内分泌代謝内科系

症例から復習・勉強しなおす 水電解質・酸塩基平衡異常の考え方

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かかりつけ医の役割は

■講師 内田俊也 先生(帝京大学医学部内科学 教授)
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【セミナー概要】
水電解質異常と酸塩基平衡異常は一般臨床で遭遇することが多いにもかかわらず、その診断と治療は敬遠されることが多いようです。尿細管での電解質輸送などが複雑に見えて、この領域は最初からハードルが高いと感じておられるようです。でもそんなことはありません。簡単な理屈さえ身につければ、その臨床応用は無限に広がります。
疾患に遭遇する第一歩としてかかりつけ医の役割はきわめて大きく、ある程度のところまではご自分で診断と治療ができるようになります。最近は水利尿薬も上市され、今後はますますこの領域に慣れておく必要があります。
今回の医療技術セミナーでは、水電解質異常と酸塩基平衡異常の簡単なアプローチの仕方を説明し、その後実際の症例からどのように活用して鑑別診断を行うかを解説いたします。このセミナーを聴けば、明日からいきなり水電解質の専門家になれます。
皆さま、奮ってご参加ください。
10:00-12:00
・水電解質異常の基本的考え方
・実際の症例から学ぶ
・診断と治療のコツ
 
13:00-15:00
・酸塩基平衡の基本的考え方
・実際の症例から学ぶ
・最近の知見を学ぶ

セミナー要綱

セミナーNO. 428
開催日 2017年6月11日 10:00〜15:00
講師 ■内田俊也 先生(帝京大学医学部内科学 教授)
診療科目 内分泌科代謝系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■6月11日(日)に開催しました第428回医療技術セミナー『症例から復習しなおす水電解質・塩酸基平衡異常の考え方−かかりつけ医の役割は』は盛会裏に終了しました。
講師には、帝京大学医学部内科学(腎臓内科)/公衆衛生学教授であります内田俊也先生をお招きしました。昨年の7月に『高尿酸血症』をお願いしましたが、その”続編”として今日のテーマを設定していただきました。
講義の組立は、以下の通りでした。
午前の講義は、「水電解質異常は増加している!」ということで、
・水電解質異常の基本的考え方
・実際の症例から学ぶ(低Na血症/高Na血症/低尿酸血症/高K血症、他)
・診断と治療のコツ(アプローチの仕方、病態の把握の仕方、インアウトバランスと排泄率、電解質の単位、Starlingの法則、他・・・)ということでした。
午後の講義は、酸塩基平衡異常は、あらゆることで起こっている」ということで
・酸塩基平衡の基本的な考え方(肺炎後や手術後の低Na血症/低尿酸血症/高Na血症/高K血症、CKDにおける電解質異常、高K異常、低K血症、他)
・実際の症例に学ぶ(酸の生成と排泄、細胞外液、酸負荷後の緩衝作用、近位尿細管の重炭酸再吸収機序、皮質集合管の酸排泄機序、アシドーシスと腎障害、アルカローシス、アニオンギャップ、血液ガス、他)について、症例に基づく演習問題や質問等を随所に織り交ぜての素晴らしい講義でした。
主宰子に分かったことは、入り口のマラソンやジョギングの普及で低Na血症が起こる・・・・位のことでしたが、今日のお話は、臨床の場では必須であり、実地医家にとっては大変に大事なことであることが、おぼろげながら理解できました。
会場受講はもっと多くてもよいはずだと思いつつも、やはり皆さん
この領域のお話は難しくて、敷居が高かったのかな、と感じました。また、ネット受講者は多かったのですが、質問は来ませんでした。
次は、演習問題を中心に企画させていただこうと考えております。

■講師 内田俊也 先生(帝京大学医学部内科学 教授)
<略歴>
78年3月東京大学医学部医学科卒業
80年6月東京大学医学部第四内科入局
84年11月〜87年10月米国国立衛生研究所(NIH)留学
88年3月〜89年3月併任総理府技官(昭和天皇侍医)
91年7月公立昭和病院腎臓内科医長
95年4月帝京大学医学部第一内科講師
98年4月帝京大学医学部第一内科助教授
04年4月帝京大学医学部内科教授(腎臓内科学)
11年4月帝京大学大学院公衆衛生学研究科教授(兼担)
 
<役職>
2011年日本アフェレシス学会評議員
2012年日本臨床栄養学会評議員
2012年日本腎臓学会理事
2013年日本腎臓リハビリテーション学会代議員
2016年日本痛風・核酸代謝学会理事

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販売価格  ¥5,500(税込)

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