消化器科系

無送気で無麻酔で無痛の大腸内視鏡挿入法−注水ポンプを使った”水浸法”の秘伝のテクニックを全公開 ”水浸法”の集大成!

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注水ポンプを使った「水浸法」の秘伝のテクニックを全公開

■講師 後藤利夫 先生(新宿大腸クリニック 院長)
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【セミナー概要】
大腸内視鏡の挿入は当てずっぽうやカンでやるのではなく、理論的にやりましょう。直腸、S状結腸、SD−J、脾彎曲、横行結腸、肝彎曲と部位別に分け、その挿入理論とテクニックを説明し、実際のビデオを使って理論がどのように実践されているかを確認します。
言われてみれば簡単なことも言われないとなかなか気づかないのがコロンブスの卵。この講演では、今まで本に書かれていない初めての知見をたくさん紹介します。“水浸法”の人もそうでない人も、ご期待下さい!!
?.理論編(10:00〜11:00)
平均挿入3分台、無麻酔で95%無痛
2つの古典的挿入法(プッシュ法とプル法)
無送気法は直線化しやすい(短縮抵抗性)
短縮は早いほどよい(早期短縮と先端フック)
1日25件やっても疲れない(抵抗1/4理論)
人でもワンパターンで挿入できる(ワンパターンメソッド)
ワンパターンメソッドのシュミレーション(指内視鏡)
 
?.トレーニング編(11:00〜12:00)
アングル操作(ロックトゥーロック)
ローテーション操作(ローテーション720度)
超高速スラローム操作(アングルとローテーションの同時操作)
ライトアングルをレフトアングルで代用する(アングルチェンジ)
先端角度は見なくてもわかる(2倍進角の法則)
ループ解除はこうやる(ループ最小円理論)
2つのループ判定法(定点固定法)
コロンモデル練習で3ヶ月でマスター(コロンモデル10倍則)
 
?.実践編(13:00〜14:00)
注水ポンプの使い方
正しいスコープの選び方(スコープ選択システム)
硬度可変の使い方
Rのワンパターンとスペシャルテクニック(バイブレーション)
Sのワンパターンとスペシャルテクニック(アングルチェンジ)
SDのワンパターンとスペシャルテクニック(左下腹部手のひら圧迫)
Spのワンパターンとスペシャルテクニック(右側臥位体位変換)
Tのワンパターンとスペシャルテクニック(レフトターンダウン)
Hpのワンパターンとスペシャルテクニック(深吸気息こらえ)
 
?.ポリペク編(14:00〜15:00)
高周波は出力を変える
ホットは富士山をつくる
ポリープは6時にもってくる
スネアは奥からかける
EMRは1発で上げる
クリップは斜めにかける
 

セミナー要綱

セミナーNO. 335
開催日 2015年11月8日 10:00〜15:00
講師 ■後藤利夫 先生(新宿大腸クリニック 院長)
診療科目 消化器科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■11月8日(日)に開催しました第335回医療技術セミナー『実地医家のための無送気で無麻酔で無痛の大腸内視鏡挿入法−注水ポンプを使った”水浸法”の秘伝のテクニックを全公開』は盛会裏に終了しました。
講師には、いつものように新宿大腸クリニック院長後藤利夫先生をお招きしました。
講義の組立は、第?編理論編、第?編トレーニング編、第?編実践編、第?編ポリペクトミー編、でした。
 
今回の講義は、「水浸法」の集大成!と、主宰子が勝手にネーミングしてしまいましたが、それにふさわしいものになりました。今回初めて公開していただけるテクニックが”スペシャルテクニック”として随所に紹介されました。
 
講義の最後の部分で、教え子のお一人であります北海道からおいでの三浦秀彦先生による5分間の”水浸法”のご紹介がありましたが、その中に”水浸法”の優れた点等が端的に紹介されておりますので、ここでも紹介させていただきます。
はじめに:大腸内視鏡検査は、大腸癌やポリープの発見、治療に極めて有用です。しかし、挿入困難例は少なくありません。挿入困難な主な原因は、挿入時の不快感、苦痛になります。送気法と比較して、水浸法はわずかな水で視野確保が可能であり、その結果、大腸の過膨張を少なくし、内視鏡の挿入が可能です。
私の感想:?水浸法は腸管の過伸展を防ぎ、ループ形成の少ない挿入が可能になりました。?また、水浸法によりスコープの滑りが良くなり、抵抗の少ない挿入が可能になりました。?その結果、患者さんの苦痛が軽減できました。また、術者のストレスも軽くなりました。
患者さんのコメント:?大変楽だった。?胃カメラより役立った。?本当に内視鏡が入っているのという感じであった。?気持ちいい、位であった。
 
会場受講者の中にも、主宰子の顔を見た途端、先日の検査で、初めて「痛くなかった」と言ってもらえました、と嬉しそうに教えてくださった方がおられました。主宰子も思わずうれしくなってしまいました。素晴らしいことです!!
 
水浸法の一層の普及を願っております。後藤利夫先生頑張ってください。応援しております。

■講師 後藤利夫 先生(新宿大腸クリニック 院長)
<略歴>
88年3月東京大学医学部卒業(医師免許取得)
88年4月〜94年3月東京大学付属病院物療内科(消化器研究室)に勤務、研修医、医局員を経て助手
94年4月〜98年3月徳田虎雄に会い、徳洲会
病院(鹿児島、徳之島病院)に勤務する
98年3月〜00年3月西新宿胃腸クリニックを開設し、独立・開業
00年4月〜03年3月自由診療で大腸内視鏡を
行う
03年4月〜09年3月大隅鹿屋病院内視鏡セン
ター長。鹿児島県で多くの講演活動。
09年3月〜現在新宿にコンパクトな実験クリ
ニックである「新宿大腸クリニック」を開設
(稀有な歩みの詳細は、ホームページでご覧下さい)
<紹介>実父の大腸がんを機に大腸がんの早期発見・治療の重要性を痛感し、「大腸がん撲滅」を目標に独自の無麻酔・無痛大腸内視鏡検査法を開発。
全国各地の医療機関で無痛内視鏡検査を実践、後進の指導にあたるかたわら、著作・講演等の啓蒙活動にも熱心である。独自の無痛大腸内視鏡検査は好評で、遠方から足を運ぶ患者も少なくない。また「大腸がん撲滅」のために始めた便秘外来では患者の悩みに親身に対応し、その誠実な人柄に信頼も篤い。
<著書>
『腸をきれいにする特効法101改訂版』(主婦と生活社、14年)、『あなたの知らない乳酸菌力』(小学館、11年)、『その便秘こそ大腸ガンの黄信号』(祥伝社、01年)、『腸イキイキ健康法』(主婦と生活社、02年)、『腸いきいき健康ジュース』(ムック、07年)など著作多数。

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