脳神経内科系(神経内科)

認知症性疾患の診断と治療−神経病理・病態生理から理解するEvidence ased Dementia

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エビデンスからみたウソ! ホント!

■講師 眞鍋雄太 先生(神奈川歯科大学横浜センター総合内科 教授)
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【セミナー概要】
認知症患者462万人時代の日本。65歳以上の4人に1人が何らかの認知症性疾患に罹患していると言われています。
最早認知症はcommondiseaseであり、神経内科医や老年精神科医のみが診ていれば事足りる時代ではありません。こうした時代にあって、「認知症=もの忘れ」「認知症は治らない」「年をとれば罹患しても仕方ない」といった誤解が、医療者側に根強くあるのも事実ではないでしょうか。認知症を正しく理解し、原因疾患ごとの症状や病態を把握。診断に至るHowtoを知っていれば、ご自身でも認知症患者を診療できるのです。
今回の医療技術セミナーを通じて、今から使える問診のフレーズ、神経所見を習得して下さい。
皆さま、奮ってご参加ください。10:00−12:00「認知症を知る」
1.認知症とは
2.軽度認知障害とは
3.Alzheiomer病
4.Lewy小体病
5.ぞの他疾患
 
13:00−15:00「認知症治療を知る」
1.アセチルコリンエステラーゼ阻害剤:認知機能への作用
2.認知症周辺症状(BPSD)
3.認知症の睡眠障害へのアプローチ
4.認知症の自律神経症状へのアプローチ
5.認知症医療のウソ・ホント

セミナー要綱

セミナーNO. 346
開催日 2016年1月17日 10:00〜15:00
講師 ■眞鍋雄太 先生(神奈川歯科大学横浜センター総合内科 教授)
診療科目 神経内科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■1月17日(日)に開催しました第346回医療技術セミナー『実地医家のための認知症性疾患の診断と治療−神経病理・病態生理から理解するEvidenceBasedDementia』は盛会裏に終了しました。
講師には、横浜新都市脳神経外科病院内科認知症診断センター長/藤田保健衛生大学救急総合内科客員准教授であります眞鍋雄太先生をお招きしました。眞鍋先生は”スキルアップ”へは初めてのご登場です。ご自身では、自分は神経内科医で、総合診療を目指しているといわれたように思います。
講義の組立は、午前の部が「総論」で、
?総論認知症462万人時代とは?“認知症”を定義する
?正常加齢性変化と認知症?認知症の診断
?認知症の治療と介護
?認知症に対する社会資源とQ&A
午後の部は「各論」として
?アルツハイマー病/型認知症
?レビー小体病/型認知症
-1神経病理学的見地から理解する
-2画像検査-3症例で診る-4治療
というものでした。
講義は、超高齢社会の時代の問題として、「平均寿命」が問題ではなくて「健康寿命」(介護を受けたり病気で寝たきりにならず、自立して健康に生活できる年齢)こそが問題であり、そこには11年から15年の差があり、一方で、認知症(患者)462万人という厚生労働省研究班の統計の内容−多い順にアルツハイマー型67%、脳血管性認知症19%、パーキンソン病にともなう認知症4.3%、レビー小体型認知症3%と数字には間違いがあり、実際はアルツハイマー型50%、2位はレビー小体型20%、3位は血管性型14%という実態である。そういう事実下で、絶対的な専門医不足と、医師の大都市偏重がある。時代は「認知症」はコモンディジーズ時代に入っている。そうした中で、実地医家=かかりつけ医の果たすべき役割は増大し、重要になってきている・・・との出だしで始まりました。また、現在は、研究が進んで、脳のどこがやられたらどういう症状が現れるのかわかってきている。一番現れやすいのは”物忘れ”であり、「年齢のせいだから・・・」と軽く考えない、見過ごさないことが大切。他の関連したことには歯周病、誤嚥性肺炎とともに、病院に来られた患者さんに薬を処方しても、きちんと飲まれていない、指示通りでないという重大な状況がある。それらを解決する必要がある・・・という総論のもと、各論に入られました。
質疑では、会場受講者からもネット受講者からもするどい質問が届きました。
素晴らしいお話でしたが、眞鍋先生にはまた8月にご登場いただくことになりました。ご期待ください。

■講師 眞鍋雄太 先生(神奈川歯科大学横浜センター総合内科 教授)
<専門>
神経変性疾患、認知症性疾患、内科一般
<略歴>
01年3月藤田保健衛生大学医学部医学科を卒業
07年3月同大学院内科系医学研究科を卒業
4月藤田保健衛生大学一般内科入局(現、救急総合内科)
09年4月東京都精神医学総合研究所(現東京都総合医学研究所)神経病理部門に国内留学。
11年4月藤田保健衛生大学病院総合診療内科(現、救急総合内科)講師に就任。
12年4月順天堂東京江東高齢者医療センターPET-CT認知症診断センター准教授および藤田保健衛生大学総合診療内科(現、救急総合内科)客員講師に就任。
13年4月横浜新都市脳神経外科病院内科認知症診断センター部長および藤田保健衛生大学救急総合内科客員准教授に就任。
18年4月神奈川歯科大学附属病院内科診療科
教授就任(現職)
 
<学会活動等>
日本認知症学会/専門医、指導医
レビー小体型認知症研究会世話人/同推奨医師
レビー小体型認知症サポートネットワーク東京顧問
NHKクローズアップ現代、フジテレビ直撃LIVEグッディ!等に出演
<著書>
1.もの忘れ外来(同文書院)
2.レビー小体型認知症の診断と治療(harunosora、分担執筆、小阪憲司編)
3.前頭側頭型認知症の臨床像と診断:認知症の方の在宅医改訂2版(南山堂、分担執筆、苛原実編)

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医師会員、コ・メディカル会員

販売価格  ¥5,500(税込)

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