耳鼻咽喉科系

知っていてよかった、花粉症・アレルギー性鼻炎診療の「落とし穴」と「新しい話題」

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話題の最新療法である”舌下免疫療法”も含めて「患者満足度の高い治療」を考える

■講師 松根彰志 先生(日本医科大学武蔵小杉病院耳鼻咽喉科学 教授/武蔵小杉病院耳鼻咽喉科学 部長)
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【セミナー概要】
花粉症・アレルギー性鼻炎で命を落とすことはありませんが、学習や仕事の能率を極度に低下させるなど、生活の質(QOL)を著しく悪化させる重大なQOL疾患です。しかも、国民の4割程度が罹患しており、その原因の8割は、ダニとスギ花粉です。子供からお年寄りまでしばらくは増えることはあっても減りそうにはありません。まさに国民病ですが、多くの患者さんが医療機関を受診することなく、とりあえずの市販薬などでしのぎ我慢をしておられます。中には、花粉症・アレルギー性鼻炎との自覚がないままに「かぜ症状」と誤認して正しい対処を行っておられない例も散見されます。
本医療技術セミナ―では、こうした患者さんや患者予備軍の市民の方に「患者満足度の高い花粉症・アレルギー性鼻炎診療」を実践するための具体的でわかりやすい提案をいたします。
皆さま、奮ってご参加ください。10時〜12時(途中10分休憩)
「アレルギー性鼻炎の総論と診療の落とし穴」
1.アレルギー性鼻炎の疫学・病態の基本、総論
理屈の基本を押さえておきます。
2.欧州発、局所アレルギー反応性鼻炎って何
症状や鼻粘膜所見からは、「絶対アレルギー!」でも採血で抗体をチェックしても「全部陰性!」・・・・、困りました。
3.老人性鼻漏、ご存知ですか
いろいろ薬を出しても止まらない老人の鼻水、困りました。
4.乳幼児の鼻水治療、どう考えてどう対応しておられますか
アレルギーマーチというけれど・・・・現場では大変です。あ
 
12時〜13時昼食
 
13時〜14時(途中10分休憩)
「アレルギー性鼻炎治療へのニーズと免疫療法の実際」
1.「NPO花粉症・鼻副鼻腔炎治療推進会」主催の花粉症市民講座でのアンケート、マスコミ記事のご紹介
市民や患者さんが、どういう疑問を持っておられるかご紹介します。
2.花粉症・アレルギー性鼻炎治療の4枚のカード
?抗原除去など生活指導
バカにできない「ダニ退治」、マスクとうがい;口呼吸による乾燥、咽頭痛
?薬物治療新しいお薬が出ていますが、特徴は
?免疫療法
?主な手術
鼻中隔矯正術、下鼻甲介減量術、レーザー手術、後鼻神経切断術(当科の動画もあります)
3.改めまして「舌下免疫療法の実際」−当科ではこのようにやっていますー

セミナー要綱

セミナーNO. 439
開催日 2017年7月30日 10:00〜15:00
講師 ■松根彰志 先生(日本医科大学武蔵小杉病院耳鼻咽喉科学 教授/武蔵小杉病院耳鼻咽喉科学 部長)
診療科目 耳鼻咽喉科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■7月30日(日)に開催しました第439回医療技術セミナー『知っていてよかった!花粉症・アレルギー性鼻炎診療の”落とし穴”−舌下免疫療法も含めて「患者満足度の高い治療」を考える』は盛会裏に終了しました。
講師には、日本医科大学武蔵小杉病院耳鼻咽喉科教授松根彰志先生をお招きしました。本邦においては日本医科大学耳鼻咽喉科教授大久保公裕先生は、日本における花粉症アレルギー性鼻炎の感作療法を2000年頃から先駆けて行っておられますが、2014年からスギ花粉に対する、2015年にはダニに対する舌下免疫療法(SLIT)が開始され、普及が図られてきておりますが、今回は同門の松根先生にその診療の概要と進行状況についてお話しいただこうということです。
日本における花粉症・アレルギー性鼻炎に悩む患者は、国民の4割から6割にも及ぶということで、「国民病」ともいえるのかと思います。実は、主宰子は免れられておりますが、妻も3人の娘も花粉症で、例年3月から5月にかけて、くしゃみは連発し、鼻はじゅるじゅるで絶え間なくティッシュペーパーが必要で、頭も重く何も考えられない・・・と訴えておりました。我が家で75%の罹病率ですから、他の家庭も推して知るべし。真剣な対策が求められるところであります。
講義の組立は以下の通りでした。午前の講義は、
1.アレルギー性鼻炎の疫学・病態の基本、総論
2.欧州発、局所アレルギー反応性鼻炎(LAR)って何
3.老人性鼻漏、ご存知ですか
4.乳幼児の鼻水治療、どう考えてどう対応しておられますか、で午後の講義は以下の通りでした。
1.花粉症・アレルギー性鼻炎治療の4枚のカード
?抗原除去など生活指導?薬物治療
?免疫療法-減感作療法改め?主な手術(鼻中隔矯正術動画も)
2.「舌下免疫療法の実際」−当科ではこのようにやっていますー
3.「NPO花粉症・鼻副鼻腔炎治療推進会」主催花粉症市民講座でのア
ンケート、マスコミ記事のご紹介、
というものでした。
午前の講義では、アレルギー性鼻炎の疫学と、特に最近の話題3題、午後の講義では治療とその実際について詳細な解説が行われ、どれも興味深いものでありましたが、とりわけ、薬物療法と、舌下免疫療法の話題については質問が途絶えませんでした。
実は、ネットのLIVE視聴は少なかったのですが、皆さん忙しいのか、季節柄遊びに行かれたのか、それとも舌下免疫療法は実地に見ないと・・・というお考えであったのか、おそらく後者であったのだろう、と想像しております。

■講師 松根彰志 先生(日本医科大学武蔵小杉病院耳鼻咽喉科学 教授/武蔵小杉病院耳鼻咽喉科学 部長)
<略歴>
1959年大阪市中央区出身
1984年鹿児島大学医学部卒業
1988年鹿児島大学大学院医学研究科博士課程修了
1988年〜90年ピッツバーグ大学(米国ペンシルバニア州)留学
2000年鹿児島大学耳鼻咽喉科助教授
2007年鹿児島大学大学院医歯学総合研究科准教授
2011年日本医科大学武蔵小杉病院耳鼻咽喉科部長(現在に至る)
2015年日本医科大学耳鼻咽喉科学教授(現在に至る)

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