感染症科系

MERS(中東呼吸器症候群)やSARS、Ebola出血熱、新型インフルエンザ等の基礎知識と対応について学ぶ

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常日頃からのインフルエンザやノロウイルス、コロナウイルス等への対応は、ある程度共通した対策を普段から行っておくことが大事!!

■講師 大路剛 先生(神戸大学付属病院感染症内科 准教授、感染制御部 副部長、神戸大学都市安全研究センター 准教授)
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【セミナー概要】
2014年から2015年にかけてMERSやEbolaウイルスが世間では話題になっています。
しかし、MERSやSARS等のこれらの疾患が受診するのは特別な高次機能病院ではなく、中規模から小規模の病院やクリニックです。
MERSや新型インフルエンザへの対応は実は特別なものではありません。常日頃からのインフルエンザやノロウイルス、コロナウイルス等への対応にもつながって、ある程度共通した対策を普段から行っておくことが訓練にもなります。
そして、感染対策は医師・看護師以外のスタッフが要となります。
 
これらの感染対策を含めて現場のツボを参加者の皆様の施設の現状に合わせてお話ししたいと思います。
 
皆さま、奮ってご参加ください。
 
今、東京を始めとした首都圏でいま流行中のリンゴ病や手脚口病に鑑み、急遽、その病態と対策についてもご準備いただいております。奮ってご参加ください。下記の内容につき、講演する予定です。
1.MERSコロナウイルスの現状
2.MERSコロナウイルス感染対策は
3.外来診察での感染予防策
4.感染予防策以外の外来診療現場での感染対策
5.普段からできる感染対策
 

 
この日の午前に、東京慈恵会医科大学柏病院病院長の東條克能先生によります『(糖尿病治療における)DPP-4阻害薬NextStageへ−新たな治療戦略の可能性』を開催しますが、どちらにもご出席いただける受講者には昼食(お弁当;できるだけ事前にお申し込みください)をご準備いたしますし、受講料も割り引かせていただきます。
また、前夜に開催しますセミナー『漢方?』にご出席いただく受講者にも割引させていただきます。(定価から各5、000円)。

セミナー要綱

セミナーNO. 325
開催日 2015年8月2日 13:00〜15:00
講師 ■大路剛 先生(神戸大学付属病院感染症内科 准教授、感染制御部 副部長、神戸大学都市安全研究センター 准教授)
診療科目 感染症科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■8月2日(日)午後に開催しました第325回医療技術セミナー『プライマリケアの日常診療で遭遇するMERSやSARS、EBOLA出血熱、新型インフルエンザ等の感染症の基礎知識と対応について学ぶ−普段からできること』は盛会裏に終了しました。
講師には、神戸大学附属病院微生物感染症内科、感染制御部、臨床検査部講師で神戸大学都市安全研究センター講師の大路剛先生をお招きしました。大路先生には、昨年の10月に『性感染症とエイズ』をお願いして以来久しぶりですし、ご登場は、もう10回目くらいにあたるかと思います。
講義の組立は、1.MERSコロナウイルスの現状、2.MERSコロナウイルス感染対策は、3.渡航帰り外来診察での感染予防策、4.感染予防策以外の外来診療現場での対策(案)、5.普段からできる外来感染対策、6.最近の感染症トピック(伝染性紅斑、手足口病)について、でした。
講義の中では、お隣の韓国で起きたMERS(中東呼吸器症候群)をめぐる事態は、疑っていないところでは、いつでもどこでも起こりうる事態である・・・との可能性を示されました。ただ、今回のウイルスは常に変異・進化し続けることにより感染しやすくなっており、新型のMERSともいえるのではないか。こうした感染症を防ぐ手立ては、きれいな水による手洗いの励行。問題は医療側のスタッフへの感染であり、手袋とガウン、サージカルマスクの着用は必須であろう。対策の第一は、患者の受付を担当する事務スタッフの教育で、見た目のバイタルや海外からの渡航帰りではないか・・・等を疑ってチェックし、まず気付くことではないか、と強調されました。
他に注意すべき感染症は、国内では麻疹、風疹、水疱瘡であり、海外からの感染症は、マラリア、デング熱、腸チフスであるとされ、各々について詳細に解説していただきました。ここでは、腸チフスという日本語訳の名称は実は正しくなくて、消化器症状を示すことは少ないということでした。今回は、ここ数か月間、関東地方で広がっています伝染性紅斑(リンゴ病)や手足口病についてもお取り上げいただきました。
質疑は、会場受講者からも、ネット受講者からも質問が相次ぎ盛り上がりました。

■講師 大路剛 先生(神戸大学付属病院感染症内科 准教授、感染制御部 副部長、神戸大学都市安全研究センター 准教授)
<略歴>
1998年神戸大学医学部卒業。初期研修後、鐘紡記念病院での消化器内科後期研修を亀田総合病院で感染症内科後期研修を修了。ペルーのカエタノ大学熱帯医学コースに留学し、同コースを修了。亀田総合病院感染症内科医長を経て現在、神戸大学大学院微生物感染症治療学分野講師兼神戸大学都市安全研究センター講師。
<資格>
医学博士、熱帯医学ディプロマ(米国/ペルー)、総合内科専門医、感染症専門医、世界旅行医学学会専門医、消化器病専門医、消化器内視鏡専門医、労働衛生コンサルタント(保健衛生)

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