一般医学系

実地医家にできる不整脈の診かたと適切な治療・管理

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■講師 長田尚彦 先生(聖マリアンナ医科大学循環器内科 講師)
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【セミナー概要】
動悸を訴える患者は多く、診断するのは比較的苦労することが多いと思われます。安静時心電図検査は意外と来院時に動悸がなく、あまり有用な情報がとれないことも少なくないです。
今回の医療技術セミナーの午前中は、不整脈の診断方法、不整脈心電図の見方、専門医に送るタイミングなどについて説明します。自動解析による心電図判読の際の注意点、Holter心電図や運動負荷心電図などの検査の有用性、限界などもお話させていただく予定であります。
午後は不整脈の治療を中心にお話させていただきます。薬物治療で抗凝固薬の適切な治療法や、特に最近話題になっている心房細動に対するアブレーション治療、埋め込み型除細動器(ICD)などについても説明を加え、実地臨床の先生方がどのタイミングでこの様な治療を検討すべきかについてもお話させていただきます。
皆様のご参加をお待ちしております。
10:00-12:00日常でよくみる不整脈とは
1.不整脈の診断法
2.不整脈と12誘導心電図
3.不整脈を見たとき専門医に相談するタイミング
 
12:00-13:00昼食・休憩
 
13:00-15:00不整脈と治療・管理
4.不整脈の薬物治療と抗凝固療法
5.不整脈とカテーテル治療
6.不整脈患者の外来での管理法

セミナー要綱

セミナーNO. 229
開催日 2013年12月15日 10:00〜15:00
講師 ■長田尚彦 先生(聖マリアンナ医科大学循環器内科 講師)
診療科目 一般医学系
DVD価格 5,500円(会員価格/税込)

終了したセミナーの報告と開催の模様

■12月15日(日)に開催しました第229回医療技術セミナー「実地医家にできる不整脈の診かたと適切な治療・管理」は盛会裏に終了しました。
講師には、聖マリアンナ医科大学循環器内科講師長田尚彦先生をお招きしました。3年前の春にに「心不全」を、今年の6月に「虚血性心疾患」、10月に「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」をお願いして以来の4回目のセミナーです。講義は、ちょっとだけ高いトーンでの、かつ大きな声で、機関銃のように言葉が飛び出してくる、すっかりおなじみになった名講義です。
講義の組立は、午前が「日常でよくみる不整脈とは」との小タイトルで、?不整脈の診断法、?不整脈と12誘導心電図、?不整脈を診たとき専門医に相談するタイミングは・・・ということでした。午後は「不整脈と治療・管理」との小タイトルで、?不整脈の薬物治療と抗凝固療法、?不整脈とカテーテル治療、?不整脈患者の外来での管理法、ということでした。
で、お話は「狭心症」「心不全」や「弁膜症」は、心電図や心エコーではよく分からないのですが、「不整脈」や「心筋梗塞」「心房細動」は心電図でよく分かります・・・ということで、始まりました。肝心なのは実際の臨床症状であり、これはしっかりと観察して、治療に取り組んでいただきたい、と強調されました。
午前の講義では、質問を受けられるために30分前にきっちり終わられ、ああ今日は進行が楽だな、と思ったのものでしたが、質問が出るわ出るは・・・、届くは届くは・・・で、どうなることやらと思っておりましたら、結局20分も超過してしまいました。午後の診断と治療編でも、薬物療法の項になると質問がたくさん出ました。聞いておりますと、この間まで全盛を極めた「抗凝固薬」であるワーファリンよりも効きの良い薬が開発され、5年後にはワーファリンに取って変わられるであろうとの予測をお聞きしました。他にも定着した治療法として、「抗血小板治療」、カテーテルによりますアブレーション療法、デバイス治療等の解説がありました。
残されておりましたアンケートには、「もう少し心電図の読み方について聞きたかった」というものがありました。
ところで、この日のセミナーで、2013年度のセミナーは終了しました。この一年間、48件ものセミナーを開催しましたが、お世話になりました。皆さま、よい年をお迎えいただきますよう祈念致しております。

■講師 長田尚彦 先生(聖マリアンナ医科大学循環器内科 講師)
<専門分野>
心不全、心臓リハビリ、睡眠時無呼吸症候群
 
<略歴>
95年3月聖マリアンナ医科大学大学院卒業/4月米・セントルイス大留学/97年4月聖マリアンナ医科大学循環器内科助手/03年1月講師、現在至

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