医業経営・法律系

日常臨床に潜むクスリ(薬)のリスク

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臨床医が知っておきたい薬物有害反応の知識

■講師 上田剛士 先生(洛和会丸太町病院総合診療科 副部長)
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【セミナー概要】
薬物有害反応は非常に高頻度に認められる事象であり、すべての医師が熟知していなければならない事項です。薬物有害反応には数多くのものがありますが、実地医家の先生方が知っておかなければならない「よく使う薬の良く起こる薬物有害反応」をまとめました。皆さまの知識の整理に役立てば幸いです。
また、薬物有害反応は頭で理解するだけでは減りません。患者や我々がなぜ不要な薬を欲してしまうのかその心理まで知って、初めて薬物有害反応が減るものと思います。そこで、心理学の観点からも薬物有害反応を考えてみました。実地医家の先生方のみならず、研修医や研修医を指導する立場にある方々に
おすすめの企画と考えております。
皆さま、奮ってご参加ください。
10:00-12:00
「風邪に抗菌薬」が減らない理由
浮腫を来す薬剤
活性型ビタミンD製剤による高Ca血症
ジギタリスやテオフィリンを安全に使う
喘息患者に安全な薬剤
高齢者の向精神薬の安全性
 
13:00-15:00
消化管出血を起こす意外な薬剤
意外に多いPPIの副作用
薬疹、薬剤熱、薬剤性肝障害

セミナー要綱

セミナーNO. 420
開催日 2017年4月9日 10:00〜15:00
講師 ■上田剛士 先生(洛和会丸太町病院総合診療科 副部長)
診療科目 医療法律系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■4月9日(日)に開催しました第420回医療技術セミナー『日常診療に潜むクスリ(薬)のリスク臨床医が知っておきたい薬物有害反応の知識』は盛会裏に終了しました。
講師には、遠く京都から、洛和会丸太町病院救急・総合診療科副部長上田剛士先生をお招きしました。上田先生は、13年9月に『めまい』(#221)をお願いして以来、14年1月に『浮腫』(#237)、15年7月に『高齢者と心因性疾患患者診療のための身体診察』(#323)に続くセミナーです。
また、スキルアップでは、この1月から徳田安春先生に『薬はリスク!副作用マスターコース?』(#400)、江頭正人先生に『高齢者の薬の使い方』(#405)をお願いし、”薬の副作用シリーズ”を続けてきたところでの開催です。今回のテーマは、この3月下旬に、同タイトルの著書が出版されたばかりのようでありまして、素晴らしいお話でした。
講義の組立は、
午前が、タイトル『よく使用するクスリのリスク』として、
・なぜ「風邪に抗菌薬」がいまだになくならないのか
・薬剤性浮腫
・食欲低下(ビタミンD製剤・高Ca血症)
・ジギタリス
・テオフィリン
・気管支喘息患者に安全な薬剤
・高齢者に対する向精神薬、であり
午後は、タイトル『よく遭遇するクスリのリスク』として、
・薬剤による消化管出血
・意外に多い!PPIの副作用
・薬疹
・薬剤熱
・薬剤性肝障害
・薬剤性肺障害
・薬剤性血球減少でありました。
特に、今回は、治療者の側からも、患者の側からも、心理的な側面の分析が、取り入れられておりまして、受講者を納得させるものでありました。
記憶に残った言葉としては、「薬疹は、すぐに出るものもあれば、忘れた頃にやってくるものもある」「患者さんとの対話が大事!」です。
会場受講者からの質問で、終始盛り上がりましたが、LlIVEによるネット受講者の数も、終始好調でした。

■講師 上田剛士 先生(洛和会丸太町病院総合診療科 副部長)
<略歴>
02年.名古屋大学医学部卒業
名古屋掖済会病院
04年名古屋掖済会病院救急専属医
05年京都医療センター総合内科レジデント
06年洛和会音羽病院総合診療科
12年洛和会丸太町病院救急総合診療科医長
16年同副部長
<著書>
『ジェネラリストのための内科診断リファレンス』(医学書院2014年)
『高齢者診療で身体診察を強力な武器にするためのエビデンス』(シーニュ2014年)
『Dr.たけしの本当にスゴい症候診断』(ケアネットDVD2015年)
『非器質性・心因性疾患を身体診察で診断するためのエビデンス』(シーニュ2015年)
『あなたも名医!夜間外来であわてない!―エビデンスに基づく診療の極意』(日本医事新報社2016年)
『Dr.たけしの本当にスゴい症候診断2』(ケアネットDVD2016年)

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販売価格  ¥5,500(税込)

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