循環器科系

中心血圧の計測を取り入れた新しい血圧の考え方と計り方(実習付き)

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新しい血圧計HEM9000AIを使った実習を含めて

■講師 高沢謙二 先生(東京医科大学病院健診予防医学センター センター長)
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■講師 松本知沙 先生(東京医科大学附属病院循環器内科 臨床助教)
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【セミナー概要】
午前中については、中心血圧発達の背景と意義について説明し、この概念は今後の血圧評価に必須のものであるということ、特に現在わが国において降圧薬として9割以上を占めている血管拡張薬の効果判定には欠くべからざるものであるということを徹底して解説したい。
また、午後は、午前中に開発の経緯について解説したわが国で開発された中心血圧測定装置(HEM-9000AI)について、測定の注意点と正確な値を得るためのポイントとコツ、そしてそれぞれの症例の解釈を伝授します。
皆さま、奮ってご参加下さい。
10:00-12:00血圧評価の問題点について(高沢謙二先生)
中心血圧発達の背景と意義について説明し、この概念は今後の血圧評価に必須のものであるということ、特に現在わが国において降圧薬として9割以上を占めている血管拡張薬の効果判定には欠くべからざるものであるということを徹底して解説したい。
 

13:00-15:00新しい血圧計を使った測定法、使い方のコツと注意点(松本知沙先生)
午前中に取り上げた、中心血圧、AIの測定を実演し、正確な測定結果を得るためのコツ、および注意点について実例を交えながら解説します。
なお、実習において使用するのは、オムロン製の、中心血圧測定装置HEM9000AIです。

セミナー要綱

セミナーNO. 315
開催日 2015年6月28日 10:00〜15:00
講師 ■高沢謙二 先生(東京医科大学病院健診予防医学センター センター長)
■松本知沙 先生(東京医科大学附属病院循環器内科 臨床助教)
診療科目 循環器科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■6月28日(日)に開催しました第315回医療技術セミナー『中心血圧の計測を取り入れた新しい血圧の考え方と計り方(実習付き;HEM9000AIを使ってみる)』は盛会裏に終了しました。
講師には、東京医科大学病院健診予防医学センターセンター長で教授の高沢謙二先生と東京医科大学循環器内科臨床助教松本知沙先生をお招きしました。高沢先生は、昨年4月29日に『声に出して覚える心電図』でお話しいただいて以来、その中で触れられた『中心血圧』の考え方と、それを計れる血圧計が開発された・・・ということで、今年の新春記念セミナーで『中心血圧の考え方と治療上の意義』についてお話しいただき、3回目は今日の『新しい”中心血圧”の考え方と計り方』という企画に繋がった次第です。今回は、オムロンさまのご協力により血圧計をお借りするとともに、皆様に実際に計っていただきました。
まず、講義のポイントは、以下の点でした。
血圧革命で、1.拡張期血圧は二つある、2.収縮期血圧は二つある、3.上腕の血圧は二つある(血管内圧とカフ血圧)、4.拡張期血圧と冠循環、5.心臓への負担と脳への負担、でした。特に、心臓から拍出された血流が、固くなった血管壁により押し戻される「反射圧」を下げなければ血圧を下げたとは言えない。また、高血圧性の心不全の場合、強心薬を打って心臓の拍出力を上げることはタブーであり、抵抗が上がっているということなので血管拡張薬の処方こそが治療の最善の方法である、といったことでした。
これらの主張は、高沢先生が学ばれて来られた自治医大時代から、ずうっと主張されてきて、ここ数年、ようやく学界の中でも受け入れられてきて、日本高血圧学会の治療ガイドラインの2009年版から取り入れられ始めた・・・とのことでした。東京医科大学の循環器内科でも大勢が、この理論を主張され、新しい血圧計の開発にも取り組まれておられるようです。素晴らしい。
午後は、松本先生により、新しい血圧計の解説と使い方、計り方の説明が行われたうえで、受講者皆さんで、代わるがわるで計測に取り組まれておられました。両手とも使っての計測(方法)なのですが、右手の上腕にカフを巻きつけるのはこれまで通りなのですが、特に左手の手首を機器に固定するのが不安定で、まだまだ課題は多そうでした。次に、2つ目の収縮期血圧が算出されても、その評価の検討と、スタンダード化もこれからのようでした。
主宰子としましては、そうした数値の評価が定まるころに、2回目のセミナーを設定・開催させていただこうと考えました。

■講師 高沢謙二 先生(東京医科大学病院健診予防医学センター センター長)
専門分野:
循環器病学、心臓カテーテル、心電図、脈波、高血圧
東京医科大学教授
東京薬科大学客員教授
北京大学客員教授
 
<略歴>
79年東京医科大学卒業、第二内科入局
81-84年自治医科大学循環器内科(細田嵯一教授)研究生
06年東京医科大学循環器内科教授
 
<学会活動>
日本心血管画像動態学会理事、日本臨床生理学会理事、国際血管健康学会理事、日本循環器学会評議員、日本心臓学会評議員、日本超音波医学会評議員、日本高血圧学会評議員、日本脈管学会評議員、日本冠疾患学会評議員、他
 
高血圧治療ガイドライン2014作成委員会委員
血管機能の非侵襲的評価法に関するガイドライン2013班員
 
<著書>
『あなたの血管年齢は若返る』『血圧革命』『若返り血管を造る生き方』(講談社)、『血管年齢が若返る本』(マキノ出版)、『血管年齢を若返らせる本』(PHP研究所)、『冠内圧:冠動脈狭窄病変の生理学的評価の理論と実際(翻訳)』『声に出して覚える心電図』(南江堂)、『よくわかるモニタ心電図』(秀潤社)、『血管年齢』の考案者。
日本テレビ系『世界一受けたい授業』の講師としても活躍中。

■講師 松本知沙 先生(東京医科大学附属病院循環器内科 臨床助教)
医師、医学博士、疫学修士
東京医科大学循環器内科臨床助教
 
<専門>
循環器病学、循環器予防医学、脈波、高血圧
 
<略歴>
03年東京医科大学医学部医学科卒業、
東京医科大学循環器内科
10年ハーバード公衆衛生大学院疫学修士課程入学
11年BrighamandWomen’sHospital、ハーバード大学医学部リサーチフェロー
13年東京医科大学循環器内科臨床助教
 
<専門医>
日本循環器学会認定循環器専門医、日本内科学会認定内科認定医、日本高血圧学会認定専門医

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