医療セミナーDVD・テキスト

実戦甲状腺疾患診療講座②

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診療のminimum requirementから 知っておくべきtopicsまで

■講師 方波見卓行 先生(聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 教授/代謝内分泌内科 部長)
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【セミナー概要】
甲状腺疾患は頻度の高い病気ですが、実地医家の先生方に敬遠されがちな病気といえ、実際当院でも年に数百人の当該患者さんが紹介されて参ります。この理由は、?ホルモンの病気はわかりにくい、?検査法選択、治療薬の投与法・注意点がわからない、?妊娠可能年齢での発症も比較的多く、気が進まない、等が考えられます。また保険審査をしておりますと病院、診療所にかかわらず、甲状腺疾患では病名のつけ方や詳記の記載が不十分で支払側から指摘を受ける事例が毎月少なからずございます。
そこで今回の講座では、「甲状腺疾患のプライマリーケアができ、紹介すべき症例を選択できる」ことを第一の目標に掲げました。具体的には甲状腺中毒症、機能低下症、結節性病変を中心に「診療のエッセンス」と「最近の進歩」を日常診療の立場から分かりやすくご紹介するとともに、「保険診療上の注意点」についても触れたいと考えております。糖尿病、高血圧とは異なり、頻度の割にまとまった話を聞く機会が非常に少ない病気です。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
第1部10:00−12:00、
(12:00-13:00昼食・休憩)
第2部13:00−15:00
 
講義内容は、顕性甲状腺中毒症・機能低下症の診療のエッセンス、潜在性甲状腺中毒症・機能低下症の考え方、甲状腺結節の取扱い、Basedow眼症の要点、妊娠・薬剤と甲状腺機能異常、などについて時間の許す限りお話して参ります。

セミナー要綱

セミナーNO. 313
開催日 2015年6月14日 00:00〜00:00
講師 ■方波見卓行 先生(聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 教授/代謝内分泌内科 部長)
診療科目
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■6月14日(日)に開催しました第313回医療技術セミナー『実地医家のための実戦甲状腺疾患診療講座?−一歩進んだ甲状腺診療に向けて;
診療のminimumrequirementから知っておくべきtopicsまで』は盛会裏に終了しました。
講師には、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院代謝内分泌科部長/教授であります方波見卓行先生をお招きしました。方波見先生は2回目で、前回は2011年12月でしたから、3年半ぶりのご登場です。
講義の組立は、午前が、?甲状腺関連ホルモンの基礎、?関連検査と臨床的意義、?保険請求上の注意、?潜在性甲状腺機能低下症、?潜在性甲状腺機能亢進症、?Iodineの使い方、?無機ヨウ素の使い方、?妊娠と甲状腺関連ホルモン変動と問題点・治療、?抗甲状腺薬、でした。また、午後は、?甲状腺結節発見時の管理法、?甲状腺USのみを用いた良悪性判定、?ABC判定法、?被爆の分類、?放射線誘発性甲状腺癌、?生活習慣と固形癌発生リスク、でした。
ヒトでは、いろいろなホルモンが分泌されており、甲状腺からは甲状腺ホルモンが分泌されている。この分泌が多いとバセドー氏病で、少ないと橋本病であり、特にバセドー氏病は、心疾患や骨粗鬆症、うつ病につながりやすい。女性の出産後の無症状甲状腺炎は、出産後に発症し、産後の肥立ちの悪さにつながる。分泌されるホルモンの内実は、ヨード・ヨウ素=Iodine、である。薬物療法は、メルカドールの処方が中心になるがなかなか難しく、薬がダメなら、アイソトープ療法か手術適応になる。陰でヨード剤の摂取をしている人は多く、薬の副作用の原因になりかねない。甲状腺癌は90%が乳頭腫で、最近はエコーで簡単に描出できるようになったが、なかなかエコー像は多彩で診断が難しい。痩せ薬に豚の甲状腺ホルモンを使ったものがあるが、危険なもの。保険請求上の問題点については・・・、といった内容が断片的に主宰子の頭に残っている。
質疑は、会場受講者からなかなかに活発に出て、途切れなかったです。また、ネット受講者からも質問が絶えず、方波見先生の昼食時間中にも質問者が傍に寄っていかれる程でした。申し訳なく思います。
 
ヒトには、脳下垂体、腎臓・副腎皮質、膵臓、甲状腺・副甲状腺等からいろいろなホルモンが分泌されているということですが、今後、少しづつ取り上げていただこう・・・ということになりました。ご期待ください。

■講師 方波見卓行 先生(聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 教授/代謝内分泌内科 部長)
<略歴>
87年聖マリアンナ医科大学卒業、
聖マリアンナ医科大学第三内科学入局
93年同大学院博士課程修了、医学博士取得・
第三内科学助手
カナダ・アルバータ州立大学医学部生理
学教室留学(Postdoctoralfellow)
95年帰国、浜松社会保険病院内科部長
99年聖マリアンナ医科大学代謝・内分泌内科
助手
03年同講師
04年同助教授
07年同准教授に名称変更
10年聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院
代謝・内分泌内科部長
14年同教授、現在に至る
・EndocrineJournalEditorialBoard
Endocrinology&MetabolicSyndrome:CurrentResearchEditorialBoard
<資格>
日本内科学会認定医・専門医、日本糖尿病学会専門医・指導医、日本内分泌学会専門医・指導医、臨床遺伝専門医

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販売価格  ¥5,500(税込)

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