医業経営・法律系

プライマリケアで用いる漢方5 実践的漢方治療 〜実際の症例を通じて〜

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実際の症例を通じて

■講師 野上達也 先生(富山大学医学薬学研究部和漢診療学講座 助教)
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【セミナー概要】
漢方医学は中国由来の我が国の伝統医学であり、多くの患者から根強い支持を得ています。我が国では質の高い医療用漢方エキス製剤が保険診療で用いることができ、医師の約80%が日常診療に漢方薬を用いているというデータもあります。漢方薬の著効例を経験し、漢方治療の魅力にお気づきになっている先生も少なくないのではないでしょうか。
しかしながら、実際の診療の現場では、漢方薬はまだまだ病名投与で用いられる例、すなわち術後イレウスの予防に大建中湯、認知症の周辺症状の軽減に抑肝散といったように、特定の処方を特定の病態にだけ用いている例が多く、漢方治療がその実力を十分に発揮できているとは言い難いかと思います。
今回は、日常診療において現代医学的な治療にさらなるもう一手が欲しいことが多い以下のような病態について、実際の症例を通じて処方選択に至るまでの考え方、投与方法、投与期間、処方の展開などの具体的なお話をさせていただきたいと考えます。
ぜひ多数の先生方にご参加いただければと存じます。
・長く続く咳を中心とした風邪症状
・便秘、下痢、過敏性腸症候群などの消化器症状
・アレルギー性鼻炎、蕁麻疹などのアレルギー症状
・めまい、耳鳴りなどの耳鼻科疾患
・冷え性、更年期障害などの婦人科症状
・パニック障害、不安神経症などの精神科疾患
 

セミナー要綱

セミナーNO. 316
開催日 2015年8月1日 15:00〜19:30
講師 ■野上達也 先生(富山大学医学薬学研究部和漢診療学講座 助教)
診療科目 医療法律系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■8月1日(土)夕刻に開催しました第316回医療技術セミナー『プライマリケアで用いる漢方5−実践的漢方治療実際の症例を通じて』は盛会裏に終了しました。
講師は、富山大学医学薬学研究部和漢診療学講座助教野上達也先生をお招きしました。野上先生は、2年前の2013年8月に『漢方4』をお願いして以来の2年ぶりのご登場です。今回は、症例中心に漢方の処方の仕方をたくさんたくさん挙げていただく・・・ということで企画されましたが、なんと15例もご用意いただきました。実地医家にとってはどれも遭遇機会の多い症例ばかりでした。
講義の組立ですが、0.漢方理論の基本、1.風邪の漢方治療、
2.風邪の後の長引く咳の漢方治療、3.腹部膨満感の漢方治療、
4.便秘の漢方治療、5.下痢の漢方治療、6.腹部の痛みの漢方治療、7.アレルギー性鼻炎の漢方治療、8.蕁麻疹の漢方治療、9.めまい・ふらつきの漢方治療、10.耳鳴りの漢方治療、11.冷え症の漢方治療、12.月経障害の漢方治療、13.更年期障害の漢方治療、14.パニック障害の漢方治療、15.不安神経症の漢方治療、16.まとめ、というものでした。
主宰子が理解するに、この15症例をきちんと理解しておけば、日常診療でも困らない。応用ができる・・・という、案外実践力がつく症例ばかりである・・・と思いました。講義は、最初の「漢方理論の基本−知っておくと便利な漢方理論」を覗けば、問答形式で始まりました。で、15問の回答らしきものはテキストには入っておりませんので、後日まとめて、告知させていただきました。ご希望の方はお問い合わせください。
講義は、盛りだくさんの15問の検討で目いっぱいで、あっというまに時間が過ぎ、なかなかネット受講者等からの質問は、取り上げられないほどでした。でも、野上先生は症例を確認すると、病態がどういう状態であり、処方がこれこれ・・・・と、すぐに出てくるところが、素晴らしい。もちろん、症例によっては、いろいろな時点で2、3の選択肢をご提示いただけましたので、応用力もついていくものと考えられます。

■講師 野上達也 先生(富山大学医学薬学研究部和漢診療学講座 助教)
<略歴>
98年富山医科薬科大学医学部卒業
98年富山医科薬科大学附属病院和漢診療学部医員
99年鹿島労災病院医員
02年富山医科薬科大学附属病院和漢診療部医員
03年株式会社麻生飯塚病院漢方診療科医師
10年富山医科薬科大学大学院医学系研究科(博士課程)修了
10年富山大学附属病院和漢診療科助教
12年富山大学医学薬学研究部和漢診
療学講座助教現在に至る
 
<学会活動など>
日本内科学会総合内科専門医、
日本リウマチ学会リウマチ専門医、
日本東洋医学会指導医

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医師会員、コ・メディカル会員

販売価格  ¥5,500(税込)

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