消化器科系

実地医家のための 大腸内視鏡 挿入の理論と実際

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水浸法と各挿入法を動画で比較する

■講師 後藤利夫 先生(新宿大腸クリニック 院長)
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【セミナー概要】
今までスキルアップで毎年『水浸法』の講演をさせていただき、昨年5月にそれらをまとめて中外医学社より『水浸法による無痛大腸内視鏡挿入マニュアル』を出版させていただきました。おかげさまで好評とのことです。本はなるべく実践的にするためにマニュアル化しました。そのぶん、なぜそうするのかの理論についてはかなり省略しました。今回は挿入の理論の部分を重点的に解説します。大腸内視鏡には様々な挿入法があり、より苦痛なく短時間で挿入できるように進化してきました。今回は動画を使って各挿入法を比較し、その理論を解説したいと思います。
実際の診療に役立つヒントが多くあるものと思います。
私の本を読んだ方も読んでいない方も、“水浸法”の方も、そうでない方も。皆さま、ふるってご参加下さい。
午前の部10:00−12:00午後の部13:00−15:00
・二人法と一人法の比較〜右手と左手の協調は必要か〜
・プッシュ法(ライトターンショートニング)とプル法(軸保持短縮法)の比較〜なぜ押さなくても入るのか〜
・送気法と無送気法の比較〜送気しないだけでこんなにも入りやすい〜無送気送水法(ストレイト法)と無送気フード法(ストレート法)の比較〜水を入れるか、フードを使うか〜
・水浸法と浸水法の比較
 

(以下、質問の例です)
 
なぜ吸引するのか
なぜ水を入れるといいのか
なぜアングルを親指で操作するのか
なぜローテーションを右手しないのか
なぜ2倍で進角するのか
なせワンパターンで挿入できるのか
なぜ直腸は左回しするのか
なぜ引いてSDに届くのか
なぜS状結腸は右、横行結腸は左回しするのか
なぜ横行結腸途中でダウンからレフトに変わるのか
なぜ汚くても挿入できるのか
なぜアタッチメントを付けるのか
なぜ押すとき回さず、引くとき回すのか
なぜループは180度で解除できるのか
なぜアングルとローテーションを同時にかけるのか
なぜスコープを変えるとうまくいくのか
他にも多数のなぜに答えます。ご質問も大歓迎です。よろしくお願いします。(後藤)
 

セミナー要綱

セミナーNO. 447
開催日 2017年11月3日 10:00〜15:00
講師 ■後藤利夫 先生(新宿大腸クリニック 院長)
診療科目 消化器科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■11月3日(金・祭)に開催しました第447回医療技術セミナー『実地医家のための大腸内視鏡挿入の理論と実際』は盛会裏に終了しました。
講師には、いつものように新宿大腸クリニック院長後藤利夫先生をお招きしました。後藤先生も、ご登場の回数は10本の指では足りなくなった・・・かと思います。
講義の組立は、午前の第一部は、『挿入の原理(水浸法の証明)』として
挿入法進化の歴史(田島強先生、新谷弘実先生、粒良邦彦先生、田淵正文先生、鈴木雄久先生、後藤利夫先生、水上健先生、
軽部友明先生)を、ネット等で世に公表されている限りの論文等のデータを中心に、特に動画で振り返りつつ、”水浸法”の成立した経過とその理論の正しさについてのお話でした。
午後の第二部は、『挿入の技術(ワンパターンメソッドの証明)』として
前半:直腸から脾弯曲まで
後半:脾弯曲から盲腸まで
というものでした。
歴史的に見れば、挿入技術の発展上重要な役割を果たされたのは、田淵正文先生、鈴木雄久先生、後藤利夫先生・・・のように思えます。主宰子の勝手な判断ながら、デス。
そもそも後藤利夫先生が提唱し、公開され、進めておられる”水浸法”をスキルアップのセミナーで取り上げて以来約6年が経過し、これまでたくさんの方々が参加され、導入され、ある方は「後藤先生の、”水浸法”によって私は開眼した」といわれる熱烈な方もおられるほどで、全国各地で後継者を育てられ、その成果であります後継者が実際の検査で力を発揮されつつあるようですが、スキルアップのセミナーの受講者層はいちおう新しい方々に入れ変わりつつある・・・と感じております。九州のとある県から参加された受講者は、かつて新谷先生の講義を受けに来たことがあり久しぶりの参加ではあるが、これから”水浸法”を勉強し直してみたい、との希望を残して帰って行かれました。
このセミナーは、9月17日に開催を予定しておりました企画ですが、台風の襲来の影響をまともに受け延期させていただいておりました。今回、ようやく実現し、ホッとしております。ありがとうございました。

■講師 後藤利夫 先生(新宿大腸クリニック 院長)
<略歴>
88年3月東京大学医学部卒業(医師免許取得)
88年4月〜94年3月東京大学付属病院物療内科(消化器研究室)に勤務、研修医、医局員を経て助手
94年4月〜98年3月徳田虎雄に会い、徳洲会
病院(鹿児島、徳之島病院)に勤務する
98年3月〜00年3月西新宿胃腸クリニックを開設し、独立・開業
00年4月〜03年3月自由診療で大腸内視鏡を
行う
03年4月〜09年3月大隅鹿屋病院内視鏡セン
ター長。鹿児島県で多くの講演活動。
09年3月〜現在新宿にコンパクトな実験クリ
ニックである「新宿大腸クリニック」を開設
(稀有な歩みの詳細は、ホームページでご覧下さい)
<紹介>実父の大腸がんを機に大腸がんの早期発見・治療の重要性を痛感し、「大腸がん撲滅」を目標に独自の無麻酔・無痛大腸内視鏡検査法を開発。
全国各地の医療機関で無痛内視鏡検査を実践、後進の指導にあたるかたわら、著作・講演等の啓蒙活動にも熱心である。独自の無痛大腸内視鏡検査は好評で、遠方から足を運ぶ患者も少なくない。また「大腸がん撲滅」のために始めた便秘外来では患者の悩みに親身に対応し、その誠実な人柄に信頼も篤い。
<著書>
『腸をきれいにする特効法101改訂版』(主婦と生活社、14年)、『あなたの知らない乳酸菌力』(小学館、11年)、『その便秘こそ大腸ガンの黄信号』(祥伝社、01年)、『腸イキイキ健康法』(主婦と生活社、02年)、『腸いきいき健康ジュース』(ムック、07年)など著作多数。

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