?外部環境とマーケティング編・外部環境総論　　医師で、Ｍ Ａを取得した講師が語る医療マーケティング論！

■講師　竹尾浩紀 先生（世田谷区・たけおクリニック　院長（内科、糖尿病内科、他））
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【セミナー概要】
新規開設の医療機関でなければ、右肩上がりの売り上げの上昇は難しい時代になりました。もっと言えば、2025年までは医療費の伸びは期待できず、逆に実質的に減少していくことさえ予想されます。
その中でいろいろな業者が、いろいろなものを勧めてくる毎日。果たして本当に使えるものは何なのでしょうか今回は、厳選された必ず使える12個のideaを伝授いたします。既に開業している先生も、これから開業を目指す先生も、周りから一歩前に出るために役立つ珠玉のideaを試してみませんか。
診療所100、000軒時代、あなたの診療所・クリニックは生き残れますか
皆さま、奮ってご参加下さい。
18:00-19:30
患者が集まるクリニックのための12のｉｄｅａ
〜クリニック経営改善
?外部環境とマーケティング編・外部環境総論
診療圏調査は信じられるか/自分で作る来院見込み患者マップと比較検討/マーケティング手法の選択、など
 

＜全体の企画＞
?総論(7/20)
医療環境、情勢、各論の紹介
?地域、患者とのコミュニケーション編(11/8)
マーケティングの基礎、口コミとネット/診療圏調査と来院マップから/本当の強みと弱みから戦術へ/CSの実際とその管理、など
?内部環境、統制編（12/6）
現在の医療環境と医療機関財務状況/財務諸表の簡単な見方/ESを上げる！離職を防ぐ！アルバイトにも適応する内部統制/キーとなる職員・医師の管理とその方向性、など
HP:http://www.takeo-clinic.com/

セミナー要綱

終了したセミナーの報告と開催の模様

■10月4日(土)の夕刻に開催しました第251回医療技術セミナー『経営セミナー明日から使える！患者が集まるクリニックのための１２のidea〜クリニック経営改善?外部環境とマーケティング編（全4回）』は盛会裏に終了しました。
講師は、医療激戦区の世田谷区三軒茶屋で、東日本大震災と時を同じくして11年3月に開業され、その後見事に勝ち抜かれているたけおクリニック院長竹尾浩紀先生です。
講義の組立は、全体の企画の位置づけの中では、
B顧客管理
４既存患者寿命
５既存患者単価
６患者満足度と医師パフォーマンスについてですが、
今回は次回と2回続くテーマで、今回は既存の顧客分析を中心にした各論１外部環境
外部環境とは、マーケテイングの基礎、ロジカルシンキング、でした。また、次回は新規顧客の開拓をめざす「地域、患者とのコミュニケーション編」です。
講義の出だしは、「医師も、これまでのように漫然と診療を続けていける時代ではなく、新たな開業が相次ぐとともに、かならず何人かは淘汰され、閉院をして行っている状況である」、との衝撃的な言葉から始まりました。
たけお先生の講義は、”集客”というテーマを、大きな視点とともに、細かな視点での分析力が素晴らしい・・・と常々考えているのですが、具体的な部分でのお話は、いちいち理に叶っていると感心させられます。例えば、広報の手段として、第一は得意な疾患の診療を確立されそのアピールですが、”口コミ”の重要性を説かれ、診察券を廃止するというより、カラフルで目立つ特徴的な名刺カードを提案されました（チラシは捨てられても名刺は誰も捨てません；ナルホド！）。もちろん、野立て看板や電柱広告、折込チラシ（新聞折込、ポスティング、他）の重要性も力説されながらも、です。また、立地・開業地についても、学校横から、駅前へ（繁華地・乗降者が多い口に）・・・とか、訪れる患者さんの地域的分析により、川、大規模道路、線路−踏切、直線距離、スーパーマーケットとの距離・関係、等の細かな分析を積み重ねられた納得のいく、素晴らしいものでした。また、地方の医師には、深夜のテレビ広告を進められるとともに、今後の方向性として、ネットの有効活用、特にスマートフォン対策についても、多く触れられました。
参加されておいた地方からの受講者は、近くで開業が相次ぐとともに廃業が出ていることに危機感を募らせられ参加されたようですが、竹尾先生の冒頭の言葉に「確かにそうだ・・・」と、つぶやかれながら、帰途に着かれました。

■講師　竹尾浩紀 先生（世田谷区・たけおクリニック　院長（内科、糖尿病内科、他））
＜略歴＞
96年防衛医科大学校卒業
00年自衛隊中央病院内科専門研修
04年日本大学大学院グローバルビジネス学院経営学修士
08年自衛隊中央病院医長、同施設指導医
10年航空幕僚幹部首席衛生官室兼防衛省内部局衛生監室部員
11年たけおクリニック院長