呼吸器科系

実地医家のための喘息治療・管理の臨床最前線(実技・体験付)

s00376
s00376

吸入支援などに基づいた個別化医療:喘息症状ゼロを目指して

■講師 西川正憲 先生(藤沢市民病院診療部長 兼 呼吸器内科部長)
>講師詳細はこちら 
 

【セミナー概要】
喘息は変動性疾患のために、長期管理薬(ICS、ICS/LABA配合薬など)を使用していても、様々な要因により症状が発現し、放っておくと発作/増悪を引き起こす疾病である。喘息は治癒可能な疾患ではなく、突然の発作から急激に進行し喘息死を惹き起こすことがある。「喘息死ゼロ」や「喘息症状ゼロ」を目指すためには、?ACQなどの質問票を用いた自覚症状の評価、?呼吸機能検査と強制オシレーション(FOT)法検査による閉塞性病態の評価、?呼気一酸化窒素(FeNO)濃度測定による好酸球性気道炎症の評価、および?吸入器の特徴や個人の特性に応じた適切な吸入支援/指導(個別化医療)が重要かつ不可欠である。
ご参加の先生方と一緒に喘息治療・管理の臨床最前線について情報共有したいと思います。
皆さま、奮ってご参加ください。10:00−12:00
・気管支喘息の病態生理
・診断・治療の原則
・患者調査から見た喘息症状
・吸入支援の重要性?(実技予定あり)
 
13:00−15:00
・自覚症状の評価
・呼吸機能検査(スパイロメトリー)の評価(体験予定あり)
・強制オシレーション(FOT)法検査(モストグラフ)の評価(体験予定あり)
・呼気一酸化窒素(FeNO)濃度測定(NIOX)の評価(体験予定あり)
・吸入支援の重要性?(実践予定あり)
 

当日は、6つの製薬企業さまから「吸入薬剤と吸入練習器・デバイス」をご提供いただき、実地に体験していただく予定です。
ご期待ください。

セミナー要綱

セミナーNO. 376
開催日 2016年7月24日 10:00〜15:00
講師 ■西川正憲 先生(藤沢市民病院診療部長 兼 呼吸器内科部長)
診療科目 呼吸器科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■7月24日(日)に開催しました第376回医療技術セミナー『実地医家のための喘息治療・管理の臨床最前線(実技・体験付)−吸入支援などに基づいた個別化医療:喘息症状ゼロを目指して』はお蔭をもちまして盛会裏に終了しました。
講師には、藤沢市民病院診療部長兼呼吸器内科部長西川正憲先生をお招きしました。まだお若く、いろいろと全体にも、かつ細かいことにも気を配っていただけるとっても気さくな話しやすい先生でした。他に、実技の際の説明役として薬剤師さんお二人にお手伝いをいただきました。
講義の組立は、午前の部の講義として、タイトルが「気管支喘息の病態生理」ということで、?診断・治療の原則、?患者調査から見た喘息症状、?吸入支援の重要性?、実技として「吸入支援」というもので、受講者各位には2組に分かれていただき実際に経験していただきました。また、午後の部は、講義として、タイトルが「自覚症状の評価」で、体験として、?呼吸機能検査(スパイロメトリー)、?
FOT検査(モストグラフ)、?FeNO測定(NIOX)の評価(協力:チェスト株式会社の皆さん)をやっていただきました。
”喘息”というと、COPDや咳喘息とともに苦しんでいる方は決して高齢者の方ばかりではなく、若い方にもおられ、日常通院していても、いざ発作が出たら突然死もありうる・・・という厄介な疾患といえるでしょう。実は主宰子もそういう疾患をすこし抱えているのですが、結局、いざ苦しくなったら薬剤の吸入に頼らざるを得ませんが、いったん吸入してみるととっても楽になるものです。
今回は、その疾患の状態の確認・検査と吸入器や吸入する薬剤の体験・評価といえるでしょうか。受講者の中には、常日頃使われることが多い「アドエア」という薬剤とは違った「シムビコート」や他の薬剤を経験されたようですが、皆さん、興味深そうに薬剤師さんのお話を聞かれたり、自分で手に取って体験されておりました。
質疑も、薬剤の使用方法等について、なかなか盛り上がりました。
受講者のアンケートの中には、「実技を加えていただきわかりやすかった。知識のリフレッシュができました」「患者さんの経過をみながら診断、治療していくことが大事であることが分かりました。また、ピークフローでFeNoの計測・評価も参考になりました」とありました。

■講師 西川正憲 先生(藤沢市民病院診療部長 兼 呼吸器内科部長)
<現職>
横浜市立大学医学部臨床教授
神奈川県内科医学会呼吸器疾患対策委員会委員長
<略歴>
89年横浜市立大学大学院医学研究科(内
科学第一)修了
藤沢市民病院呼吸器科医師
91年横浜市立大学内科学第一助手
(91年9月より93年8月まで英国ロンドン
国立心肺疾患研究所胸部内科(PeterBarnes教授)に留学
00年横浜市立大学附属市民総合医療センター呼吸器内科講師
00年藤沢市民病院呼吸器科主任医長
横浜市立大学非常勤講師
12年横浜市立大学医学部臨床教授
14年藤沢市民病院診療部長
現在に至る
<活動歴>
(所属学会等)
・日本内科学会総合内科専門医、臨床研修指導医、評議員、認定医制度審議会専門委員、JMECC〈内科救急講習会〉インストラクター、ディレクター
・日本呼吸器学会呼吸器専門医、指導医、代議員、専門医制度見直し委員会委員
・日本アレルギー学会専門医(内科)、指導医(内科)、代議員、専門医制度試験問題作成委員
・日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医、指導医、評議員
・日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医、指導医
・日本がん治療認定医機構がん治療認定医、暫定教育医
・日本化学療法学会抗菌薬臨床試験指導者、抗菌化学療法認定医
・ICD制度協議会認定インフェクションコントロールドクター
・日本救急医学会ICLSインストラクター、ディレクター、ワークショップディレクター
・日本医師会認定産業医
・日本禁煙学会専門医師
・肺がんCT検診認定機構認定医師
・神奈川県内科医学会幹事、呼吸器疾患対策委員会委員長
・FellowoftheAmericanCollegeofChestPhysicians(FCCP)
・FellowoftheAmericanCollegeofPhysicians-AmericanSocietyofInternalMedicine(FACP)
 
(受賞等)
横浜市立大学医学研究奨励賞(平成6年度、呼吸器疾患における細胞膜受容体の機能発現調節とその異常に関する研究)
日本呼吸器学会奨励賞(平成10年度、喫煙による急性期気道障害の呼吸生理学的および分子生物学的検討)

ビジターは購入できません。

医師会員、コ・メディカル会員

販売価格  ¥5,500(税込)

商品選択

数量  

SOLD OUT