循環器科系

実地医家が知っておくべき 新規抗凝固薬NOACの使い分け

s00352
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より有効に、より安全に使うための方法−新・旧抗凝固薬の作用機序の違いによる安全性への期待

■講師 根岸耕二 先生(横浜市立市民病院循環器科 部長)
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■講師 酒井正憲 先生(横浜市立市民病院循環器科 )
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【セミナー概要】
凝固薬は、心房細動に伴う心原性脳塞栓症の予防と深部静脈血栓症、肺塞栓症の予防・治療に主に用いられます。長らくワーファリン一剤しかなかったものが、4年前から新たな作用機序の薬剤NOACが使用可能となり適応症例が増えています。
抗凝固療法の目的はひとたび発症すると極めて予後の悪い心原性脳塞栓症(脳梗塞)の予防です。一度の発作で寝たきりとなる「ノックアウト型脳梗塞」が40〜50%を占め、介護負担も含めてその予防は大きな社会目標です。原因疾患の大部分を占める心房細動は無症状で未発見例を含めると70歳台で5%、80歳台で10%程度の有病率が見込まれ、高齢化の進む日本では今後更に発症リスクが高まります。
心房細動に起因する心原性脳塞栓症の予防には3つのステップがあります。?心房細動の発見、?適切な抗凝固療法、?抗凝固法の不適切な中断を避ける、の3つです。当日は?、?に関しても簡単に触れますが?を中心として心源性脳塞栓症予防の総合的アプローチについて話をさせていただこうと考えています。
皆さま、奮ってご参加ください。
10:00−12:30根岸耕二先生
? なぜ抗凝固療法を行うのか?新・旧抗凝固薬の違い
?なぜNOACは脳内出血が少ないのか?各NOACの特徴と使い分け
 
13:00−14:30酒井正憲先生
実際の症例提示(各NOACの使用法について;7〜10例程度を予定)

セミナー要綱

セミナーNO. 352
開催日 2016年4月10日 10:00〜15:00
講師 ■根岸耕二 先生(横浜市立市民病院循環器科 部長)
■酒井正憲 先生(横浜市立市民病院循環器科 )
診療科目 循環器科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■4月10日(日)に開催しました第352回医療技術セミナー『実地医家が知っておくべき新規抗凝固薬NOACの使い分け−より有効に、より安全に使うための方法−新・旧旧凝固薬の作用機序の違いによる安全性への期待』は盛会裏に終了しました。
循環器科領域のこのテーマでは、昨年の7月26日に、『抗血栓薬の使い方』というタイトルで開催して以来です。今回のセミナーについては広報用のチラシには、『抗凝固薬は、心房細動に伴う心原性脳梗塞症の予防と深部静脈血栓症、肺塞栓症の予防・治療に主に用いられます。長らくワーファリン一剤しかなかったものが、4年前から新たな作用機序の薬剤NOAC(Noveloralanticoagulant;新規経口抗凝固薬;最近はDOACの名称が推奨されているようです)が使用可能になり適応症例が増えています。抗凝固薬療法の目的はひとたび発症すると極めて予後の悪い心原性脳梗塞症(脳梗塞)の予防です』とありますが、特にこの10か月の間には、?非弁膜症性心房細動を有するアジア系患者へのNOACの脳卒中予防効果が発表されたのと、?各薬剤の治療成績を含めた市場調査情報・新規情報が出そろってきた・・・との認識のもとに、それらを踏まえて『適切な抗凝固療法』について学んでいただこうとの意図での開催です。
講師には、横浜市立市民病院循環器内科部長根岸耕二先生と、同科酒井正憲先生をお招きしました。お二人ともスキルアップのセミナーには初登場です。
講義の組み立てですが、午前の根岸先生では、『心原性脳塞栓(虚血性脳卒中)を予防するために』とのタイトルで、1.各NOACに関する(比較的)新規の情報について-NOACメタ解析、各薬剤の新規情報、2.NOACがワーファリンよりも安全性が高い理由について-その理論的根拠(家子先生のお話より)、3.当院におけるNOACの使用状況について-薬剤使用における患者バイアスについて、4.心原性脳塞栓症を防ぐために必要なこととは-脳梗塞を防ぐための3つのstep、補)静脈血栓塞栓症に対するNOAC使用法、というものでした。午後の酒井先生の講義では、『NOACの使い分け−より有効に、より安全に使うための方法(症例集)』というタイトルで、1.NOACの実際の症例を提示、2.各NOACの特徴と使い方のポイント、というものでした。
NOACとして具体的な商品名は?プラザキサ、?イグザレクト、?エリキュース、リクシアナ、の4剤であり、各々の作用機序、各年齢層への適合度や、日に1回や2回の服用といった使いやすさ等につき症例とともに詳細な解説が行われました。

■講師 根岸耕二 先生(横浜市立市民病院循環器科 部長)
<略歴>
84年慶應義塾大学医学部卒業
同大学病院内科研修医86年警友総合病院内科医師88年慶應義塾大学病院循環器内科助手91年横浜市立市民病院循環器内科09年同部長14年横浜市立市民病院心臓血管センター長
 
<学会活動>
日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医・指導医、日本内科学会認定医

■講師 酒井正憲 先生(横浜市立市民病院循環器科 )
<略歴>
04年島根医科大学卒業
横浜市立市民病院初期研修医06年横浜市立市民病院後期研究医07年国立循環器病研究センターレジデント10年横浜市立市民病院循環器内科医師
(現副医長)
 
<学会活動>
日本内科学会認定医、日本循環器学会専門医

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