泌尿器科系

実地医家が知っておくべき泌尿器科疾患の診断と治療

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遭遇する頻度が高い出血(前立腺肥大症、過活動膀胱、前立腺癌など)、排尿障害、頻尿とEDと男性更年期など

■講師 深貝隆志 先生(昭和大学江東豊洲病院外科系診療センター 教授)
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■講師 佐々木春明 先生(昭和大学医学部付属藤が丘病院 副院長/泌尿器科 教授)
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【セミナー概要】
日本では高齢化に伴い泌尿器疾患の患者さんが急増しています。しかし泌尿器科の専門医は少なく、多くは内科などを専門とする実地医家(かかりつけ医)の先生方に対応していただいているのが現状です。実地医家の先生方が遭遇する泌尿器科の主な症候、疾患としては尿所見異常(血尿、尿の混濁)、排尿異常(頻尿、排尿困難、前立腺疾患)、尿路結石などがあげられます。特に近年は前立腺癌の増加に伴い、その腫瘍マーカーである前立腺特抗原(PSA)の解釈もわかりにくいとの声を良く耳にします。また勃起不全を中心とした男性更年期に関する相談も実地医家の先生が受けることが増えてきました。
今回の医療技術セミナーではこれらの疾患に対する対応のポイントについてわかりやすく解説したいと思います。
皆様ふるってご参加下さい。
 
10:00−12:00I.代表的な泌尿器疾患の診断と治療
(1)血尿と尿路感染症
(2)尿路結石の診断と治療
(3)前立腺肥大症と過活動膀胱
(4)前立腺癌とPSA
 
12:00−13:00昼食
 
13:00−15:00II.加齢に伴う男性機能の変化への対応
(1)EDについて。偽造品の現状を含む
(2)男性更年期障害について。
(3)PDE5阻害薬の排尿障害に対する効果について。

セミナー要綱

セミナーNO. 324
開催日 2015年8月30日 10:00〜15:00
講師 ■深貝隆志 先生(昭和大学江東豊洲病院外科系診療センター 教授)
■佐々木春明 先生(昭和大学医学部付属藤が丘病院 副院長/泌尿器科 教授)
診療科目 泌尿器科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■8月30日(日)に開催しました第324回医療技術セミナー『実地医家が知っておくべき泌尿器疾患の診断と治療−遭遇する頻度が高い出血(前立腺肥大症、過活動膀胱、前立腺癌など)、排尿障害、頻尿とED、男性更年期など』は盛会裏に終了しました。
講師には、昭和大学医学部附属江東豊洲病院泌尿器科教授深貝隆志先生と昭和大学医学部附属藤が丘病院副病院長で泌尿器科教授佐々木春明先生をお招きしました。お二人は同級生なのだそうです。
近年の、前立腺の疾患の急増は、誰しもご存じのことですが、それらを含む『泌尿器疾患の診断と治療』のセミナーの企画・開催は、東日本大震災の直後に開催して以来の4年ぶりのことです。
講義の組立は、午前の深貝先生は、「代表的な泌尿器疾患の診断と治療」と題されて、?血尿と尿路感染症、?尿路結石の診断と治療、?過活動膀胱と前立腺肥大症、?前立腺癌とPSA、午後の佐々木先生は、「加齢に伴う男性機能の変化への対応」と題されて、?EDについて−治療薬の偽造品の現状を含む、?男性更年期障害について、?PDE5阻害薬の排尿障害に対する効果について、でした。
午前の講義で取り上げていただいた疾患、尿路感染、尿路結石、膀胱炎、腎盂腎炎、排尿異常と、主宰子もどれしも一度は罹ったり、疑いで診ていただいた疾患ばかりですが、やはり前立腺癌の予知に受講者の興味は集中したかに感じました。かつては、PSA値の変動をメルクマークとしていたようですが、近年は新たな腫瘍マーカーが発見され効果を上げているようです。また、骨への転移による痛み等をきっかけに癌が発見されてきていたようですが、罹患者の急増と死亡病因の上昇は重大です。
午後の講義では、EDというテーマでもあり、若干面映ゆい気持ちで聞いていたんですが、勃起維持薬でありますバイアグラの他にもたくさん薬剤が開発されており、一部はすでの後発薬も出ており、同じように効く・・・ということ。ここでは、薬物の偽造品が出回り、もともとなかなか病院の診療科や医師の前で、あるいは薬局で正面から言い出せない心理を悪用してネット販売が横行していることに警告を発せられました。あとは最後の話題であります「PDE5阻害薬」であるS錠は、直接的には排尿障害の薬ですが、生活習慣病にも効き、今後大いに可能性のある薬剤である・・・ことを解説され、皆さん、びっくりされておりました。
質疑では、会場からも、ネット受講者からも相次ぎ大いに盛り上がりました。
ある受講者は、思わぬ拾い物をしたよ・・・というお顔をされて、お帰りになったように思います。

■講師 深貝隆志 先生(昭和大学江東豊洲病院外科系診療センター 教授)
専門:尿路性器腫瘍、特に前立腺癌の診断と治療
<略歴>
86年3月昭和大学医学部卒業(国家試験合格)
90年3月昭和大学大学院修了(学位取得)
90年4月昭和大学泌尿器科学教室助手
91年10月東京船員保険病院透析科医長
93年7月都立広尾病院泌尿器科医員(主事)
96年4月昭和大学泌尿器科学教室助手
97年4月より99年3月まで留学
ハワイ大学外科、TheQueen’sMedicalCenter病理(リサーチフェロー)
98年4月昭和大学泌尿器科学教室講師
03年4月昭和大学泌尿器科学教室助教授
07年4月からは准教授に変更
14年3月昭和大学江東豊洲病院泌尿器科教授
<資格>
日本泌尿器科学会専門医(Mar1991)、指導医(Oct1996)
日本透析療法学会認定医(July1993)
日本がん検診・診断学会がん検診認定医(July2007)
日本癌治療認定医機構認定医(Mar2008)暫定教育医(Sept2007)
日本泌尿器内視鏡学会泌尿器腹腔鏡技術認定医(May2012)
daVinciCertificate(ロボット支援手術施行資格)(Sep2013)

■講師 佐々木春明 先生(昭和大学医学部付属藤が丘病院 副院長/泌尿器科 教授)
<略歴>
86年3月 昭和大学医学部卒業
6月 昭和大学藤が丘病院泌尿器科前期助手
88年5月昭和大学藤が丘病院泌尿器科後期助手
90年4月 昭和大学藤が丘病院泌尿器科助手
94年4月 淵野辺総合病院泌尿器科医長
95年4月 昭和大学藤が丘病院泌尿器科助手
00年4月 昭和大学藤が丘病院泌尿器科講師
02年4月 昭和大学横浜市北部病院外科系診療センター(泌尿器科)講師
04年5月 昭和大学横浜市北部病院外科系診療センター(泌尿器科)助教授
07年7月 昭和大学藤が丘病院泌尿器科助教授
08年4月 昭和大学藤が丘病院泌尿器科准教授(組織改編による)
09年5月 昭和大学藤が丘病院泌尿器科医長
12年6月 昭和大学医学部泌尿器科学講座教授
13年4月 昭和大学藤が丘病院副院長 現在に至る
<学会活動>
日本泌尿器科学会専門医、指導医、ボーディングメンバー
日本性機能学会専門医、理事、副理事長
日本Men’sHealth医学会評議員

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