耳鼻咽喉科系

ありふれた耳鼻咽喉科の疾患の診断と治療

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咽頭炎、扁桃炎、喉頭炎、副鼻腔炎などのコモンの疾患、喉頭蓋炎などの救急疾患、成人の百日咳の診断と治療など

■講師 斉藤晶 先生(独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)埼玉メディカルセンター耳鼻咽喉科 部長)
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【セミナー概要】
(1)症状から治療法を考えましょう!!
鼻・のどの症状は多彩です。病院勤務の耳鼻咽喉科医は、内視鏡やCTなどでの検査も容易です。今回は、耳鼻咽喉科以外の医師が治療することを念頭において、症状からどのような治療を選択するかをお話します。
(2)耳鼻咽喉科を彷徨っている患者さんを助けてください!!
「年だから仕方ない」とか「単に気のせいだから」など言われ治療に満足せずに、耳鼻科診療所を渡り歩いている患者さんを先生方に救っていただきたいと思います。治療手段は西洋薬だけではなく、漢方薬、リハビリ、デバイスの利用など紹介します。
(3)こんなときは耳鼻科へ紹介ください!!
急いで耳鼻科を紹介した方が良い症状、一度は耳鼻科で精査したほうがよい症状などをお話します。
皆さま、奮ってご参加ください。
10:00-12:00鼻の症状
鼻の症状を中心にお話しします。鼻汁、鼻閉、嗅覚低下、後
鼻漏、老人性鼻漏などの病態と治療法を話します。
 
13:00-15:00のどの症状
のどの症状を中心にお話しします。咽頭痛、咳、嗄声、違和
感、味覚障害などの病態と治療法を話します。

セミナー要綱

セミナーNO. 304
開催日 2015年4月29日 10:00〜15:00
講師 ■斉藤晶 先生(独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)埼玉メディカルセンター耳鼻咽喉科 部長)
診療科目 耳鼻咽喉科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■4月29日(水・祭)に開催しました第304回医療技術セミナー『実地医家のためのありふれた耳鼻咽喉科の疾患の診断と治療−咽頭炎、扁桃炎、喉頭炎、副鼻腔炎などのコモンの疾患、喉頭蓋炎などの救急疾患、成人の百日咳の診断と治療など』は盛会裏に終了しました。
講師には、JCHO埼玉メディカルセンター耳鼻咽喉科部長斎藤晶先生をお招きしました。JCHOは独立行政法人地域医療機能推進機構という組織で、前の社会保険病院や厚生年金病院、船員保険病院等が改組されて設立された病院で、全国各地に展開しております。
また、斎藤先生は、”めまい”の新井基洋先生のご紹介ですし、先の”難聴・耳鳴り”の新田清一先生とも同窓で、今も月に一度は一緒に仕事をされておられるとのことです。
セミナーの流れとしては、3月22日に、耳を中心とした疾患を取り上げ、他にしいて言えば耳の疾患としてのめまいを取り上げ、今回、鼻と咽喉を取り上げることになります。
講義の組立としては、午前中が鼻の疾患で、?鼻のありふれた疾患で、急性副鼻腔炎、花粉症を、?鼻閉をきたす疾患で、鼻弁、点鼻薬の功罪、?鼻漏が問題となる疾患で、老人性鼻漏、乳幼児の感冒に対する抗ヒスタミン薬、?嗅覚障害、と続きました。午後はのどの疾患で、?嗄声、?口腔乾燥、?味覚障害、?せき、?咽喉頭異常感、?咽頭痛、?口内炎、でした。
斎藤先生のお話の中で、主宰子が記憶していること印象に残っていることは、「後鼻漏」の治療はなかなか難しいこと、「喉頭蓋炎」が救急性がありなぜ難しいかというと、すぐに咽喉が腫れ上がり気道確保・挿管施術が必要になるのだが、そうおいそれといつでもどこでも気道確保のできるスタッフがいるとは限らない、本当に待ったなしの疾患であること、新薬による薬物治療も通常やっているけれども、この領域の疾患は漢方の処方による治療に適しており、テキストの中でも各々の疾患の治療に漢方の処方が示されており、実地医家の方々にも実践的な講義となり、薬物治療の項ではなかなかにディスカッションが盛り上がりました。他には、年齢による”声の衰え”も、年のせいにばかりにしなくてもよい”筋トレ”による治療法があることを教えていただきました。それに味覚検査のための「テーストディスク」の見本が回覧されましたが、受講者の皆さん全員が味見をされて興味を示されました。
斎藤先生は、「質問がたくさん出てよかったです。皆さん熱心ですね・・・」という言葉を残されてお帰りになりました。

■講師 斉藤晶 先生(独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)埼玉メディカルセンター耳鼻咽喉科 部長)
<略歴>
84年慶應義塾大学医学部卒業
91年社会保険埼玉中央病院耳鼻咽喉科部長
2012年より病院の名称変更により、JCHO埼玉メディカルセンター耳鼻咽喉科部長
 
(JCHO:JapanCommunityHealthCareOrganization)
 
<著書(分担執筆)>
よくわかるメニエール病の自己管理(医薬ジャーナル社)
よくわかる聴覚障害(永井書店)
専門医のための漢方医学テキスト(日本東洋医学会学術教育委員会編集)
耳鼻咽喉科最新薬物療法マニュアル(中山書店)など、近々刊行予定
耳鼻咽喉科漢方薬処方ガイド(中山書店)
エビデンスに基づく急性期・入院・外来診療で使える漢方薬の定番(文光堂)
 

ビジターは購入できません。

医師会員、コ・メディカル会員

販売価格  ¥5,500(税込)

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