循環器科系

プライマリケアに必要な腎疾患の診断と治療−腎不全、腎性貧血、糖尿病性腎症、ほか

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CKDの進行を遅延化する7つの臨床的手段を学ぼう

■講師 栗山哲 先生(東京慈恵会医科大学客員教授(大学直属)、医療法人優穂会・三穂クリニック院長補佐)
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■講師 菅野直希 先生(東京慈恵会医科大学腎臓・糖尿病内科 助教)
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【セミナー概要】
慢性腎臓病(CKD)は、糖尿病腎症、高血圧性腎硬化症、慢性腎炎が三大原因であるが、これらは程度の差こそあれ長期に経過を観察すると、慢性的に腎機能低下が進行し、いずれは慢性腎不全に進行して行く病態である。従来、CKDは腎臓専門医が診る機会が多かったが、最近ではかかりつけ医がステージの進展したCKDであっても診療する機会が増えてきている。高血圧、糖尿病などの病態は初期治療が最も効果的な進行抑制であるが、一方ではある程度進展してもその進展抑制の戦略はあり、これらはかかりつけ医にも熟知しておくべき知識と思われるため、解説する。
本医療技術セミナーの前半では、総論的にこれらの戦略について言及し、後半では腎不全、糖尿病腎症、腎性貧血等を始めとして、具体的な治療例を各論的に症例提示して聴講者であるかかりつけ医(プライマリケア医)とのコミュニケーションを図っていく予定である。
皆様、奮ってご参加ください。
10:00−12:00総論:栗山哲
1.CKDの原因となる三大腎疾患の特徴
2.三大腎疾患に対する基本的な初期治療方針
3.CKDの進展遅延のための7つの治療法
慢性腎不全に至った場合どうするか
腎代替療法(透析・腎移植)について
 
13:00−15:00実践的症例研究:菅野直希
1.高血圧が主因の病態に対して
2.糖尿病が主因の病態に対して
3.レニン・アンジオテンシン抑制の意義と症例での実践
4.食塩と高血圧への新たな認識
5.その他の症例検討

セミナー要綱

セミナーNO. 239
開催日 2014年1月26日 00:00〜00:00
講師 ■栗山哲 先生(東京慈恵会医科大学客員教授(大学直属)、医療法人優穂会・三穂クリニック院長補佐)
■菅野直希 先生(東京慈恵会医科大学腎臓・糖尿病内科 助教)
診療科目 循環器科系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■1月26日(日)に開催しました第239回医療技術セミナー「プライマリケアに必要な腎疾患の診断と治療−腎不全、糖尿病性腎症、腎性貧血、ほか」は盛会裏に終了しました。
講師には、東京慈恵会医科大学腎臓高血圧内科教授であります栗山哲先生と助教の菅野直希先生をお迎えしました。今回の栗山先生のセミナーは、埼玉県のネット会員からのリクエストで実現した企画でした。
講義の組立は、午前中の栗山先生の小タイトルは、『CKD治療の最新の話題』で、1.CKD(慢性腎臓病)の原因になる三大腎疾患、2.CKDCKD進展抑制のための七つの戦略、3.腎不全に至っても:腎代替療法について、でした。午後の菅野先生の小タイトルは、『プライマリケアに必要な腎疾患の診断と治療―CKDの進行を遅延化する七つの臨床的手段を学ぼう―』で、1.高血圧が主因の病態に対して、2.糖尿病が主因の病態に対して、3.腎炎が主因の病態に関して、4.レニン−アンジオテンシン系抑制の意義と症例での実践、5.食塩と高血圧への新たな認識、6.その他、でした。
講義のポイントの一部(主宰者が理解できる・・・範囲で)は、栗山先生の講義で、これまで高血圧はCKDの最大要因であるとされてきたが、最近の知見では「血圧は下げすぎても脳梗塞や末端組織での障害につながりかねないようだ。”ほどほど”にということ。上130mg下85-90mg位」『J字現象』「食塩の摂り過ぎはなんといっても健康の大敵で、1日に4から6gに」「糖尿病の治療にとっては、インクレチン系薬剤等いろいろの薬剤が出てきたが、やはりインスリン処方が一番安心」といった言葉が印象に残りました。あと、代替療法である”腎移植”では、国際的な比較のデータをお見せいただきましたが、宗教や文化、国の財政状況を反映した医療政策の違い等で、ずいぶん現状に違いがあることを思い知らされました。
質疑では、会場からもネットからもたくさん出ました。雪を突いて北国からおいでになった医師の方は、ずいぶん勉強されておられるのか鋭い質問を度々発せられ、栗山先生をいたく感心させておられました。

■講師 栗山哲 先生(東京慈恵会医科大学客員教授(大学直属)、医療法人優穂会・三穂クリニック院長補佐)
<略歴>
78年東京慈恵会医科大学卒業
同上第二内科大学院
82年同上修了
84〜86年米国ニュージャージー医科歯科大学・高血圧研究部門留学Dr.AbrahamAvivに師事
85年東京慈恵会医科大学より医学博士受領
91年同上第二内科講師
92年東京都済生会中央病院内科医長
93年同上内科部長
99年東京慈恵会医科大学腎臓高血圧内科助教授(准教授)
07年同上客員教授
13年東京国税局診療所・健康管理センター所長
18年東京慈恵会医科大学客員教授(大学直属)
医療法人優穂会・三穂クリニック院長補佐
現在に至る
<専門領域>
腎臓病学、高血圧、糖尿病腎症・痛風・核酸代謝領域
<学会活動と業績>
内科学会、腎臓学会、高血圧学会、痛風・核酸代謝学会、J-CLEAR研究会
筆頭著者論文102編、共著82編、総説108編、共同著書30編など
<指導医・評議員>
日本内科学会認定医・指導医
日本高血圧学会特別会員(FJSH)・専門医・評議員、日本腎臓学会元専門医・指導医・法人評議員・学会誌査読委員
J-CLEAR評議員
痛風・核酸代謝学会評議員
日本透析医学会元専門医・認定医・評議員

■講師 菅野直希 先生(東京慈恵会医科大学腎臓・糖尿病内科 助教)
【専門】腎臓と高血圧
 
【略暦】
01年東京慈恵会医科大学卒業
東京慈恵会医大初期研修医
03年東京慈恵会医科大学大学院内科系内科学腎臓・高血圧内科専攻
04年慶應義塾大学内科腎臓内分泌代謝内科留学
07年東京慈恵会医科大学大学院修了
07年東京慈恵会医科大学附属病院内科レジデント
08年東京都済生会中央病院内科医員
09年東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科助教、
現在に至る
 
【所属学会】
日本内科学会、日本高血圧学会、日本腎臓学会、
日本透析医学会、日本心血管内分泌代謝学会、
日本痛風核酸代謝学会、など

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