一般医学系

糖質制限による糖尿病をはじめとした代謝性疾患の治療②

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いま話題の「緩やかな糖質制限(ロカボ)」、こうやれば出来る!!

■講師 山田悟 先生(北里研究所病院糖尿病センター センター長)
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【セミナー概要】
最近、緩やかな糖質制限食(ロカボ)がはやっています。無作為比較試験における糖質制限食の血糖、体重、脂質、血圧に対する有効性の証明と、日本人を含む東アジア人での観察研究における糖質摂取の少ない群における総死亡率、心血管死亡本医療技術セミナーでは、食事療法としての糖質制限食の有率、糖尿病発症率の低さの報告があるからです。一方、なお、糖質制限食を批判する医療従事者が残存していることも確かです。また、こうした糖質制限食批判者が妄信しがちなのが、エネルギー制限食(俗称カロリー制限食)です。
効性とその機序、簡便な糖質制限食の指導法についてお伝えしつつ、ありがちな糖質制限食批判の誤謬とカロリー制限食指導の問題点について解説します。糖尿病や肥満の患者さんに寄り添う診療をしたいと考えている実地医家の先生方にぜひお聞きいただきたく思います。
皆さま、奮ってご参加ください。
 

午前:栄養学のパラダイムシフトと糖質制限の躍進
1.代謝性疾患の現状
2.栄養学のパラダイムシフト
3.脂質制限食の消退
4.糖質制限食の有効性
5.糖質制限食が有効である機序
 
午後:エビデンスと実行性から見る糖質制限食
1.エビデンスレベルについて
2.糖質制限食が反対された歴史的背景
3.カロリー制限食・蛋白制限食について考える
4.緩やかな糖質制限(ロカボ)の指導法
5.ロカボチャレンジの結果報告
 

当日の昼食は、コンビニ大手と協力した『糖質制限食』のお弁当も味わっていただくとともに、他の関連食品もお配りします。
 

セミナー要綱

セミナーNO. 396
開催日 2016年11月27日 10:00〜15:00
講師 ■山田悟 先生(北里研究所病院糖尿病センター センター長)
診療科目 一般医学系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■11月27日(日)に開催しました第396回医療技術セミナー『糖質制限による糖尿病をはじめとした代謝性疾患の治療−緩やかな糖質制限(ロカボ)、こうやればできる』は盛会裏に終了しました。
講師には今を時めく北里大学北里研究所附属病院糖尿病センターセンター長(部長)であります山田悟先生をお招きしました。山田先生をお招きするのはピッタリ2年ぶりで、今回は「こうやればできる!実践編」に力点を置いていただくようにお願いしました。スキルアップとしましては、『糖質制限』の流れはもう止められないとのキャンペーンのもとで、山田先生がある大手のコンビニさんを指導され、すでに「糖質制限食」を出され始めているということで、解説付きで昼食にも供して、皆さまにも体験していただこうとも企画しました。
また、今回のセミナーの受講者として、あるクリニックからは院長先生をはじめとして5名の方が参加していただけました。他には、約1か月前に、宗田哲男先生にセミナー『ケトン体食による糖尿病の治療』をお願いしましたが、今回の受講者の中にその際の受講者も多くおられるので、山田先生におかれては、若干意見が違っておられるようなので、その点を明確にお話しいただきたい、ということもお願いしました。
講義の組立は、午前中が、タイトル『栄養学のパラダイムシフトと糖質制限の躍進』ということで、1.代謝性疾患の現状、2.栄養学のパラダイムシフト、3.脂質制限食の消退、4.糖質制限食の有効性、5.糖質制限食が有効である機序、ということでした。
また、午後は、タイトル『エビデンスと実行性から見る糖質制限食』ということで、1.エビデンスレベルについて、2.糖質制限食が反対された歴史的背景、3.カロリー制限食・蛋白制限食について考える、4.緩やかな糖質制限(ロカボ)の指導法、5.ロカボチャレンジの結果報告、と続きました。
山田先生の提唱される「緩やかな糖質制限”ロカボ”」は、LowCarbohydratesから取られたものであることは容易に想像がつくことですが、これに「老化ろうか防止ぼうし」の意味も込めてあるとのことでした。これまでの”総カロリー原理”に象徴される栄養学が、諸外国で否定され始め、すっかり逆転してきている今、しかも、日本で、社会が気づき受け入れようとしている今、この段階でのロカボの思想の普及と定着は大事なことであると考えます。「タンパク食も脂質食も制限なく、炭水化物等の糖質だけを制限する。甘いもの等の嗜好品も糖質を減らせばOK」という考え方は驚きつつも、何とか受け入れられるのですが、長い間の、ご飯(コメ)やパン、うどんやラーメンという食事が長い間に定着してきており、実際の食生活や外食するうえで、なかなかそういう食事が入手できない・・・ことがある中での、普及活動です。山田先生は、次々とそれらに答えられる著作を出されております。
あと、『ケトン体食』についての見解では、間違ってはいないだろうし、案外本命かもしれないが、今のところ見守ろう・・・とのスタンスのようです。
スキルアップとしても、これらの考え方を支持し、『糖質制限』思想の普及に、微力ながらも、貢献したいと考えております。

■講師 山田悟 先生(北里研究所病院糖尿病センター センター長)
<略歴>
94年慶應義塾大學醫學部卒業
慶應義塾大學内科入局
96年慶應義塾大學内科研修医修了
東京都済生会中央病院内科・救急部
97年東京都国保南多摩病院
98年慶應義塾大學内科内分泌代謝00年東京都済生会中央病院
01年慶應義塾大學内科腎臓内分泌代謝科
02年北里研究所病院
04年北里研究所病院総合内科医長
07年北里研究所病院腎臓内分泌代謝科副部長
北里研究所病院糖尿病センター長(副部長)
11年北里研究所病院糖尿病センター長(部長)
13年食・楽・健康協会設立(代表理事)
 
<著作>
幻冬舎「糖質制限の真実」
幻冬舎「ロカボで食べるとやせていく」
幻冬舎「ロカボバイブル」
主婦と生活社「北里研究所病院Dr.山田流糖質制限料理教室レシピ」
 

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