循環器科系

実地医家のための心電図から心臓を覗く②

s00327
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心エコー法を含めて形態・動態、治療を考える

■講師 田邊晃久 先生(海老名総合病院顧問、やまと中央循環器内科院長、 前東海大学循環器内科教授・科長)
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【セミナー概要】
前回(昨年12月21日午前)の「心電図から心臓を覗く(1)」では肥大心、梗塞心を中心に、心電図を示し、形態、動態を心エコー法あるいは冠動脈造影法で観察しながら、その治療法を含めお話ししました。
今回は、その続きとして、まず、肥大型心筋症、拡張型心筋症、急性心膜炎などの従来知られる心膜・心筋疾患のほか、新たに注目されているたこつぼ型心筋症、左室緻密化障害などの心筋症などの心電図を提示し、心エコーで形態、動態を観察し、診断法、治療法などを概説したいと思います。そのあと、再度、心電図・不整脈の基本という立場から、脚ブロック、電解質異常、頻脈性不整脈、徐拍性不整脈などの重要な例を多数示し、個々について、治療法(薬物治療を中心)を一緒に学びたいと存じます。できるだけ、やさしく、わかりやすく解説いたします。
皆さま、奮ってご参加下さい。
10:00-12:00前回の続きとして心筋症、心膜炎を中心に心電図を例示、心エコーで形態・動態・血流異常の観察、治療法の解説
1)心電図法-12誘導心電図、ホルター心電図、イベント心電図
2)心エコー法−静止画、動画
 
13:00-15:00心電図・不整脈の基本.脚ブロック、電解質異常、頻脈性不整脈、徐脈性不整脈など多数の心電図例を紹介.治療法を含め解説
1)12誘導心電図、ホルター心電図、イベント心電図
2)心電図異常、不整脈
3)治療法(薬物治療を中心に)

セミナー要綱

セミナーNO. 327
開催日 2015年7月19日 10:00〜15:00
講師 ■田邊晃久 先生(海老名総合病院顧問、やまと中央循環器内科院長、 前東海大学循環器内科教授・科長)
診療科目 循環器科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■7月19日(日)に開催しました第327回医療技術セミナー『実地医家のための心電図から心臓を覗く(2、3)−心エコー法を含めて形態・動態、治療を考える』は盛会裏に終了しました。
講師には、海老名総合病院顧問、やまと中央循環器内科院長、前東海大学循環器内科教授・科長/現客員教授の田邊晃久先生をお招きしました。田邊先生は、昨年の5月に『不整脈』で、12月に『心電図から心臓を覗く(1)』というテーマでお願いして以来の3回目のお話です。
講義の組立は、午前中が、「心エコーとの対比を中心に」ということで、1.負荷心・肥大心、2.梗塞心・虚血心、3.心筋症・心膜炎、で「閉塞性肥大型心筋症」「非閉塞性肥大型心筋症」「心尖部肥大型心筋症」「拡張型心筋症と両室ペーシング機能付き植え込み型除細動器(CRT−D)」「急性心膜炎」「特殊な心筋症」として?たこつぼ型心筋症、?左室緻密化障害、?不整脈源性右室心筋症、?心アミロイドーシス、?心サルコイドーシス、等を取り上げられ、詳細な解説を加えられました。
午後は、「不整脈とその対応を中心に」ということで、4.不整脈、5.電解質異常、で「不整脈の分類」中の?頻拍性不整脈ではそれらが心室から発生したり、心房からとか、いろいろな不整脈の解説の後、「細動、粗動」を取り上げられました。それらも、心房から、あるいは心室から出る・・・と、いろいろとあるんですね。次に、?徐拍性不整脈では、洞不全症候群、除脈頻脈症候群、房室ブロック、僧房弁狭窄症、僧房弁閉鎖不全症(立ちくらみ、失神等が出る)等を。次に、QRS/QT異常不整脈を取り上げられ、左脚と右脚のブロックと不完全ブロック等の組合せでの疾患・症状について学びました。Brugada症候群、QT延長症候群、QT短縮症候群、高カリウム血症、低カリウム血症、高カルシウム血症、低カルシウム血症についても詳細に解説され、薬物療法や各々のペースメーキングについてもお話されました。
質疑では、会場からも、ネット視聴者からもたくさん質問が出て、田邊先生は、丁寧にお答えになりました。
素晴らしい、時間でした。

■講師 田邊晃久 先生(海老名総合病院顧問、やまと中央循環器内科院長、 前東海大学循環器内科教授・科長)
【専門】内科、循環器病学、とくに不整脈の基礎的、臨床的分野
<略歴>
70年群馬大学医学部卒業
75年群馬大学大学院医学研究科修了(医学博士)
77年群馬県立前橋病院内科医長
88年東海大学医学部循環器内科学助教授
02年東海大学医学部循環器内科学教授・科長
同大学院医学研究科教授
08年同附属病院副院長(兼任)
10年−現在
社会福祉法人徳寿会・晃風園理事長
海老名総合病院循環器内科顧問
東海大学医学部循環器内科非常勤教授
12年やまと中央循環器内科院長
 
<主な著書>
心臓突然死を予知するための‘不整脈ノンインベイシブ検査’(医学書院)
CaseStudy:ホルター心電図記録中の突然死41例(港北出版)
循環器内科治療ガイドライン(総合医学社)
循環器内科ゴールデンハンドブック(南江堂)
循環器疾患治療スタンダード(総合医学社)
わかりやすいホルター心電図(医歯薬出版)
ホルター心電図テキスト(テイ・ワイ出版)
外来患者の指導(南山堂)
心臓病110番(テイ・ワイ出版)
<学会関連>
国際ホルター・ノンインべイシブ心電学会理事(ISHNE)
アジア太平洋不整脈学会FacultyMember
日本ホルター・ノンインベイシブ心電学研究会代表幹事
日本心電学会名誉会員(元理事)、
日本不整脈学会特別会員(前評議員)、
日本心臓病学FJCC(前評議員)、
日本内科学会認定医(元評議員)、
日本循環器学会専門医(元評議員)、
日本老年医学会専門医(代議員)、
日本心不全学会(前評議員)、など

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