内分泌代謝内科系

リウマチ・膠原病診断(開催300回記念セミナー2)

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検査所見の読み方からハンズオンまで

■講師 岸本暢将 先生(杏林大学附属病院膠原病科 准教授)
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【セミナー概要】
関節炎患者へのアプローチ〜膠原病の大原則と検査の読み方
リウマチ性疾患や骨格筋疾患は診断や治療が難しいと考えている医師が非常に多いようです。高齢者の2人に1人が関節痛を訴えるという現在一般内科やプライマリケア医でも整形外科へあっさり紹介するばかりではいられません。「プライマリケアでもできる関節痛患者を診たときの病歴聴取、身体観察のポイント」を解説し、リウマチ膠原病疾患へのアプローチの大原則を示します。また、「抗核抗体反応が陽性」だから「リウマトイド因子陽性」だから膠原病科コンサルト!と、訳もわからずいろいろな抗体検査を提出していませんか結局迷うだけで無駄な追加検査が増えています。どのような時に抗体検査を提出し、どのように解釈するのか解説します。抗核抗体をどのように使いこなすのか、関節リウマチの診断で最近話題の抗CCP抗体の有用性や注意点についても解説します。赤沈を含め炎症反応の見方についても解説します。
 
顎関節・上肢・下肢の関節の診察:ハンズオン〜診察でここまでわかる筋骨格系疾患の大原則〜
関節の身体診察を実際に取り扱うセッションで、顎関節・頸部・肩・肘・手の関節の診察のポイントを解説します。「首が痛い」「肩が痛い」「手が痛い、こわばる」などの主訴は必ず経験しますが、どのようにアプローチし、身体診察を行うか鑑別疾患その診断と治療にもふれながらその実践手法を紹介します。顎関節では顎関節症から高齢者に見られる巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)の診察のポイント、肩の診察においてはスポーツ外傷などでみられる回旋筋腱板炎、リウマチ性多発筋痛症でみられる肩関節周囲炎の診察のポイントもお伝えします。また、一概に股関節や膝が痛いといっても原因は関節炎以外にも腱、靭帯半月板滑液包のうちどこに障害があるか見極めることが診断の第一歩です。外傷歴など病歴の重要性もご紹介します。また足首、足趾関節の痛みも痛風関節リウマチでよく経験されます。身体診察の基本をご紹介し、鑑別疾患、考えられる診断と治療にも触れながら、その方法を実践的にご紹介します。10:00-12:00関節痛患者へのアプローチ
〜膠原病の大原則と検査の読み方〜
リウマチ性疾患や骨格筋疾患は診断や治療が難しいと考えている医師が非常に多いようです。高齢者の2人に1人が関節痛を訴えるという現在、一般内科やプライマリケア医でも整形外科へあっさり紹介するばかりではいられません。「プライマリケアでもできる関節痛患者を診たときの病歴聴取、身体診察のポイント」を解説し、リウマチ膠原病疾患へのアプローチの大原則を示します。また、「抗核抗体陽性」だから、「リウマトイド因子陽性」だから膠原病科コンサルト!、と訳もわからずいろいろな検査を提出していません
か結局迷うだけで無駄な追加検査が増えてしまいます。どのような時に抗体検査を提出し、どのように解釈をするか解説いたします。抗核抗体をどのように使いこなすか、関節リウマチの診断で最近話題の抗CCP抗体の有用性や注意点についても解説します。赤沈を含め炎症反応の見方についても解説します。
 
12:30-14:30関節診察ハンズオン〜診察でここまでわかる筋骨格系疾患の大原則〜
顎関節・上肢・下肢の関節の診察
関節の身体診察を実際に取り扱うセッションで顎関節・頸部・肩・・肘・手の関節の診察をポイントを解説します。「首が痛い」「肩が痛い」「手が痛い、こわばる」などの主訴は必ず経験しますが、どのようにアプローチし、身体診察を行うか鑑別疾患、その診断と治療にもふれながら、その実践手法を紹介します。顎関節では、顎関節症から高齢者にみられる巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)の診察のポイント、肩の診察においてはスポーツ外傷などでみられる回旋筋腱板炎、リウマチ性多発筋痛症でみられる肩関節周囲炎の診察のポイントもお伝えします。また、一概に股関節や膝が痛いといっても原因は関節炎以外にも腱、靱帯、半月板、滑液包のうちどこに障害があるか見極めることが診断の第一歩です。外傷歴など病歴の重要性もご紹介します。また足首、足趾関節の痛みも痛風、関節リウマチでよく経験されます。身体診察の基本をご紹介し、鑑別疾患、考えられる診断と治療にもふれながら、その方法を実践的に紹介します。

セミナー要綱

セミナーNO. 301
開催日 2015年3月1日 10:00〜15:00
講師 ■岸本暢将 先生(杏林大学附属病院膠原病科 准教授)
診療科目 内分泌科代謝系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■3月1日(日)に開催しました第301回医療技術セミナー『リウマチ・膠原病の診断と治療』は盛会裏に終了しました。このセミナーは”開催300回記念セミナー2”として行いました。約6年前にスキルアップを始めまして、おかげをもちまして、この度300回目の開催を迎えさせていただきました。心より感謝申し上げます。
講師には、聖路加国際病院Immuno-RheumatologyCenter医長の岸本暢将先生をお迎えいたしました。
講義の組立としては、午前中が、「関節痛患者へのアプローチ〜膠原病の大原則と検査の読み方」、午後が「顎関節・上肢・下肢の関節の診察ハンズオン〜診察でここまでわかる筋骨格系疾患の大原則」でありました。
午前で取り上げられた疾患名としては、変形性関節症、リウマチ性多発筋痛症(PMR)、偽通風(CPPD)、リウマチ性多関節痛症、更年期、全身性エリテマトーデス(SLE)、ウイルス性、乾癬性関節炎等、多岐にわたって詳細に解説していただきました。
午後には、顎関節・警部・肩・肘・手の関節の診察のポイントを、モデルを相手に実際に診察されながら解説していただきました。受講者は、二人一組になりながら、見回られる岸本先生に実際のやり方を確認していただきながら、お互いを診察しておられました。普段、患者さんを診察するばかりで、ご自分が診てもらう機会は少ないのではないでしょうか。良い経験になったのではないでしょうか
あとは、この領域での薬物療法の進歩は目覚ましいばかりですが、NSAIDs、生物学的製剤、ステロイド、等の適応、使い方の解説について皆さん熱心に勉強していただきました。
質疑では、会場からもネット受講者からもたくさん出ましたが、やはり薬物治療と基本的な事項の確認が多かったですね。
岸本先生の講義を聞いていていつも思うことですが、この若さでものすごく勉強をされているものだと、感心させられます。皆さん、満足そうなお顔をされて帰って行かれました。
 

■講師 岸本暢将 先生(杏林大学附属病院膠原病科 准教授)
<略歴>
98年北里大学医学部卒業/沖縄県立中部病院研修医
00年在沖縄米国海軍病院インターン
01年ハワイ大学内科レジデント
04年ニューヨーク大学/HospitalforJoint
Diseasesリウマチ膠原病科フェロー
06年亀田総合病院リウマチ膠原病内科プログラムディレクター
同年米国リウマチ学会DistinguishedFellowAward受賞
07年東京大学アレルギー・リウマチ内科、東京医科歯科大学臨床医学教育開発学、北里大学総合診療科非常勤講師兼務
09年聖路加国際病院Immuno-RheumatologyCenter

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