜん、「甘いもの中毒」朝日新書」、「MCTオイルで病気知らずの体になる」「バターコーヒーダイエット」「クラウドブレッド」河出書房新社、「ケトン体ダイエットレシピ」
『楽しくなるお産−自然分娩・母子同室のすすめ』(桐書房、年)、ほか共著、多数
 
クリニックは、糖尿病妊娠、妊娠糖尿病の糖質制限による管理で成果をあげている。

■講師 藤沢重樹 先生(医療法人社団アップル会 藤澤皮膚科 理事長)
<略歴>
1976年日本大学医学部卒業。国立予防衛生研究所で腫瘍免疫の研究を行う。静岡県立こども病院、社会保険横浜中央病院皮膚科部長、日本大学医学部講師を経て、1992年に藤澤皮膚科を開業。
 
著書に『こうして治そうアトピー性皮膚炎』(文研出版)、『ステロイドはもういらないアトピーの治し方成人アトピーを治すスキンケア療法』(合同出版)、『9割の医者が知らない正しいアトピーの治し方』、『アトピー治療革命』(いずれも永岡書店)などがある。

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