消化器科系

胃食道逆流症(GERD)の最新の治療と新規ストラテジー

s00432
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■講師 鈴木秀和 先生(東海大学医学部消化器内科 教授)
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■講師 森英毅 先生(国立病院機構東京医療センター消化器科医員)
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【セミナー概要】
世界的に胃食道逆流症(GERD)に対する関心が高まり、我が国においてもGERDの有病率は急速に増加しています。このGERDは、消化器病の専門医だけでなく、プライマリ・ケアの先生方も診療する機会が多いと思います。最近、GERDの病態メカニズムが徐々に明らかになり、その診断や治療も格段に進歩してきました。そのような現状をふまえ、日本消化器病学会のガイドラインは2015年に改訂され、さらに機能性消化管障害の世界的なガイドラインであるRome基準も10年振りにRomeIVに改訂されました。
今回の医療技術セミナーでは、GERDの診断・治療における国内外のスタンダードをより深く理解するために、GERD診療のエッセンスを網羅したプログラムであります。多くの先生方のご参加をお待ちしております。
皆さま、奮ってご参加ください。
10:00-12:00胃食道逆流症(GERD)の病態概念と診断・治療
(森英毅先生)
1.GERDの合併症
2.GERDのメカニズム、生活習慣とGERD
3.GERDと器質性食道運動異常との鑑別
4.内圧検査、pHモニタリング
5.GERDの治療(prokineticsや漢方など)
 
13:00-15:00胃食道逆流症(GERD)のガイドラインと
治療選択のフロー(鈴木秀和先生)
1.病態生理と合併症の発症機序
2.国内外のガイドラインの動向
3.RomeIVで提示される機能性食道疾患との違いや鑑別ポイント
4.GERDの薬物治療、特に酸分泌抑制薬(H2ブロッカー、PPI、
P-CAB、など)
5.GERD診療の今後

セミナー要綱

セミナーNO. 432
開催日 2017年7月9日 10:00〜15:00
講師 ■鈴木秀和 先生(東海大学医学部消化器内科 教授)
■森英毅 先生(国立病院機構東京医療センター消化器科医員)
診療科目 消化器科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■7月9日(日)に開催しました第432回医療技術セミナー『実地医家のための日常診療で遭遇する胃食道逆流症(GERD)の最新の治療と新規ストラテジー』は盛会裏に終了しました。
講師には、慶應義塾大学医学部医学教育統括センター教授鈴木秀和先生と、国立病院機構東京医療センター消化器科森英毅先生をお招きしました。鈴木先生は、日本消化器病学会のGERDの委員として世界的視野で治療ガイドライン等の策定に参画されておられます。
講義の組立は、午前の森先生は、タイトル「GERDの病態概念と診断・治療」として
1.GERDの診断と分類2.GERDの合併症3.生活習慣とGERD4.GERDの治療(prokineticsや漢方など)
5.外科手術&内視鏡的噴門粘膜切除術、というものでした。
午後の鈴木先生は、タイトル「GERDガイドラインと治療選択のフロー」として、
1.病態生理と合併症の発症機序
2.国内外の治療ガイドラインの動向
3.Rome?で提示される機能性食道疾患との違いや鑑別ポイント
4.GERDの薬物治療、特に酸分泌抑制(H2ブロッカー、PPI、P-CAB、など)
5.GERD診療の今後、というものでした。
胃食道逆流症(GERD)の病態は、胸やけやゲップ、寝ているときの吐気に象徴される胃酸過多・・・かと思いますが、かつて多かった胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がん等が減り、GERDが増えているのだそうです。原因は、食生活の変化により胃酸がたくさん出るようになった、胃がんの原因といわれるピロリ菌の除去が進んだ、ことにもよるとのことです。GERDは、メタボとも関係が深く、肥満や内臓脂肪の蓄積等で胃の内圧が上がる、血圧や心臓の薬でCaブロッカー、nSAIDs等の使用にも大きな影響があり、喘息とも関連が深いことが突き止められ、新しい薬が次々と開発されていることもあり、治療が大幅に変わっていっているようです。
会場では、講義の進行にともない、質疑が大いに盛り上がりました。

■講師 鈴木秀和 先生(東海大学医学部消化器内科 教授)
専門分野:消化器内科学、消化器内視鏡学、
上部消化管、機能性消化管障害、
専門医教育
<略歴>
89年慶應義塾大学卒業
93年慶應義塾大学博士課程修了
93年カリフォルニア大学サンディエゴ校研究員
05年北里研究所病院消化器科医長
06年慶應義塾大学内科学(消化器)専任講師
11年慶應義塾大学内科学(消化器)准教授
13年慶應義塾大学病院消化器内科診療副部長
15年慶應義塾大学医学教育統轄センター教授
16年東京歯科大学内科学講座客員教授
17年慶應義塾大学医学部専修医研修センター長
18年日本専門医機構運営委員・共通講習委員長
19年東海大学医学部内科学系消化器内科学教授
19年東海大学医学部付属病院臨床研修部長
19年北京大学医学部客員教授
20年東海大学医学部内科学系消化器内科学領域主任教授
 
<学会役員、等>
日本微小循環学会理事長、AGA国際委員
日本神経消化器病学会理事、Rome委員会委員
日本潰瘍学会理事、日本高齢消化器病学会理事
日本ヘリコバクター学会理事、
日本がん予防学会理事

■講師 森英毅 先生(国立病院機構東京医療センター消化器科医員)
<略歴>
08年慶應義塾大学医学部卒業
08年平塚市民病院臨床研修
10年慶應義塾大学内科専修医
11年東京都立大塚病院消化器内科
12年慶應義塾大学内科学(消化器)
16年同大学院博士課程修了
16年より国立病院機構東京医療センター消化器科医員

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販売価格  ¥5,500(税込)

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