内分泌代謝内科系

プライマリケアのための自験例から学ぶ最新の糖尿病治療

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インスリン外来処方、DDP-4阻害薬と、SGLT-2阻害薬を中心に最新の糖尿病薬物治療

■講師 伊藤眞一 先生(全国糖尿病医会 会長/府中市・伊藤内科小児科クリニック 院長)
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■講師 辻野元祥 先生(東京都立多摩総合医療センター内分泌代謝内科 部長)
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【セミナー概要】
現在糖尿病治療薬として、DPP-4阻害薬やSGLT-2阻害薬が市場に新しく登場した。両剤の功罪も話題となつているが、一方で、インスリン療法においても持効型溶解インスリンアナログ製剤と各種経口剤との併用のデーターも集積されている。
本医療技術セミナーでは、自験例を提示しながら、DDP-4阻害薬と、SGLT-2阻害薬を中心に最新の糖尿病治療について解説する。
予後決定の最大の問題点、治療中断の実態と対策、低血糖の現状と対策、現在の糖尿病治療の盲点である認知症対策、保険請求上のノウハウについても言及する。
皆様、奮ってご参加ください。
10:00−12:00講師:伊藤真一
1)インスリン患者の治療中断の現状と対策
2)糖尿病患者の低血糖の現状
3)糖尿病患者の認知症のスクリーニングと診断および治療
4)インスリン療法におけるSGLT-2阻害薬の併用療法
 
13:00−15:00講師:辻野元祥
1)DPP-4阻害薬をめぐる話題
2)DPP-4阻害薬と他の経口糖尿病薬との併用
3)インスリン療法におけるDPP-4阻害薬の併用
4)SGLT-2阻害薬の適応例と避けるべき例・注意点
5)保険適応となった高度肥満症例への減量手術
 

セミナー要綱

セミナーNO. 314
開催日 2015年6月21日 10:00〜15:00
講師 ■伊藤眞一 先生(全国糖尿病医会 会長/府中市・伊藤内科小児科クリニック 院長)
■辻野元祥 先生(東京都立多摩総合医療センター内分泌代謝内科 部長)
診療科目 内分泌科代謝系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■6月21日(日)に開催しました第314回医療技術セミナー『プライマリケアのための自験例から学ぶ最新の糖尿病治療DPP−4阻害薬とSGLT−2阻害薬を中心に最新の糖尿病薬物治療』は盛会裏に終了しました。
講師には、午前が全国臨床糖尿病医会会長で、府中市・伊藤内科糖尿病クリニック院長伊藤眞一先生と、午後が東京都立多摩総合医療センター内分泌代謝内科部長辻野元祥先生とをお招きしました。伊藤先生は、スキルアップの第1回の立ち上げ時以来5回目の登場ですし、辻野先生は、現在引っ張りダコの斯界のオピニオンリーダーでトップランナーのお一人です。
午前の伊藤先生のお話は、まとめてみれば「糖尿病の薬物治療における実際の臨床現場での諸問題」ということで、自験例から、?インスリン療法におけるSGLT−2阻害薬の併用療法、?インスリン患者の治療中断の現状と対策、?糖尿病患者の低血糖の現状、?糖尿病患者の認知症のスクリーニングと診断、および治療について、まとめてお話いただきました。
主宰子には、シックデイ、無自覚性低血糖症やその傾向、患者のお薬の全状況を知るために”お薬手帳”を見せてもらうことや、忘れずに実際に服用しているかどうかの把握の方法、患者の学歴等を把握するための質問の仕方、ということ等が記憶に残っています。
午後の辻野先生のお話は、「糖尿病治療における最前線」ということで、?インクレチン関連薬をめぐる話題、?DPP−4阻害薬と他の経口糖尿病薬の併用、?インスリン療法におけるDPP−4阻害薬の併用、?SGLT−2阻害薬の適応例と避けるべき例・注意点、?保険適応となった高度肥満例への減量手術、でありました。主宰子が特に興味深く思ったのは、多摩総合医療センターで始められた「高度肥満例への減量手術」でした。
会場からも、ネット視聴者からも、こなしきれないほどの、たくさんの質問が出ましたが、辻野先生はこれらのすべてに丁寧におこたえいただきました。素晴らしかった、デス。
 
医療の世界では、『2025年問題』というものが存在するのだそうです。”団塊の世代”が10年後に76歳を過ぎ後期高齢者群に仲間入りし、人口構成上でも、大きな存在となり、医療費の上でも大きな負担になるのは避けられない事態になるのです。医療界としても、政治や社会と一緒になって真剣に取り組むべき課題だと思います。

■講師 伊藤眞一 先生(全国糖尿病医会 会長/府中市・伊藤内科小児科クリニック 院長)
<略暦>
70年東京医科歯科大学医学部卒業
同校第一内科学教室入局
79年インスリンアレルギーで学位
80年東京都府中市で開業
同時に武蔵野赤十字病院で週1回糖尿病外来と糖尿病教室を現在まで担当
93年より多摩総合医療センター(旧都立府中病院)糖尿病教室担当し現在に至る。
 
<現在の所属する学会および職名>
日本糖尿病学会功労評議員、全国臨床糖尿病医会会長、東京臨床糖尿病医会顧問(前会長)、西東京臨床糖尿病研究会前代表世話人(現在監事)東京保険医協会糖尿病症例研究談話会前代表世話人
 
<著書>
かかりつけ医の糖尿病QandA(南山堂)2008年(編者)
患者さんの質問に答える外来糖尿病診療(南山堂)2011年(編者)
糖尿病の保険診療(東京保険医協会)など

■講師 辻野元祥 先生(東京都立多摩総合医療センター内分泌代謝内科 部長)
<略暦>
85年東京医科歯科大学医学部卒業
94年東京医科歯科大学大学院修了医学博士号授与
96年東京都立府中病院内科医長
08年東京都立府中病院内科部長
08年東京医科歯科大学医学部臨床教授併任
10年東京都立多摩総合医療センター内分泌代謝内科部長
<現在の所属学会・研究会>
日本内科学会総合内科専門医指導医
日本内分泌学会専門医指導医評議員
日本糖尿病学会専門医指導医評議員
西東京臨床糖尿病研究会理事
<著書;いずれも共著>
「ナースのためのやさしくわかる糖尿病ケア」ナツメ社2011年
「患者さんの質問に答える外来糖尿病診療」南山堂2011年
「いまさら聞けない糖尿病診療〜一問複答!臨床医のギモンをディベートで導く〜」南山堂2014年

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