消化器科系

実地医家のためのひとりで学ぶ大腸内視鏡挿入法②−大腸内視鏡挿入法の習得のための上部消化管内視鏡(挿入術)活用法

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1カ月で身につく! 身近な素材で練習できる! スコープ挿入上達のポイントを惜しまず語る

■講師 仲道孝次 先生(福岡徳洲会病院消化器内科 部長)
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【セミナー概要】
前回、2月15日開催の「大腸内視鏡挿入法」に続いて、今回は「TCS(totalcolonoscopy)流上部消化管内視鏡挿入法(EGD;Esophagogastroduodenoscopy)」を取り上げる。
一般的に、上部消化管内視鏡EGDのテクニックは、大腸内視鏡TCSでは役に立たない。しかし、大腸内視鏡TCSの達人が、上部消化管内視鏡挿入法EGDの挿入に困ることはない。つまり、TCSのテクニックで、EGDが可能なのだ。
そこで、胃を最も簡単な大腸と仮想して、TCSの挿入テクニックで挿入を試みた。このテクニックを習得すると、研修医は、TCSを試みるときに、まるでEGDを行っているようなイメージで、容易に挿入が可能であった。かつて、某TCSの達人に、タダで話すものではないと忠告されたテクニックである。TCSに応用可能な上部消化管内視鏡の挿入と観察法を惜しまず語ります。
皆さま、奮ってご参加下さい。
第1部10:00−12:00TCS流EGD総論と各論1
?TCS流EGDの紹介
?TCS流食道入口部の挿入法
?ECJ(esophagocardiacjunction)の挿入法
?門輪の挿入法
 
第2部13:00−15:00TCS流EGD各論2と応用
?SDA(superiorduodenalangulus)の挿入法
?胃角部穹窿部の操作
?TCS流EGDの挿入のパターン化3パターン
?TCSへの応用

セミナー要綱

セミナーNO. 299
開催日 2015年3月15日 10:00〜15:00
講師 ■仲道孝次 先生(福岡徳洲会病院消化器内科 部長)
診療科目 消化器科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■3月15日(日)に開催しました第299回医療技術セミナー『実地医家のためのひとりで学ぶ大腸内視鏡挿入法?大腸内視鏡挿入法習得のための上部消化管内視鏡活用法−1カ月で身につく!身近な素材で練習できる!スコープ挿入上達のポイントを惜しまず語る!』は盛会裏に終了しました。
講師には、福岡徳洲会病院消化器内科部長仲道孝次先生をお招きしました。1カ月前にも『実地医家のためのひとりで学ぶ大腸内視鏡挿入法?−1カ月で身につく!身近な素材で練習できる!スコープ挿入上達のポイントを惜しまず語る!』をお願いしたばかりです。
今回、ちょっと分かりにくかったのは、”大腸内視鏡挿入法を習得するための上部消化管内視鏡活用法”なんです。パッと見で「なんだ上部消化管内視橋の挿入技術の話か」と思われた向きが多いのではないか・・・と思いますが、違いました。仲道先生に言わせると、要するに、「大腸も縦、横をちょっと違えて見立てれば食道・胃・十二指腸の構造に似ている。特に、下垂している横行結腸はそうだ・・・」ということのようで、コロンモデルで示してくださいました。
講義の組立は、午前が「大腸内視鏡(TCS;totalcolono-scopy)流上部消化管内視鏡(EGD;Esophago-gastroduodeno-scopy)総論と各論1」という小タイトルで、?TCS流EGDの紹介、?TCS流食道入口部の挿入法、?ECJ(esophagocardiacjunction)の挿入法、?門輸の挿入法。午後が「TCS流EGD各論2と応用」という小タイトルで、?SDA(superiorduodenalangulus)の挿入法、?胃角部穹窿部の操作、?TCS流EGDの挿入のパターン化3パターンの紹介、?TCSへの応用、でした。
前回、後藤利夫先生の手義と違っている点を紹介しましたが、今回も、右側臥位になってもらったり、プッシュ法等のこれまでタブーとされてきた手法も、うまく挿入しかつ痛くないように挿入する点では何でもアリ的なすばらしいお話でした。また、”身近な素材で工夫する”という点でも、紙コップやティッシュペーパーの箱に紙を貼り付けた小道具やホテルに置いてあるヘアーゴム等を紹介され、使い方も目の前でやって見せていただいた他、動画を使って解説していただきました。軸保持・・・のための小道具でした。今回も、奥の手の連続で楽しい講義でありました。
受講者の方は前回からの参加者が多かったのですが、「とにかく、前回の”右側臥位”で検査する・・・といった仲道先生の画期的な方法には驚いた。内視鏡をやる者の世界では、敗北の手技・・・みたいな、やってはいけない・・・という、悪しき概念が横行してきており、それらの呪縛の中で生きてきていた」とお話になりました。」

■講師 仲道孝次 先生(福岡徳洲会病院消化器内科 部長)
【専門】消化器疾患、大腸内視鏡
<略歴>
90年高知医科大学卒業
福岡徳洲会病院
92年岸和田徳洲会病院消化器内科
94年福岡徳洲会病院内科
96年熊本県服部胃腸科
00年福岡徳洲会病院消化器内科
 
09年7月から「NACKの大腸内視鏡講座」開設
11年8月「ひとりで学ぶ大腸内視鏡挿入法」を発行する。
12年3月から「NACKの研修医のためのひとりで学ぶ上部消化管内視鏡検査」を開設
<著書>
?ひとりで学ぶ大腸内視鏡挿入法、羊土社
?そこが知りたい上部消化管内視鏡の基本Q&A(消化器内視鏡レクチャー1巻1号)、II.経口内視鏡Q15.経口挿入しても“おえっ”と言わせないコツは(仲道孝次)
?消化器科第48巻第6号(2009年6月発行)
特集I.ScreeningColonoscopyの現状と将来
大腸内視鏡挿入法の研修システム
 
<学会活動>
日本消化器内視鏡学会専門医
日本内科学会認定内科医

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