総合診療系

診断推論講座−診断エラー学(創立7周年記念謝恩企画1;(痛み等 頻度の多い重要な症候学)

s00363
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診断正確度と効率を高めるために病歴と身体所見からの鑑別アプローチ

■講師 徳田安春 先生(JCHO本部総合診療顧問)
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【セミナー概要】
正確でタイムリーな診断を行うことが日常診療では大切です。診断正確度と効率を高めるためには、診断推論の症候学についての知識が有用です。
今回の医療技術セミナーでは、頻度の多い重要な症候学について、病歴と身体所見からの鑑別アプローチをご提示いたします。これにより、見逃してはならない疾患の除外ポイントを理解し、適切な検査の選択を行う診療の実践は医療の質を高めます。
皆さまのセミナーへのご参加をお待ちしています。10:00-12:00頻度の多い重要な症候学その1
<痛み編>
頭痛、胸痛、腹痛、腰背部痛、関節痛などへの診断アプローチ
腰痛のレッドフラッグなど
 
13:00-15:00頻度の多い重要な症候学その2
<その他重要な症状編>
発熱、倦怠感、めまい、下痢、皮疹などへの診断アプローチ
危険なめまいなど

セミナー要綱

セミナーNO. 363
開催日 2016年4月29日 10:00〜15:00
講師 ■徳田安春 先生(JCHO本部総合診療顧問)
診療科目 総合診療系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■4月29日(金・祭)に開催しました『創立7周年記念謝恩企画診断推論講座−診断エラー学(痛み等頻度の多い重要な症候学)−診断正確度と効率を高めるために病歴と身体所見からの鑑別アプローチ』は多くの受講者を迎え盛会裏に終了しました。
講師には、総合診療医学教育研究所COE徳田安春先生をお迎えしました。誰知らぬ人はいないNHKの「ドクターD」の元祖で、スキルアップセミナーには2年半ぶりのご登場です。この間「論文をまとめたい」とのことで、お呼びするのを我慢しておりましたが、筑波大学教授から、念願の「総合診療医学教育研究所COE」になられての復帰です。「最近の日常は、平日、休日に限らず若い医師を集めての教育活動です」とのことです。
講義の組み立ては、午前中が、診断推論の?総論、?頭痛、?胸痛、午後が、?腹痛、?腰背部痛、?関節痛、?発熱、?倦怠感(うつ病)、?めまい、?下痢、?発疹、と続き、講義も質疑形式で受講者も自由に発言され、和気藹々と進みましたので、盛りだくさんの内容となりました。
講義は、テーマについて個々に深く掘り下げていくのではなくて、「病歴と身体所見からの鑑別アプローチ」ということで、どういうように考えていくか、どういうことが関連してくるか、どういう知識が必要になって、どういう知識を持っているべきである・・・を考える・・・というように展開されました。特に興味深かったのは総論の部分です。大前提となる推論(思考)法の相補・切替について、直感的思考と分析的思考を対比して描かれ、かつ例、特徴、メリット、デメリット、頻用者(熟練者←→初心者)について、深い考察手法について解説されました。また「VINDICATE−P」についても改めて、解説していただきました。さらに、医療の現場で陥りやすい「診断エラーにおける主要なバイアス」についても。具体的には、診療に際、?よくみる病気をすぐに考える、?前医や先輩医師の意見に盲目的に従う、?当初考えた仮説に固執する、?さらに自分の考えた仮説に不適合なデータや症状を無視する。?精神的・肉体的に「楽」に処理できるような仮説を考える。?完全に正しいわけではない一般ルールに盲目的に従う、というようなことです。また、「ドクターG」の番組での事項についても質問が出るなど、会場内は、大いに盛り上がり、時間が足りないくらいでした。
徳田先生の次回の講義は、来春1月8日(日)に、『薬の副作用マスターコース2』のテーマでお引受けいただきました。楽しみです。徳田先生によりますと、質問がたくさん出るので「とどさんセミナーは楽しいのだ」とのことでした。

■講師 徳田安春 先生(JCHO本部総合診療顧問)
【略歴】
1988年琉球大医学部卒業。沖縄県立中部病院、聖路加国際病院、水戸協同病院などを経て、2014年より現職。筑波大学客員教授、総合診療医学教育研究所CEO、臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄副センター長を兼務。

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販売価格  ¥5,500(税込)

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