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心電図から読み解く虚血性心疾患、不整脈、心不全等の診断と治療

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声に出して覚える心電図の手法を用いて

■講師 高沢謙二 先生(東京医科大学病院健診予防医学センター センター長)
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【セミナー概要】
心電図は難しい、わかりづらいという声をよく聞きます。しかしながら循環器疾患の診断に何をおいても欠かせないといったらやはり心電図です。しかも比較的低価格で、場所もとらず患者さんにも苦痛を与えずに記録できる検査とあっては、循環器専門の医師のみならず一般内科医にとっても、あるいは一緒に医療に携わる看護師、検査技師の方々にとっても、どうしても判読をマスターしたい検査といえるでしょう。
一方、私が20数年にわたる教育活動等から得た手法として、肝心で重要な事項は永久記憶になるよう”声に出して覚える”手法です。それを実地に活かす。幹さえしっかりしていれば枝葉は後でいくらでもつけられます。必要に応じて専門書からの知識も増やせます。まずは判読の基本をマスターしましょう。
今回の医療技術セミナーの午前中は、声に出して覚える心電図の手法を用いて徹底的に基本的な心電図判読をマスターすることをめざします。そして正常を正常と断定できる能力こそ異常を見逃さない力であることを理解していただきます。午後のセッションでは、基本知識を活かして、虚血性心疾患、不整脈、心不全等の疾患の診断と治療に関して多くの設問を用意して検討・解説します。また実地医家の方々の関心事項としての薬物治療についても、私の実践をご紹介します。
皆さま、奮ってご参加下さい。
 
*南江堂から04年に出版された『声に出して覚える心電図』が好評で版を重ね、10年に改定されておりますが、今回の医療セミナーでは、「声に出して覚える心電図」の手法を用いて、難しい心電図をやさしく解説していただきます。10:00-12:00声に出して覚える心電図の判読手法
声に出して覚える心電図の手法を用いて徹底的に基本的な心電図判読をマスターすることをめざします。
声に出して覚える心電図
心電図の基礎
各波形の意味と判読のポイント
Q波は何故出るのか、ST上昇と低下の意味するところ他
 
13:00-15:00判読手法を活かした各種の心疾患の診断と治療
判読手法を活かした虚血性心疾患、不整脈、心不全等の疾患の診断と治療に関して、間違えやすい点および関連した心疾患の治療のポイント等を含めて設問を用意して解説します。
実戦判読と解説
薬物療法

セミナー要綱

セミナーNO. 247
開催日 2014年4月29日 10:00〜15:00
講師 ■高沢謙二 先生(東京医科大学病院健診予防医学センター センター長)
診療科目
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■4月29日(祭)に開催しました第247回医療技術セミナー「心電図から読み解く虚血性心疾患、不整脈、心不全等の診断と治療ー『声に出して覚える心電図』の手法を活かして」は盛会裏に終了しました。
講師には東京医科大学八王子医療センター病院長/教授の高澤謙二先生をお招きしました。ネット会員の方からの熱烈なる要望によるものでした。ご著書の『声に出して覚える心電図』が大きな評判を読んでいるようです。また、高沢先生は、『血管年齢』という概念を初めて提唱された方でもあり、いくつものご著書もある方です。
講義の組立は、午前が「声に出して覚える心電図の判読手法」で、声に出して覚える心電図の判読手法の解説と、心電図の基礎、各波形の意味と判読のポイント、Q波はなぜ出るのか、ST上昇と低下の意味するところ、でありました。講義は、要するに、これまで難解だ・・・と言われてきた心電図の判読を、いくつものチェックのポイントと順番、覚えておかないといけないいくつかの数値を含めて、面白い語呂にリズムを付けて声を出すことにより、鉄道での『指差換呼』にも似た自己確認行為と、ルーティン化することで判読することだと理解しました。高沢先生によりますと、救急の混乱した現場でも、声に出して覚えていたものを声に出して復唱しながら実践すると落着いたり間違いなくできるようにもなる・・・とのお考えです。確かにその通りだと思います。会場はベテランの先生方が多かったのですが、恥ずかしさを堪えて大きな声で高沢先生の指揮に合わせて復唱している光景は、珍しいものでしたが、素晴らしいものでした。あと、印象に残ったものは、高沢先生の表現手法ですが、右手の拳を自らの心臓の前に置かれ、その上から左手の親指、人差指、中指の3本の指を3本の冠動脈に見立てられて、かつ、両肩、足の3角形で電気誘導と見る視点を説明され、どこが梗塞するとどの電極にどういう波形が現れ・・・という説明をされたことです。あと1点、「臨床現場では異常ばかりではない。正常も多い。正常を正常と正しく自信をもって判断できることも重要だ」と強調されました。失礼ですが、「あ、これは極めておられるな・・」と実感させられました。素晴らしい講義でした。
午後は、設問に対するクイズ形式の講義で、楽しく皆で取組んでいただいている間に30問があっという間に終わってしまいました。追加で、「血圧測定と臨床評価」というテーマで中心血圧や反動の血圧、等の最新の課題を解説していただきました。
質疑は、会場からもネット受講者からも熟しきれないくらいに届き、大幅に時間が延びてしまいました。楽しい講義でした。

■講師 高沢謙二 先生(東京医科大学病院健診予防医学センター センター長)
専門分野:
循環器病学、心臓カテーテル、心電図、脈波、高血圧
東京医科大学教授
東京薬科大学客員教授
北京大学客員教授
 
<略歴>
79年東京医科大学卒業、第二内科入局
81-84年自治医科大学循環器内科(細田嵯一教授)研究生
06年東京医科大学循環器内科教授
 
<学会活動>
日本心血管画像動態学会理事、日本臨床生理学会理事、国際血管健康学会理事、日本循環器学会評議員、日本心臓学会評議員、日本超音波医学会評議員、日本高血圧学会評議員、日本脈管学会評議員、日本冠疾患学会評議員、他
 
高血圧治療ガイドライン2014作成委員会委員
血管機能の非侵襲的評価法に関するガイドライン2013班員
 
<著書>
『あなたの血管年齢は若返る』『血圧革命』『若返り血管を造る生き方』(講談社)、『血管年齢が若返る本』(マキノ出版)、『血管年齢を若返らせる本』(PHP研究所)、『冠内圧:冠動脈狭窄病変の生理学的評価の理論と実際(翻訳)』『声に出して覚える心電図』(南江堂)、『よくわかるモニタ心電図』(秀潤社)、『血管年齢』の考案者。
日本テレビ系『世界一受けたい授業』の講師としても活躍中。

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販売価格  ¥5,500(税込)

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