DVD・テキスト(開催実績)

ダーモスコピーを使った皮膚がんの検査と診断トレーニング

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メラノーマ、ホクロ、シミ、イボの所見と鑑別のポイントー(実習付)

■講師 斎田俊明 先生(信州大学 名誉教授)
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■講師 古賀弘志 先生(信州大学医学部附属病院皮膚科助教)
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【セミナー概要】
ダーモスコピーは、光の乱反射を防止したうえで、光線を照射しながら10〜20倍前後の拡大所見を観察する非侵襲的な皮膚病変の診断法です。特に、メラノーマや基底細胞癌、脂漏性角化症などの色素性皮膚病変の診断確定にきわめて有用であり、2006年より保険診療に収載されました。一方で、ダーモスコピーを用いると、肉眼では認識できない詳細な拡大所見を容易に観察することが出来ますが、その所見に基づいて確定診断することは必ずしも容易ではありません。このダーモスコピーを使いこなし、皮膚癌を心配する患者さんに適切なアドバイスを与えることは皮膚科医をはじめとする実地医家にとって今や、必要不可欠なスキルといえます。そのためには、雑誌や書籍に載っている定型例のみでなく、非典型例の判断法やフォローアップの仕方、専門施設へ紹介する基準など、実際の診療で直面する様々な問題への対処法を知っておく必要があります。
今回の医療技術セミナーでは、明日からの診療に役立つ実践的な知識を集中的に解説します。腫瘍病変のみでなく、炎症性疾患や感染症などの診断についても触れるとともに、ダーモスコピーの実際の使い方の解説、指導も行います。皮膚腫瘍を専門としダーモスコピーを日常診療に取り入れている日本屈指の講師陣が、海外で行われている短期トレーニングと同等の内容を、実際の日本人症例を用いて解説します。
ダーモスコピーを使ってみたもののうまく使いこなせないと感じている先生方のみならず、これからダーモスコピーを始めてみようという先生方にもうってつけの内容となっております。皆様奮ってご参加ください。
10:00-11:001.ダーモスコピーの基礎(講師:古賀弘志)ダーモスコピーの原理、機器と使い方および診断の基礎となる所見の定義とその意義について詳細に解説します。
 
11:00-12:002.メラノサイト系腫瘍(講師:斎田俊明)
解剖学的部位別のメラノーマと母斑のダーモスコピー所見の違い、診断と鑑別方法、フォローアップの仕方について実際の症例を交えつつ具体的に解説します。
 
12:00-13:00昼食・休憩
 
13:00-14:003.非メラノサイト系腫瘍(講師:斎田俊明)
基底細胞癌、脂漏性角化症、出血性疾患・血管腫など、実際の外来で診る頻度の高い疾患のダーモスコピー診断方法について述べます。
 
14:00-15:304.その他の皮膚疾患とピットフォール、実習(講師:古賀弘志)
感染症、炎症性疾患、その他の皮膚疾患のダーモスコピー所見について解説します。次に日常診療で困ることの多い、手のひら・足の裏、顔面の症例を多数提示します。最後に、実際にダーモスコピーを使用して観察・撮影のコツを解説します。診療で使用されているダーモスコピーを持参していただければ個別に指導いたします。

セミナー要綱

セミナーNO. 263
開催日 2014年6月22日 10:00〜15:30
講師 ■斎田俊明 先生(信州大学 名誉教授)
■古賀弘志 先生(信州大学医学部附属病院皮膚科助教)
診療科目
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■6月22日(日)に開催しました第263回医療技術セミナー『実地医家のためのダーモスコピーを使った皮膚癌の検査と診断トレーニング−メラノーマ、ホクロ、シミ、イボ等の所見と鑑別のポイント(実習付き)』は盛会裏に終了しました。
講師には、信州大学名誉教授斎田俊明先生と、信州大学医学部附属病院皮膚科助教古賀弘志先生をお招きしました。前回の開催が’10年の4月でしたから4年ぶりの開催になりますが、お二人ともとってもお元気そうで安心しました。特に斎田先生は、大学をリタイアーされた後、大宮に住まわれ、都内と埼玉県の3箇所のクリニックで診療をお続けとのこと、ますます研究に磨きがかかって来ているようにお見受けしました。
講義の組立は、午前が、A.ダーモスコピー総論として、?ダーモスコピーの原理と機器、?解剖学的部位別評価の必要性、?改訂2段階診断法とその概要、?血管所見の新知見と意義、B.メラノサイト系腫瘍のダーモスコピーとして、?体幹・四肢(掌蹠以外)の病変、?顔面の病変、?掌蹠の病変。午後は、C.皮膚科診療におけるダーモスコピーの効用、D.非メラノサイト系腫瘍のダーモスコピー?基底細胞癌、?脂漏性角化症、?血腫・血管腫、E.ダーモスコピー診断演習、でした。このうちAとEを古賀先生が、その他を斎田先生が担当されました。
この他に、このテーマは、『ダーモスコピー』の発展・改良・工夫と密接な関係、というより”依って立つ”要素があり、アメリカの3GENという優れたメーカの日本における総代理店でありますジェイ・ヒューイット社の方に、若干のプレゼンテーションでの製品説明の他に、展示を出していただきましたが、ちょっとの間の休憩時間にも受講者が手にとって試して居られました。このテーマでは病変部の観察の他に、診断するにしても他のお医者さんに紹介するにしても写真の撮影が必須になりますが、最近は、iPadとスコープを組み合わせた製品も開発されているようで、皆さんの前で、主宰者のホクロで試していただきました。素晴らしい!
斎田先生によりますと、このスコープでは、LEDの灯りの点いた下での10倍以上に拡大して観察できるので、本来の病変の観察以外にも、刺や異物による傷み等の治療にも有効である、とのお話でした。ナルホド。
会場からもネット視聴者からも質問が絶えず、講師の方と話し込む受講者もおられたりの、和やかで楽しい雰囲気でのセミナーでした。
常連の受講者のお一人は、「この4年間でずいぶん発展したと驚いている」との声を残してお帰りになりました。

■講師 斎田俊明 先生(信州大学 名誉教授)
 
 

■講師 古賀弘志 先生(信州大学医学部附属病院皮膚科助教)
 
 

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